今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のはしり

 

出ました

出ました。

 

青果店の店頭に

積み上げられてた

今年初お目見えの「セップ茸」を

発見。

 

イタリア語での

ポルチーニ

の方が

日本では通じやすいのかもしれません。

 

 

秋の味覚と言えば

キノコを外すわけにはまいりませぬ。

 

そして

ヨーロッパでキノコといえば数ある中で

その登場が地元民の心をくすぐるのは

セップなのです。

 

なんといっても

シンデレラの

七人の小人のお家にもなってるくらいなんですから。

 

 

その登場が市民に秋の到来を告げる

という意味で

そして市民がその登場を喜びを持って待ち望む

という意味でも

さらに

秋の「美味しい」を代表するという意味でも

日本の松茸のポジションなのです。

 

松茸ほどにド高ではありませんが

それでも結構なお値段なのです。

 

 

形も大きさも

極めて不揃いなのも

「天然物」ならでは。

 

 

早速

何人かの若い女性客が

買っていました。

 

好きなのを 

好きな数だけ選んで

量り売り。

 

 

このごつごつとした

鬼の手の甲みたいな傘といい

他のどれよりぶっとい石づきといい

他を凌駕する威容を誇る一本。

 

 

フランスで高価なキノコといえば

トリュフがすぐ浮かぶでしょうが

あれは

土の中に潜っている

キノコらしい形をしていない

そしてやたらに高価

ということで

一般の台所で普段使いはされません。

 

 

そこへゆくと

セップは日常的。

 

粗切りでバターでソテーして

ステーキの付け合わせにしたり

小さめにスライスしてバターで炒め

オムレツを作ったり。

 

はたまたリゾットにしたり。

 

秋の「おふくろの味」の定番です。

 

 

今年は夏が雨がちだった日々で

葡萄の生育が芳しくなく

ワインにはあまり歓迎されない気候でしたが

そんな天候の夏の年は

秋にキノコの生産が豊かになる

というのが常識だった。

 

なのに、今年はキノコまで不作だそうで

地球は一体どうなってるんだろかと

心配になってしまいます。

 

その昔

鉄道も通ってお=いない

フランスの最深奥部といわれた『ペリゴール地方』で

とあるシャトーのレストランで出てきた

セップをこれでもかと上に盛り上げた

平たいオムレツが

とても美味しかった記憶が蘇ってきました。

 

馬も人も肥える秋です。

 

 

 

今日の一休み/疾走を終えて

 

10月になった最初の日

ヴェルサイユに行ってきました。

 

なぜなら

お馬さんを見る為です。

 

 

今年は何度も愚痴ってきた通り雨がちで

気温もあまり上がらない最悪のフランスです。

 

春の長雨が

そのまま秋の長雨につながってしまった

秋の夜長ではなく

秋の長雨の

「長月」になってしまった感じの9も終わり

神奈月の始まり。

 

そんなこんなの今日は

一応陽光にもめぐめれまして

ヴェルサイユもそこそこの人出でした。

 

 

これ

ご記憶にありますかしら。

 

先だっての

パリ五輪2024の

あの悪評だった開会式で

おそらくオペラ座の怪人』と思しき人形(ひとがた)が

製菓のトーチを持って打ち跨り

セーヌを失踪した

あの

機械仕掛けのお馬さん

『ゼウス』

なのです。

 

ギリシアの最高神の名をいただく

可動式機会馬です。

 

 

今日から11月後半まで

ヴェルサイユ宮で特別展示されると聞いて

行ってみたのです。

 

 

初日ということもあって

テレビが取材してました。

 

極右系(笑)と悪名高い

24時間ニュースチャンネル「BMFTV」です。

 

 

各部ともに

なかなかにメカメカしい。

 

 

ブルターニュの首邑「ナント」の

建築設計デザイン工房の製作だとか。

 

 

正面と正対。

 

 

お尻とも向き合ってみた。

 

外殻はアルミ製で

各種超合金の組み合わせ。

 

 

 

『ゼウスの疾走展』

のポスター。

 

2枚目の下部にQRコードが写っているので

公式サイトの説明ページを訪問できます。

 

 

セーヌを数キロに渡って遡行するので

事前に

ブルターニュの

小島が沢山浮かぶ風光明媚な内海

『モルビアン湾』と

セーヌとで

水上走行実験も行ったとか。

 

あの開会式は

全体的には冗長で

主題が多すぎ

登場人物も多すぎ

テレビで見ていれば内容が把握できたものの

セーにの沿っての河岸と

いくつかの橋上にある観客席からは

自分が見ているものしかわからず

雨の中大変だったと

見た人たちに同情してしまったものでした。

 

 

コロナ禍は既に過去のエピソードとなり

宮殿は

各国の訪問客で賑わっていました。

 

めでたし。

 

ゼウス君お疲れさんでした!

 

 

今日の多様性

 

パラリンピックの真っ最中の先日

行きつけのハイパー「カルフール」で買い物をした後

キャッシャーから出て

出口に向かう通路で

パリ2024ゴリパラのマスコット

赤い三角帽子『フランジュ』の着ぐるみに遭遇。

 

みな一緒に写真撮ってます。

 

身長が優に2m超える

巨大さ。

 

普段そういうのに興味のない私ですが

通りすぎてから

せっかくの会期中なんだからと

引き返して

一枚撮させていただきました。

 

その時よくみたら

片足

義足だった!

 

そうか

パラリンピックだもんなあ。

 

ゴリ・パラ

同じマスコットだと

すっかり思い込んでました。

 

そんでもって

その後あれこれ注意して観察してたら

あちこちでみかけましたよ

ええ。

 

 

 

 

テニス会場近くの

ゴミ置き場の覆いにも。

 

五輪くんと一緒に

そして

なぜかパラちゃんの方が大きい。。笑

 

 

五輪の表彰式で

メダリストたちには

メダルの他に

円筒形の筒に入った五輪ポスターをもらってた。

 

でも

パラではフランジュ。

 

やっぱり

片足が義足です。

 

その片足義足のフランジュちゃんが

なんか

かわゆいのですよ

五輪のに比べて。

 

でもって

さらに調べたら

各競技の指示図形

いわゆるピクトグラムも

フランジュでした。

 

以下の図形は

大会公式HPからいただきました。

 

陸上競技

 

カヌー

 

バドミントン

 

車椅子バスケットボール

 

 

ボッチャ

 

ブラインド・サッカー

 

自転車競技

 

 

馬術

 

車椅子フェンシング

 

ゴールボール

 

柔道

 

競泳

 

車椅子ラグビー

 

車椅子テニス

 

卓球

 

アーチェリー

 

射撃

 

トライアスロン

 

バレーボール

 

主だった物をあげてみました。

 

このパラ専用のフランジュちゃん

可愛いでしょ!?

 

 

それにしても

日本でこれやったとして

受け入れられるのでしょうか??

 

なんか批判が多く集まりそうで

祖国の社会精神が

怖い。。。

 

 

お土産屋さんにも

普通に売ってました。

 

未就学と思われる年齢の子供たちが

買ってもらって

愛おしそうに

胸に抱きしめていました。

 

© BERTRAND GUAY / AFP

 

 そして

つい先ほどパラリンピック2024パリの

閉会式が終わり

間隔を置いて約7週間続いた

オリンピック・パラリンピック騒ぎが

やっと終了しました。

 

五輪の開会式が雨で

パラの閉会式も雨でした。

 

これからさらに雨がちの秋が

どんどん深まってゆく

パリです。

 

 

昨日の『真夏の夜の夢』

©Marie Amelle Marchal by ActuParis

昨夜

パラリンピック・パリ2024

が開幕しました。

 

先立っての五輪は

開幕式が作家と演出家の自己満足の極みみたいな

TVで観る分には良いが

高いお金を払って客席にいる観衆は

自分のいる場所のことしかわからず

4時間以上雨の中でどうし様も無かった。

 

ところが

パラは違いました。

 

2時間半ほど

それは美しいひと時を見せてくれました。

 

今日の写真は

全て仏国営テレビ「A2」の画面を写した物です。

 

 

20分ほどのモブダンスが

極めて素敵でした。

 

 

8万平米のコンコルド広場。

 

 

 

選手団入場は

夕焼けに映える凱旋門を背に

シャンゼリゼから。

 

 

幼稚園のお出かけみたいに可愛い

ブラジル。

 

 

広場中央のオベリスクの左右の

噴水までの位置に

特設ステージ。

 

 

 

三色旗色の長ーいケープを纏ったDJ が

選手入場の間中

ご活躍。

 

 

黒々としたシャンゼリゼの半分の緑地帯の

途切れた位置のロータリー辺りから

選手団はコンコルドに向かいます。

 

 

インドの頃は

背景は真っ赤な夕景に染まってしまった。

 

 

 

背景に

暗いけど凱旋門。

 

 

 

スタンドに日の丸が。

 

 

DJに絡む赤い三角帽子のマスコット。

 

各国亡命選手統一代表団。

 

パレスチナ代表団。

 

ウクライナ代表団。

 

この3選手団の入場時は

観客席は

貴賓席も含めてスタンディング・オベーション。

 

 

そして

しんがりが開催国フランス。

 

 

彼らは

DJの音楽ではなく

ジョー・ダサンの「オー・シャンゼリゼ」にのって

ノリノリで行進。

 

 

まるで閉会式みたいなリラックスぶりで

左右に並ぶスタッフに乞われると

一緒に写真を撮りまくり。

 

 

五輪と違って

各国選手団は椅子席に着座。

 

 

そして

また見せ場が続きます。

 

 

男女とも片腕のない歌手が

モブの中を

歌いながら駆け巡る。

 

 

一糸乱れぬ

とは違うけれど

モブダンスの美しいこと。

 

 

そして

モブのパフォーマンスが終わると。

 

 

フルート独奏での仏国家演奏で

国旗掲揚。

 

 

ピアノのパラ讃歌弾き語りで

パラリンピック旗の掲揚。

 

 

役員と

男女の選手2名と

スタッフとで

宣誓。

 

 

その後

ギターとドラムスとピアノとの

静かな曲が続く。

 

 

結構な時間演奏が続く。

 

これは何かを待っているのか。

 

きっと「ゴドーを待ちながら」の

演奏に違いない。

 

サミュエル・ベケットの名作

「En Attendant Godo」なら

最後までゴドーは出てこず

一体ゴドーって誰?

なのですが。。

 

 

来た!

 

この日のゴドーは

聖火を持って現れた。

 

 


モブダンスの群衆の間を縫う様に

何人ものパラのメダリストにリレーされて

ステージを回る聖火。

 

 

花火が上がって

いよいよ。

 

 

コンコルド広場に隣接する

チュイルリー公園に入ってゆく。

 

 

なんという

美しい光景だろうか。

 

 

そして。。

 

 

五輪でも使われた

あの聖火大の前に到着。

 

 

丸い池の周りを一周し

中央に設置された

火を使わない聖火台に向かいます。

 

 

さらに三人が待っていて

合計五人で点火。

 

 

 

点火された聖火台は

気球によって。。

 

 

晴れたパリの夜空に浮かび上がった。

 

 

そして

コンコルドではいよいよフィナーレの出し物が。

 

 

そして最後を飾る花火。

 

 

オベリスクの南北の噴水は

其々4面のヴィジョンが付けられた

円筒形に囲ってあって

見えないはずの噴水も

水を上げ照明が当たっている。

 

 

巨大ステージで踊りまくっていたダンサーたちが

両側の縁に集まって

選手団と観衆とにお礼とお別れのご挨拶。

 

 

それを合図に

選手団が退場し始めます。

 

 

選手団は全員とっても楽しそうで

ダンスと

音楽と光と色とに包まれた

それはそれは

美しくも素敵な開会式でした。

 

 

 

 

今日が前日

 

8月も余すところ後4日。

 

明日から

今度はパラリンピック2024が始まります。

 

先だってのオリンピック程の

大掛かりな大会ではないのだろう

メトロの運行変更や

交通規制なども

ほぼ無いようで

日常生活には殆ど支障はないのが有難い。

 

五輪のような

構成作家の自己満足のような大げさな開会式ではなく

パラは

シャンゼリゼからコンコルド広場にかけて

開催式が行われるとか。

 

ということで

マドレーヌ教会と

コンコルド広場とを結ぶ

『ロワイヤル通り』に行ってみました。

 

 

通りの中ほど

『フォブール・サン・トノレ通り』カラフルな

北側を見ると

冒頭写真のようにマドレーヌ教会があり

反対の

南側がコンコルド広場。

 

 

五輪で大熱戦を繰り広げた

スケボーや

ブレーキンが行われたこの場所は

相変わらずの有様です。

 

 

広場は鉄柵で囲まれて入れず

仮設の観覧席の位置も

囲ってあるので中は見えません。

 

当然です。

 

でも五輪の大会式前は

開会式の仕掛けの設置と保護のために

各施設のこんなに直近までは

来られなかった。

 

 

囲いに沿って東側を見てみると

チュイルリー公園に入ってすぐの

『ジュー・ド・ポーム』が

ちらりと見える。

 

シャンゼリゼから行進がはじまるのだろうが

まさか

エトワールの凱旋門からではあるまい

2kmもあるのだから。

 

では

どこから?

 

ということで

シャンゼリゼを辿ってみた。

 

 

シャンゼリゼの東側半分くらいは

10車線の車道の両側は

緑地帯とよばれて

公園のようになっています。

 

その途中で

歩道からコンコルドを振り返ると

こんな感じ。

 

もちろん

車道は囲ってあって

見えない。

 

 

1m80ほどの高さの囲いの上に

腕を伸ばして

カメラを突き出して撮してみた。

 

緑地帯の部分から商業地区に切り替わるロータリー

「ロン・ポワン・デ・シャンゼリゼ」

を過ぎてから

車道の中を

塀越しに撮すと。。

 

 

そして程なく

囲いがなくなりました。

 

 

要するに

ロンポワンから

スタートするようですね。

 

観光客が

囲いの位置から凱旋門の方向に

写真を撮っています。

 

 

囲いの一部に覗き穴があったので

そこから

コンコルド広場に向かって見てみたら

こんな感じです。

 

 

望遠にして引っ張ってみた。

 

あれこれ

最後の準備が行われているみたいです。

 

向き直って

反対側が凱旋門の方向。

 

 

凱旋門の上部には

五輪開始前から

パラリンピックの公式マークが

掲げられていました。

 

 

拡大して不明瞭になったし

逆光で

はっきりわかりません。

 

さて

明日の開会式は

どんな具合に進行するのやら。。。

 

 

 

今日も間奏曲 第二楽章

 

これまでにも話題にしたことがあると思いますが

パリの左岸

サンジェルマン・デ・プレと

リュクサンブールとの中間あたりに

『サン・シュルピス教会』

があります。

 

パリでは

全ての教区の教会がゴシックの時代に建立され

それ以後の時期には

教会を建てる必要がなくなってしまった。

 

ルネサンス時代の教会も

17世紀古典主義の教会も

ほとんどなく

この「サンシュルピス」は

数少ないルネッサンス様式のもの。

 

 

教会前の広い広場に在る

近世の大神学者四人の像を四方に配した

四角いパヴィヨンを中央に持つ大噴水は

なぜだか水を上げていない。

 

とおもったら。

 

周囲を「パリ2024」のシンボルカラーの

囲いで仕切ってあって

中で何やらやってました。

 

 

五輪期間中に

各種の制約で日常の生活のパターンが狂ってる家族が

集まってみんなで楽しもうよ

みたいな場所が

パリとその周辺自治体に作られてた

そんな一箇所みたいです。

 

 

 

やや小振りのパブリックヴューで

子供向けのアニメをやってるました。

 

日除けのテント屋根の下には

椅子が並んでます。

 

 

レインボーカラーのシートが。

 

色分けゾーンごとに数字も書いてあり

どうやら砲丸投げのピストを模した

投擲遊びのコーナーらしい。

 

 

ソフトボール大の

カラーボールがありました。

 

 

お嬢ちゃんが

両手投げで果敢に挑む。

 

横にいるのは

彼女を連れてきたお爺ちゃんでしょう。

 

手前は係の女性。

 

 

ミニゴルフも。

 

 

ラインを読むお嬢ちゃんは

上の投擲もやってた。

 

積極的に施設を楽しんでる模様。

 

 

ちっちゃくない人も

ちっちゃな子達と同じ様に

楽しむ権利があります。

 

みんな平等です。

 

 

 

なぜだか

アイルランドの紹介パネルみたいなのも

並んでた。

 

今週は

「アイルランドの週」

なんだろか?

 

 

町内に住んでる家族にとっては

利用価値があるのでしょうね。

 

ちなみに

この教会は

パリの大聖堂「ノートル・ダム」に次いで

パリで2番目の床面積をほこります。

 

屋根を火災で失って

修復中でその機能を停止している

パリ大司教区大司教座は

この「サン・シュルピス」に置かれています。

 

そして

この教会の中を

パリの子午線が通っていて

そのことが

20年ほど前の世界的大ベストセラー

『ダヴィンチコード』

のテーマの一つになっております。

 

後2日で

今度はパラリンピックです。。。

 

 

今日の間奏曲

 

問題だらけだったパリ五輪の狂騒が終わって10日

そして

1週間後にはパラリンピックを控えた

今日8月21日水曜日

久しぶりに

トロカデロ広場に行ってみた。

 

ここは

シャイヨー宮のテラスから

エッフェル塔が最も美しい角度で見晴らすことができる

パリの代表的な観光ポイント。

 

真下の

大噴水のあるトロカデロ庭園に

開会式のスタンドが仮設されて

テラスからのエッフェル塔を見たい観光客たちは

通常より狭められたテラスに入る検問に

長蛇の列を作ってた場所。

 

 

検問所へのアクセスは当然のことながら

がら空き。

 

手荷物を「形だけ」覗く係も

等閑に職務を果たしているが

ほぼフリーパス状態。

 

 

 

エッフェル塔の五輪マークは

大会終了後にもかかわらず

そのまま残っている。

 

ちなみに

凱旋門にはパラリンピックのマークが

五輪開始前から取り付けられて

大会中も終わってからもそのまま。

 

ということは

エッフェル塔の五輪マークは

パラ期間中もずっとこのままなのだろう。

 

 

テラスの

先端まではいけないが

それなりに人々は居ました。

 

 

最先端の鉄柵で

各々写真を撮り

終わると

待ってる人に場所を譲るという感じで

意外と楽でした。

 

 

テラスに向かって右端から入り

出るのは左端。

 

ここから入ろうとした外国人に

入り口は向こうだと言われて

聞き返す人たちもいる。

 

 

五輪の開会式前から当日までは

セーヌの両岸は通れなかったので

日常がえらい迷惑なことだった。

 

色々な仕掛けを保護するためだったと

後で理解したのでした。

 

パラの開会式は

場所が変わって

シャンゼリゼからコンコルド広場にかけてで

行われるらしい。

 

五輪よりは

人も少ないだろうし

会期も短いだろうが

落ち着いた生活に戻れるには

まだもう少し

辛抱が必要な様です。

 

 

 

今日は開戦前夜

写真 : Galeries Lafayette

 

開戦と言っても

戦争ではありませぬ。

 

例のパリ五輪パラ2024のことです。

 

今日7月25日は

開会式前日。

 

と言っても

いくつかの競技では既に予選が始まっており

競技数を増やしすぎるから

こんなことになってしまう。

 

初戦に負けた参加者が

開会式に臨む時の気分はどんなんだろう。

 

 

GYALERIES LAFAYETTE デパートのウインドーに

面白い写真がありました。

 

パリのあちこちを背景にした

アスリートの勇姿。

 

 

 

 

 

この辺りのセンスは

悔しいですが

さすがフランス人といいますか。。

 

我々日本人ではちょっと創作できない

かも。

 

だがしかし

現地はちっとも盛り上がってはおりません。

 

観光客の行かない住宅街は

まるで無人空間に見える。

 

パリジャン達は

混乱を嫌って

ほぼヴァカンスに行っちゃったらしい。

 

 

郵便局前の通りも

誰も歩いておりません。

 

スーパーもがらがら。

 

 

店内に

関連商品が集められた一角が

ありました。

 

 

ほんの申し訳程度の公式マスコットの周りは

PRINGLES のポテチと

クローネンブール

(フランスでは一番上品なビール)

の最上級商品「1664」の

リミテッド・エディション。

 

 

 

パリ五輪のシンボルカラーの缶。

 

しかし

誰も手に取っていないらしく

綺麗に積み上げられたまま。。。。

 

 

行政が騒ぎ

観光客だけ押し寄せ

現地住民はそっぽ。

 

壮大な勘違いが

続いている様な気がします。

 

五輪はアテネに固定するべき。

 

そうすると開催候補都市の競争も無くなり

その調整と選出のプロセスがなくなると

IOCの存在が不要になり

会長以下五輪貴族が放逐されるでしょう。

 

開催都市は膨大な税金の無駄遣いがなくなり

負のレガシーなども存在しなくなり

ギリシアは経済的に潤う。

 

ウインウイン

だと思うのですがねえ。。。。

 

 

今日は五輪の精神の目撃者

 

シャンゼリゼに

東側のはずれ「コンコルド」から

入って

進行方向左側の緑地帯の一角に

何やらブロンズの彫刻が目に止まった。

 

 

近づいてみると

彫像の前に五輪マークが。

 

ってことは

これは

目前に迫ったパリ五輪のためのものに違いない。。

 

いつ設置したんだろ?

 

 

近年

IOCは五輪期間中に

次回開催都市の国籍の芸術家に依頼して

五輪の精神の目撃者としての作品を

開催都市の公共の場所に据え付ける企画を

行ってきたそうです。

 

Programme Plympic Art Vision

というキャンペーンらしく

別名

Olimpic Museum

だそうです。

 

ちなみに前回東京大会の際には

フランス人グザヴィエ・ヴェイヤンの作品が

東京のどこかに飾られたとか。

 

知らんかった。

 

 

調べてみると

今回のパリは

パリ五輪実行委員会が選んだ

ロサンゼルスで主に活躍している

アメリカ人女性作家『アリソン・サアール』

の作品だとか。

 

 

と言うことで

左手に持つのは

金彩の聖火です。

 

この作家は

元来

人権や平等や固有の文化の由来などをテーマに

特にここ40年

アフリカ系女性のアイデンティティーの模索に傾注して

創作活動を続けているそうです。

 

ちなみに

本人は白人女性。

 

 

右手で支えて

膝の上にあるのは

平和の象徴であるオリーヴの小枝の束。

 

 

直径5mほどの円周上に並ぶのは

世界の各地域を代表する椅子。

 

彼女に向かって左から時計の逆回りで

東アフリカの折りたたみ椅子

中央アメリカの子供用の椅子

本来は陶器製の中国の樽型椅子

昔のフランスの田舎風三脚椅子

古代オリンピアードの絵にもみられるグレコロマンの

代官椅子

ヨーロッパの近代の椅子。

 

 

ちなみに

観光客などが座っても

叱られないそうですよ。。。

 

作品のタイトルは

「サロン

制作のテーマは

フランスとパリの複合文化主義

 

 

この作家は

回収材料と自然物質のみを使用するそうで

この作品群も

台座は環境汚染や各種変動に抵抗力の強い

中央フランス火山地帯の花崗岩と

アルプスの溶岩で

ブロンズ鋳造は

二酸化炭素排出を最小限に抑える

フランスの加工技術のノウハウで

制作はフランス国内で行った。

 

五輪が終わっても

2024パリ五輪の記憶を伝え続けるために

ずっとその場所に置き続けられるそうです。

 

 

今日の闇雲な螺旋

 

ぐるぐる。

 

別に

意味もなくぐるぐる。

 

靴屋さんの店内ですが。

 

たくさんの

カラフルな素敵なお靴が

ぐるぐるグルグル。

 

謎だ。

 

 

ヒールは無くとも

螺旋はある。

 

シルバーだったり

ブラックだったり。

 

 

エナメルだったり

ラメつきだったり。

 

 

 

濃かったり

薄かったり。

 

 

ブーツだったり

ミュールだったり

尖ってたり

尖ってなかったり。

 

 

ゴールドは

時空を超える。。

 

 

メレダイヤ風も

定番なのだ。

 

 

つま先が

有るか無いかも

問題ない。

 

 

螺旋は

時も民族も思想も超えて

みんなを虹の彼方に

お連れします。

 

本日は

意味のないファンタジーでした。

 

 

 

今日のパリは235年目

本日の写真はすべて@FranceTelevision から

 

今日2024年7月14日から

遡ること235年。

 

パリで革命が始まった。

 

この日をもって

「フランス共和国」が誕生した。

 

どの時点を革命の勃発と定めるかには

いくつかの考え方があり

1880年に革命勃発の日を

国の祭日に定める協議をした際

パリの民衆が「アンヴァリッド(廃兵院)」を襲撃して

武器保管庫から大量の銃器を奪った

前日の7月13日も大いに考慮されてきたし

アンシアン・レジジューム(旧体制)

が破棄された8月4日という考え方もあったが

結局「バスチーユ牢獄の襲撃」の日を持って

国民の祝日に指定された。

 

日本では

この日のパリを描いた戦前の映画の邦題から

「パリ際」

と呼ばれている。

 

 

例年シャンゼリゼで行われる

大統領の全軍閲兵と

各部隊及び兵器車輌の分列行進は

今年は

シャンゼリゼ出口のコンコルド広場に

五輪の一部競技の会場が設置されているため

「フォッシュ大通り」での開催となった。

 

 

フランス国軍全部隊の指揮官と代表兵士が会両側に整列し

凱旋門から

大統領が終点の広場に設置される貴賓席まで

車輌で閲兵し

貴賓席前で式典が行われる。

 

 

 

ノルマンディー上陸作戦に参加した

9カ国から招かれた兵士達も参加して

各軍の参謀長や総司令官が大統領に紹介される。

 

 

それが済むと

フランスのあらゆる軍関係の士官学校学生と

全ての部隊の精鋭の行進。

 

 

 

有名な「外人部隊」は髭面で

最前線で攻城戦の際に

城門を打ち砕く「斧」を担ぎ

革の前掛け着用が

伝統。

 

 

国民に一番人気があるのは

消防部隊。

 

フランス消防隊は陸軍に属し

単に火災出動だけではなく

医療用救急車の派遣や

鍵を家に中に忘れて外出したり

バルコニーに出て窓に鍵がかかってしまった時など

パリ市内だけでも

年間50万件ほどの出動があり

全国民に愛されている。

 

 

 

 

兵士たちの行進が済むと

全国各地から秒単位で計算して集結した

各種航空機が

凱旋門上空から

通りの高度300mを飛行する。

 

 

全軍の行進が終わると

大統領が公務で外出する際に前後を固める

近衛義状隊が貴賓席まで行進してくると

最後尾に五輪のトーチを持った士官がいた。

 

 

 

 

 

後方からカラフルな人員が行進してきて

聖火を持った士官を追い越し

その後。。。

 

 

五輪の話を形作る。

 

 

 

 

 

今日パリに着いた聖火の受け渡し。

 

 

 

白のジャージの上下の青年達は

おそらく選手達だろう。

 

貴賓席の前で

全員にトーチが手渡しで回されてゆく。

 

 

 

 

その間ずっと

消防部隊音楽隊のコーラスが感動的に

続いた。

 

 

全員がトーチに触り終えると

代表が掲げながら

全員が退出。

 

それが終わるのを待っていたかの様に

アクロバット飛行隊の登場。

 

 

 

 

今年は五輪の準備で場所が変わり距離が短く

部隊行進も数が減り

さらに

航空機の数もうんと減って

車輌の行進が全くなかったことで

1時間半程で終了した。

 

 

終わった直後の空には

トリコロール(三色旗)の飛行雲が

うっすらと漂っておりました。

 

 

今日の国会議事堂は闘うヴィーナスがお出迎え

 

パリ五輪開幕まで

あと24日。

 

日本で想像するほど(知らんけど)盛り上がっていない

パリ市内は

依然としてコートを着た人も見られる

夏らしくないお天気で

パリジャン達は

五輪に

さほどの関心を示している様には見受けられない

今日この頃。

 

そんな空気の中で

国民議会(下院)議事堂である『ブルボン宮』の正面に

ミロのヴィーナスが

勢揃いしている。

 

 

六人もの

カラフルなヴィーナスが

本来は無いはずの両腕に

それぞれの闘いの武器を手にして。

 

 

実になんとも

ポップな光景と

言わざるを得ないではありませぬか。

 

左から順に。。

 

 

赤紫のヴィーナスは

テニスのプレイヤー。

 

 

黄色のヴィーナスは

木久扇師匠ではありません。

 

サーフィン選手のヴィーナスです。

 

 

ブルーのヴィーナスは

バスケットボールの選手。

 

 

オレンジ仕掛けのヴィーナスは

アーチェリー。

 

 

赤いグローヴが生えるヴィーナスは

緑のたぬき

ならぬ

精悍なるボクサー。

 

 

イエロー深紅のジャヴェリン(槍投げの槍)を構える

深紅のヴィーナス。

 

古代からの

最高の美術品を大量に有するフランスは

実は

ポップアートが大好き。

 

笑点メンバーもかくや

福岡の成人式会場も真っ青

と言えるほどの

色鮮やかな衣装に身を纏ったヴィーナスによる

勢揃いのお出迎えには

来週の第二回投票で確定する新国民議会議員たちも

きっと頬が緩むに違いない。

 

 

本家元祖のご本人は

失われた腕をもらって

溌剌と競技場で躍動する(かもしれない)分身達に

きっと満足することでありましょう。

 

 

8万人収容の陸上競技場

6万人収容のサッカー場

多目的室内競技場

プール

4大メジャーをやるテニス場

などの既存施設はそのまま使い

残りの多くの競技が

鉄パイプを組み合わせて作る

臨時会場で行われ

終了と同時に撤去される。

 

 

色々市民生活に迷惑が及んでいるものの

どっかの国の五輪みたいに

3兆7千億円

なんて膨大な税金を浪費しないところは

褒められるところだと

思うのであります。

 

 

今日のパリは待ちかねて。。

 

世界的が

ラ・ニーニャ現象とやらで

あつい

あつい

と騒いでるらしい。

 

北中米から

アジア中央部を経て中東経由欧州まで

熱波が渦巻いてる。

 

らしい。

 

ただし

その気象図は

イベリア半島とフランスにだけ

及んでいないのです!

 

 

今日の午前中も

霞が掛かった空に隠れて

お陽様は

恥ずかしそうに引っ込んでたりした。

 

毎日

午前中は10度から最高でも14度

午後にやっと21〜22度止まり。

 

その上

1日の何処かで小雨が降る。

 

もう

6月も下旬だぞ。

 

洋服屋さんのウインドーは

5月にはいって

一斉に初夏の色彩に溢れたのですが。

 

カラフルで

軽い生地の夏らしい服が

全然売れずに

虚しくぶら下がってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この色彩の氾濫は

お天気の反乱で

ウインドウの中だけにとどまらされた

小宇宙。。

 

あと1週間で

今年の夏のバーゲンが始まると言うのに

これらの服は

正価で変われることなく

値下げで処分されてしもうのだろうか。。

 

 

 

謎のデザインのバッグが

やけくそ状態で

人目を引くのも

心悲しい。

 

 

7月中ばにバーゲンが過ぎると

ウインドウは秋物に取って代わられるのです。

 

欧州の8月は

すでに秋の気配になるので。

 

そんな

夏が来ないパリで

とうとう真夏の格好で

表を練り歩く

痺れを切らした人を見つけました。

 

 

チェーンジャラジャラの男性は

結構厚手の生地の上着姿でも

連れも女性は

思いっきり

背中に生地がない盛夏仕様。

 

そうですよねえ

肌をやきたいですよねえ。

 

もともと夏が短い欧州では

肌を焼く事は

特に女性たちにとっては

夏を楽しく過ごした証であると同時に

ビタミンDを補給する

大切な行動なのでありますから。

 

おじさんの目を

楽しませてくれる事も

ありがたい事ですしね(笑

 

 

今日のパリは目玉が溢れている

 

以前

パリでも日本のテレビ番組を見ることができる

『JSTV』という民間衛星放送会社で

日本の番組を毎晩見ていたのですが

『せかほし(世界はほしいモノにあふれている)』

という番組が

お気に入りの一つでした。

 

天真爛漫なJUJUさんが

弟の様に優しく接する

今は亡き三浦春馬クンとの掛け合いが

見ていて心地よかった。

 

そして今

「パリは目玉に溢れている」

ことに気がついた。。

 

 

何気なく目が行ったウインドーの中に

目ん玉だらけの

ジャケットがあるではないか!

 

 

そしてさらに

なんとバッグも

目玉親父

ならぬ目玉バッグ。。

 

これだけなら

別に騒ぐこともないのですが笑

 

 

別の

香水屋さんのウインドーに

でっかい黄色い大輪の花が。。

 

とおもったら

目玉だ!

 

なんか

とても愉快な気分でカメラを向けていたら

不思議な違和感が。。

 

 

小さなモニター越しで

はっきりとは見づらく

定かではないものの

なんか目玉の大きさが違う。。

 

と思ってたら!

 

 

 

とっ...

閉じた!

 

あっという間の出来事で。。

 

すぐまた

つぶらな瞳はパッチリと。

 

 

1分間隔くらいで

一瞬

ウインクをするんですよこいつ笑笑

 

カメラをウインドーに向けて

笑い出したら不審者だとおもわれても困るので 

噴き出すのを懸命に堪えた私を

褒めてくやってださい笑笑笑

 

そういえば。

 

 

駅中やらモールやら

あるいは賑やかな商店街で

こんなウインドーの店せを

近年

パリ中(おそらくフランス中)で

見かけます。

 

「虹彩」の顕微鏡写真を撮影して

パネルにしてくれるお店。

 

指紋認証より

瞳での認証の方がより精度が高い

と言われるほど

瞳の造作は誰一人同じではないんだそうで。

 

それを拡大すると

とっても綺麗なんだというわけです。

 

何軒もあるのに

いつどこの店のまえを通りかかっても

常にお客が入ってるんです。

 

 

世の中

面白い商売があるものだ。

 

壁に耳あり

パリに目あり。

 

 

今日もクマは居る

 

今を遡ること三年ばかり前

コロナ禍の最初の頃

フランスはパリ市に厳密なロップダウン体制を敷いた。

 

バスと地下鉄は走っていて

市役所や行政機関は開いていたが

あらゆる商店が営業を停止し

カフェもレストランも閉まり

美術館も映画館も劇場も活動を停止した。

 

市民は

通院や行政サーヴィスの受給ため以外は

毎日1時間だけ

自宅から半径1kmの範囲で

一定条件の元に散歩ができたのみだった。

 

そんな頃

町中がゴーストタウンの様な寂しさの中で

あるカフェのオーナーが

歩道のテラス席を撤去せず

そこに

等身大のクマのぬいぐるみを座らせた。

 

 

それがきっかけとなって

パリのかなりのカフェやレストランが

同じ様な行動に出て

ちょっとした市民の慰めとなっものだった。

 

そして今

パリはコロナ禍以前以上の観光客で

大賑わいとなっている。

 

 

 

そんなパリで

今でもクマさんを「優遇」しているカフェに

時々出会うのです。

 

 

なんだか

モロ懐かしい。

 

 

あの異様な日々の光景がまざまざと脳裏に蘇り

こんな言い方は変だけど

懐かしい気持ちすら湧き上がってくるのは

なぜだろう。

 

 

人々は

未知のウイルスの脅威に怯えつつ

平静さを失わずに

やっとのことで「普通の」生活を取り返してきた。

 

それなのに

相変わらず

民族皆殺しのような愚行が世界の各地で続いており

止む気配はない。

 

人間の存在の意義って

一体何なのだろう?