2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
日本には 「都大路」なる言葉がありますが パリには 「都小路」 が名物です。 フランス語で「Passage パッサージュ」と言って 本来は 路地あるいは小路または抜け道 みたいな言葉なのです。 しかし 19世紀後半に入った頃のパリで 雨の日の雨宿りを兼ねて …
6月も末に近づき 好天のおかげもあって パリ中どこへ行ってもヴァカンス気分が溢れています。 中心地はヨーロッパ各国からの観光客が ひしめき合って歩いているし 住宅地に行くと お店の並ぶ通りですらほぼ人っ子一人歩いておらず 車もほとんど走っていなく…
頭上に 高々と 真紅のリボンが舞っていました。 ギャルリー・ラファイエットと言う おなじみのデパートの 史跡に登録され文化財指定を受けている 一部ステンドグラスを使ったガラスの大ドームの 真下に です。 なにやら 「C」と「L」(かな?)の組み合わせ…
この石像の主は アッシジの「聖フランチェスコ」 です。 彼に献堂された教会の横を通りかかって この聖人の石像が とてもモダンで かつ 分かり易かったので 取り上げてみました。 何がわかり易かったかというと この花崗岩を荒削りにした立像には あちこちに…
フランスには 祖国のために命を捧げた兵士を 国家が讃える記念碑が多く存在します。 パリ・エトワール広場の凱旋門の真下に 「第一次大戦無名戦士の墓」 があって ここが日本で言う千鳥ヶ淵の戦没者記念碑に 相当する。 その他 どの町や村にも必ず そこから…
今日 たまたま前を通った花屋さんの入り口に 紫陽花と 向日葵が 飾られていました。 今の時期は 公園や花壇のどこを見ても 紫陽花だらけ。 まさしく「旬」です。 盛りだからこそ 花屋さんでは 既に紫陽花は商品としては少なく立っているのですが この紫陽花…
郊外電車のある駅を降りて 駅前広場に下りて行く階段から 広場のバスターミナルの様子が 上から見下ろせました。 とってもエコを 意識してるのがわかりました。 細長い バス用のプラットホームが6本あり その屋根が 赤い色味の草で 覆われていました。 時た…
左岸 サン・ジェルマン大通りに とんでもないお店がありました。 何がとんでもないかというと 外観。 その外観の何がとんでもないかというと 色彩です。 鮮やかな あるいは毒々しい「紺」一色... って。 一昔前までのパリで 通りに面した外壁を こんな原色に…
2年ほど前にもなろうか はっきりしませんが 一度「アンドレ・シトロエン公園」のことを 書いた気がします。 それとも もう一つの長い方のブログだったか。。。。 今日 たまたま近くまで行く用事があったので ついでに寄ってみました。 6月20日火曜日の今…
パリの老舗デパートの一つ 「プランタン」の 地上界の一角に 不思議な空間がありました。 モニタース・クリーンが50台ほど並んでいて 一見 各社員の個別デスクを置かない企業の 共同パソコン作業ルームみたいな感じなのです。 4代のスクリーンが横並びだ…
このエドゥアール・マネの名作 「オランピア」という絵は おそらくほとんどの方が 美術の教科書で記憶しておられるでありましょう。 オルセー美術館に常設展示されていて 19世紀半ばの アカデミスム一辺倒の官制芸術であった美術が 産業革命による社会の変…
今日は とっても不思議なお店のお話です。 まず ものすごく小さなお店 というか 狭い狭いお店。 そして 何を売ってるのか 最初はよくわからないお店 なのです。 そのお店が いかに小さいかと言いますと。。 幅80cmあるかないか たった このドアの幅だけの…
昨今のシューズ 特に スニーカーとサンダルなど カジュアル・シューズの大暴れぶりには ついていけない空気を感じるのです。 とにかく エキセントリックを遥か通り越して 正気の沙汰ではない みたいな傾向が どんどん極端になって 一体どこを目指しているん…
とあるデパートの 「ルブロン・デリエンヌ」というフギュア・メーカーの 売り場。 樹脂製で完成度の高い美しい仕上がりの このメーーカーのフィギュアは すでに現代アートとして 通用している...らしい。 私自身も 時折街角のウインドーなどで見かけて 素敵…
6月13日火曜日 ものすごく日差しの強い まるで7月か8月のアンダルシアにいるみたいな 陽だまりを歩くのには勇気を奮い起こす必要がある そんな午後でした。 このブログを 定期的に読んでくださっている読者の方なら お馴染みの 時々訪れるモールの エスカレ…
パリは二日連続で薄曇りの 最高気温25度くらいで湿度の高い 蒸し蒸しした 1日でした。 エッフェル塔が 微妙にピンクがかった空の下で なぜだか普段より明るい色合いに見えて 不思議な雰囲気。 よくマーケットの買い物で利用する路線バスの 終点始発の停留…
左岸のオデオンの近くで 小さな頭像が飾られているのを発見しました。 これまで 数え切れないほど歩いたはずの場所で こんなものがあるなんて 全く気がつかなかった。 基壇に設えられている銘板を見たら シャルル・アズナヴールでした。 自分語りになってし…
気の利いたブティックや アンティークやジュエリー等の小さなお店などが並んで 車はあまり通らない静かな通りに なんだか上品な佇まいの お店がありました。 歩道から車道にはみ出す位置に テラス席があるので レストランか カフェか。。。 とてもシンプルな…
カルティエ・ラタンの一角に リュクサンブール公園があります。 17世紀初頭 アンリ4世の妃「マリー・ド・メディシス」が 夫を暗殺で失なった後 一人で暮らすために建てた宮殿「リュクサンブール宮」の お庭です。 宮殿は革命以後上院の議事堂。 巻頭の写…
住宅街のはずれ 道路の片側にしか建物がなく 反対側にはやや高くした位置の上に バスケット・コートかなにか施設があって その下が 歩道に沿って3mほどの幅で草地になっている そんなところを歩いていたら。 小鳥がいました。 嘴が黄色くて黒っぽい小鳥が3…
カルティエの本店の前を通りかかったら いつもと違う光景がありました。 お店の前の歩道から 車道側にはみ出た位置にある キオスクみたいな小屋が お花で飾られていたのです。 車道側から見るとこんな風で 実はこれ ホテルのドアマンの詰所みたいなものなの…
パリのオペラ座界隈の デパートの裏側あたりに 昔から夢の様なブティックがあります。 人通りは多いのですが 通りに面した路面店ではない。 地上階には別の商店が入っている建物の 玄関を入った奥の いわば中庭の位置にひそりと。 それは 子供用の晴れ着専門…
「サン・シュルピス教会」という 教会があります。 ノートルダム大聖堂の火災からの修復工事により パリ大司教座が 臨時に置かれている 床面積で ノートルダムに次ぐ2番目に大きな教会です。 この教会を横断する位置にパリの子午線が走っており それが 二十…
日本に比べたらまだ天国かもしれませんが パリも暑いです。 四年前の火災による天井と尖塔の崩落の 修復が急ピッチらしい ノートルダム大聖堂の辺たりまで 遠出してみました。 あちらもこちらもすごい人出で ストリート・パフォーマンスの実演中の 何人かと…
今日は 選択肢のお話です。 午後は24度まで気温が上がり 青い空と眩い光が すでに夏を主張していて 半袖シャツで一枚で充分な 5月の最終日となりました。 オペラ座の界隈で なんかユニークな佇まいのお店があるのです。 おっとりとして 静かな上品さを感…