今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の旬と走り

 

今日

たまたま前を通った花屋さんの入り口に

紫陽花と

向日葵が

飾られていました。

 

今の時期は

公園や花壇のどこを見ても

紫陽花だらけ。

 

まさしく「旬」です。

 

盛りだからこそ

花屋さんでは

既に紫陽花は商品としては少なく立っているのですが

この紫陽花のピンクが

とっても印象的でした。

 

 

そして

このお店でもう一束売っていた紫陽花が

この白い花。

 

本来は白い紫陽花のはずですが

まだ開いていないので

淡いグリーンなのだと思います。

 

この色合いも

なんとも言えずウブウブしいというか

生命の誕生してくる直前のような

生気を感じました。

 

 

名前も知らない

初めての公園に立ち寄ってみたところ

入ってすぐのアクセスに

多数の小さなピンクのお花の集団。

 

 

近寄って行くと

これも紫陽花です。

 

 

やや先の方の右側には

もっと赤い花。

 

 

それも紫陽花。

 

その向こうに

まだ全然開いていない株もあります。

 

 

 

平らな

お皿みたいな花が

上下に重なるように並んでいるのも

開ききった美しさとはまた違った

初々しさがあって悪くないです。

 

それぞれの株で

開いている段階が異なるのは

意識的に植える時期と順番を考えたのか

種類が異なる為なのか。。。

 

今が盛りの旬の紫陽花といえども

植えてある場所によって

様々な姿を見せて切れて

もう少しの間

歩く人々を楽しませてくれる様です。

 

そして。。

 

 

それに比べて

まだ「走り」の時期と思われる向日葵は

花屋さんにも

まだほとんど見かけません。

 

 

切り花だけではなく

鉢物の向日葵も並んでいました。

 

向日葵と言うと

ゴッホを思い浮かべますが

ソフィア・ローレンと

マルチェロ・マストロヤンニ主演の

映画「向日葵」も

とても印象深く心に刻まれています。

 

ヴィットリオ・デ・シーカ監督とともに

イタリア映画全盛期の顔ぶれが

懐かしい。

 

あの舞台となった広大なヒマワリ畑は

ウクライナだったのですよね。

 

当時のソヴィエトの「計画経済」とやらで

それぞれの衛星国の農業には

一種類の作物が割り当てられていて

当時ウクライナのその地方では

ヒマワリだけが作付けられていたんだそうです。

 

その地方というのが

『ヘルソン州』だったということも

記憶にとどめておきたい事柄ではないでしょうか。

 

甘く切なく悲しい

戦争映画でした。