今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリは晩春も曙

 

4月最後の日曜日。

 

何をとち狂ったか

早朝にセーヌまで行ってみた。

 

早朝といっても7時20分頃で

それほど早朝でもありませんね

すみません。

 

 

連日の

薄曇り時々晴れ間

ところによって

小雨

という日が続いているので

とっくに日の出の時刻は過ぎているにもかかわらず

空はまだ暗かった。

 

そして

突然雲の切れ目から

旭日が差してきたのです。

 

 

ほんの1分間ほどの間に

雲の裂け目を押し広げるかのように

光芒が広がり

強さを増して

みるみる

眩しくなって行きました。

 

 

アポロンの放つ光の矢の束が

目を鋭く射抜きます。

 

暗く

気温も6度ほどしかなくて

肌寒いのにもかかわらず

例によって

既にSNSの撮影者が出張っており

ボディコン黒ラメのミニのワンピのお嬢さんが

くねくねと歩く後ろ姿を

カメラが折っていました。

 

いつものことながら

見せられる方は

痛い。

 

 

そして

ウエディングフォトの準備をするグループも

おりました。

 

 

この場所は

連日ウエディングフォトの撮影グループが

引も切らさず

集まるのですが

今朝見たケースは初めての

派手派手な

造花の群れに

驚いた。

 

暗い中での逆光だからまだよかったけれど

もう少し時間が経って

初夏のように晴れ渡るとすると

これまた随分痛い光景だと想像して

思わず苦笑。

 

風薫る五月まで

いよいよあと二日を残すのみ。

 

光陰矢のごとし。