今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の午後は夏の日曜日

 

『Esplanade des Invalides』

(アンヴァリッドの広大な前庭)は

夏日和の日曜の午後を楽しむパリジャンたちで

溢れかえっておりました。

 

この写真は

広場の十分の一ほどの角度を撮したもので

全景は

広すぎて全く絵にならない。

 

 

好天が続く季節になると

休日の緑地は人々が群れ集い

三々五々に固まって

軽食をかじったり

おしゃべりに打ち興じたり

寝っ転がって日光浴を楽しんだりという光景は

19世紀後半の

印象派の絵画の光景と変わらない。

 

「エドゥアール・マネ」の

『草上の昼食』みたいなノリで見てしまう。

 

あるいは「ジョルジュ・スーラ」の

『アン・ディマンシュ・アプレ=ミディ・ア・リル・ド・ラ・グランド・ジャッド』の世界。

 

皆の着ているものが

女性の足首までのドレスや

フロックコートのようないで立ちでないし

日傘もささないけれど。

 

 

ただこの場所は

都市空間としての広場なので

絵画の様な「木立」はないのがやや残念ではあるが

致し方なし。

 

望遠レンズなので遠近感が圧縮されて

車が直近を走っているように見えてしまうのも

やや残念。

 



ただ

ワンちゃんと戯れるご婦人は

絵画にも往々に登場する。

 

 

そして

以前このブログに書いた

黄色いボールを

小型のトランポリンのようなネットに手で打ち付けて

打ち返すスポーツに興じる姿が

ここでは10組以上も見られた。

 

上半身裸の髭もじゃの男性が

真剣に球を打っている光景は

なんだかシュールにすら感じてしまう。

 

 

こんな近くに向き合って打ち合うのだから

結構難しそうだ。

 

左の白シャツの男性は

隣で行う別のグループの競技者。

 

 

と思っていたら

長いスカートのご婦人もいました。

 

19世紀のようにウエストを締め付けて

裾が膨らんだ衣装ではないけれど

彼女もしっかり黄色のボールを

持っている。

 

 

彼女が身体で受け止めている光の具合が

眩しくも豊富な溢れる輝きを

よく伝えてくれています。

 

 

暖かいし

眩しいけれど

日陰のベンチに座っていると

肌寒くなってくる

全くしのぎやすい初夏の日曜日の午後。

 

 

5人ずつでバレーボールやってるグループもいた。

 

しっかりネットまで張って

アタックもブロックも

本格的。

 

19世紀の絵画の世界には

競馬やポロのような特殊な競技以外に

まだ個人のスポーツは登場しないが

なんだか

欧州の人間の生活様式は

時代を超えて

常に同じ感覚が連綿と流れて続いているのだと

今更ながらに痛感した6月半ばの日曜日でありました。

 

 

今日の美意識の果実

 

どうです。

 

美しいのも大概にしてよね

という感じに

美しいでしょ?

 

売り場責任者の「美意識の昇華した結晶」が

こんな形で結実しました

みたいな。

 

これ

売れるたびに

隙間を埋めて行くんだろうかしらん?

 

だとしたら

大変な努力です。

 

 

「怒りの葡萄」

ではなく

「美意識の房」

ですね。

 

これから

果実はどんどん美味しくなって行く。

 

 

ももも

すももも

もものうち。。。

 

りんごの気持ちは

よく分かる

りんご可愛や

可愛や林檎。。。

 

 

舶来品も

しっかり並んでおりまする。

 

柘榴に

パパイヤ

マンゴーに

キウイ

パイナップルは

いかがです?

 

 

日本ではそれほど珍しくないかもですが

「白イチゴ」は

当地では珍しい。

 

しかも

本当に色白で

しっかり八難隠してます。

 

 

それほどまでには

白くない

「白苺」はオランダ産。

 

5種類の「ベリー」の

別格扱いで

白苺の値札だけが

見えるように置かれておりました。

 

 

夏の到来を告げる

先駆けの「アーモンド」も

皮を剥かれてローストされるまでは

艶やかな泡口萌黄のローブ姿でご参列。

 

 

そして

国産はそろそろ終わりに近い

さくらんぼ。

 

これからは

もっと色の黒い「ブラック・チェリー」が

秋まで続きます。

 

先に書いた通り

これからフルーツはますます美味しくなって行く。

 

売り場担当の人の美意識の発露も

ますます

磨きがかかった腕の見せ所が続くことでしょう。

 

 

今日の秘密の花園

 

ついに

とうとう

『秘密の花園』を発見してしまった。

 

みてください

お花畑はどれも満開です。

 

 

 

この花園に迷い込んだら

子供も

大人も

一生抜け出すことはできないのです。

 

色愛らしく

香り芳しい

妍を競って咲き誇るずらりと並んだお花達の

どれに手を差し伸べてあげるべきか

悩みに悩んだ

あなたは

花園の中で生涯の虜になって

朽ちるまでそこの留まり続けてしまうのです。

 

 

ああ

ペロさま

ペロさま

あなたは

なぜペロなの?

 

 

というような塩梅で

誰もが虜にされてしまう花園のような

キャンデー屋さんを

見つけてしまったのですよ(笑

 

 

こんなに

花園のように

美しいぺろぺろキャンデーの咲き誇るキャンデー屋さんを発見するという運命に弄ばれる私は

これから先

一体どうなってしまうのでしょう。。

 

 

そして

なんと

事もあろうに

「パリ・サンジェルマン」のグッズのキャンデーまで

置いてあるではないか!?

 

ブルーの

今や欧州最強チームになりかかっている

パリのフットボールチームのキャンデーまで

お花の群れに混じって「ひっそり」置いてあるなんて

この店のコンセプトは

一体どうなってるのだ!

 

 

さらには

「ヴィーガン」のキャンデーなどという

聞いた事も無いものまで

ある。

 

ミルクもバターも卵もハチミツも

生命に関する出所の材料は

一切使わずに作り上げたキャンデー

なのであろう...

 

しかも「グルテン・フリー」って。

 

我々が住む世界は

何でもありの

恐ろしい世界になり果ててしまった

のだ。。。

 

クワバラ

くわばら。

 

 

ここは

ピンクの悪魔が支配する

迷宮なのだ。

 

 

 

今日の究極の至高

 

また

気まぐれに「ルーブル」を覗いてきた。

 

『サモトラケのニケ』は

数え切れないほど

何回も何回も見ているが

毎回感動に心を揺さぶられる。

 

紀元前200年から180年の間くらい

作者は特定されていない。

 

弱小国家ロードス軍が

大国シリアとの海戦に勝利したことを記念して

『サモトラケ島』に

海戦の行われた海域を望む方向に向いてつくられた

記念モニュメントの

目玉だったはずの彫刻。

 

1865年頃発見されたが

大小1000個以上の破片に割れていたのを

組み立てたらしい。

 

いざ敵艦隊に向けて発進せんという時

天井から『勝利の女神ニケ』が旗艦に天下り

ギリシア側の勝利を伝えてロードス軍を鼓舞し

シリア軍に向けて出発を指揮する姿勢で

戦闘艦の舳先に両手を広げて上にかざして

屹立したポーズだったらしい。

 

両腕と頭部は発見されていない。

 

 

向かって右前方45度から風を受け

泡立つ海水を浴びて濡れた薄衣が

強風で体に張り付いている様子が最高に素晴らしい。

 

当時も

その角度から鑑賞するよううに

記念碑は作られていたそうだ。

 

 

 

反対側から見ると

右斜め前方から見たときほどの繊細さはないが

逆に

濡れた衣が風の力で体の右側に押されて

もたついている様子が

うまく表現されている。

 

 

 

発見から100年後の1950年代半ばに

右手の手のひらの部分が

発見された。

 

 

全体の構造といい

バランスといい

各部の詳細な表現といい

雄々しさや力強さといい

艶やかさといい

この彫刻に勝る作品は

おそらく存在しないのではないだろうか

とすら言えるほど

至高の究極の作品であろう。

 

 

置かれた

厚さ20cmほどの平らな台座と

戦闘艦とは

ロードス島産のグレーの大理石で

ニケ本体は

パロス島産の白い大理石。

 

台座から

羽の上部までの全高は5m半に及び

重さは35トン

だそうです。

 

眼福のお裾分け。

 

 

今日の初物

 

今年の

「初いちじく」が

八百屋さんに出ていました。

 

もちろん

しょっちゅう書くように

世界中から農産物が入ってくる今日この頃

冬のフランスに

南半球から夏の果実が輸入されてきて

季節感は無くなってしまった現代ではあっても

国産と

一部EU近隣諸国からの

「季節もの」は目にするだけで嬉しいものです。

 

「イチジク」といえば

ジャムが殊の外美味しく

トーストなどにとどまらず

「フォアグラ」の付け合せには欠かせない物なのです。

 

果物は全体的に言って

南の地方が産地ということになります。

 

何しろパリの緯度は樺太の中程ですからね

札幌でやっとコート・ダジュール。

(東京は緯度でいうと既にサハラ砂漠)

 

私の大好きな「コルシカ島」は

野生の果実とハーブが群生しており

夏に訪れると

山道を走りながら

車窓からイチジクの香りが流れ込んできたり

時と場所によれば

それが

ターメリックの香りだったり

ギョウジャニンニクだったり。。

 

随分昔にことですが

南仏「プロヴァンス地方」を旅していて

『アヴィニヨン』で泊まったホテルでの夕食の時

巨大な優勝カップみたいな形のガラスの器に

山ほどのイチジクが入っていたて

液体の中でプカプカしていたのに驚きました。

 

それは実はフルーツサラダだったのですが

数々の果物に混じって

丸のままのイチジクがたっぷり

甘い液体に浸っていたのです。

 

まるで「フルーツポンチ」みたいなデザートに

丸ごとイチジクが入っててびっくり。

 

それがすこぶる美味だったために

その後何年も

自分で作ってみた経験を思い出しました。

 

今日見かけたイチジクは

スペイン産で

1kg12,95ユーロでした。

 

欧州全体に言えることは

地中海に近ければ近いほど

古代文明の恩恵が濃く残っており

その上

食事が美味しく

食事が美味しいことが

住民たちに人生を楽しむ気風を植え付けてきた事を

改めて思い起こす次第です。

 

 

今日のあっぷっぷ

 

本日は冒頭を除いて

「ノーコメント」で

「変顔」の数々をお届けします。

 

パリのセーヌ河畔にある

『Musée du Quai Branly ケ・ブランリィ美術館』

という

「アフリカ」

「北極圏」

「中南米先住民族」

「オセアニア先住民族」

など

「第三世界」の民族的美術品を集めた美術館所蔵の

『グリーンランド』の

アザラシ狩りの漁師が作った

「儀式用マスク」の数々です。

 

土地柄(ほとんど植物の育たない氷の大地)で貴重な

木製で

一部の仮面には髪や髭などにアザラシの毛皮

一部のものには歯に象牙

を使った

20世紀前半の100年ほど前のものです。

 

ちなみに

東洋美術は

『Musée Guimet ギメ美術館』

中東アラブ美術は

『Musée du Louvre Département de l'Art Oriental』

それぞれ別個の専門美術館が存在します。

 

だあるまさん

だあるまさん

にらめっこしましょ

あっ

ぷっ

ぷっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

今日の現実への抗議

 

パリの東の方に

革命のきっかけとなった「バスティーユ牢獄の襲撃」

でおなじみの

『バスティーユ広場』があります。

 

その外れに

青い塊が並んでいるのが

遠望されました。

 

近づいてみたらテント村だった。

 

 

金属のバリケードで囲われている敷地の一角に

横断幕と大型テントがあって

ここが入り口らしい。

 

 

横断幕には

「未成年や 青少年や 身寄りのない孤独者や

 国は彼らを路上に放置することを選んだ

 我々は直ちに適切な制度の構築とその施行を求める

 すべての若者達の為に!

 UTOPIA56.ORG」

とあった。

 

どうやら

ブルターニュ地方の56番県(モルビアン県)で

立ち上げられたNOP法人らしい。

 

 

この大型テントがここの受付らしく

収容者の書類を作ったり

行政との折衝を行ったりするようだ。

 

宿泊用テントの数は

ざっと見渡して40張りほど。。

 

聞いてみたら

50人ほどの

家族や身寄りがなく

行き場をなくした若者達を

十日前からこの場所で面倒見ているそうです。

 

 

シリア難民が大挙してEU諸国に流入を始めて以後

パリにも

あちこちに非合法なテント村が自然発生的に形成され

当局のお目こぼしがあって数ヶ月続いたり

そのうち警官隊による排除があったりと

難民の問題は目を背けて通るわけにはいかない

日常のテーマとなっているのです。

 

加えて

アフリカ諸国などからの不法移民してきた

滞在・労働許可証を持たない人々が

時折行政の援助を求めるデモを行ったり

逆に

寒波の来襲した厳冬期に

企業が投資目的で所有し

住人のいないアパルトマンを行政が臨時に接収して

それらに人々の住居として提供したり

いろんなニュースが飛び交う中

この種のNGOは各所に数多くあるようです。

 

 

地下鉄「バスティーユ駅」の

1号線のホームの上がテント村。

 

そして

ここからセーヌまでの数百mは

はるかベルギーや北ドイツまでつながる運河の起点で

今はプレジャーボートのハーバーに利用しており

この駅からそれが見晴らせるのです。

 

バスティーユ広場より北は

運河の上は蓋をして大通りになっており

数キロ先でまた運河が現れて

『サンマルタン運河』という呼び名がついています。

 

 

その運河沿いの通りの

広い遊歩道のような歩道にも

自分の意思でここに来て暮らす人達のテントが

10張りほど並んでおりました。

 

いろいろな社会問題が

市民の日常生活のあちこちに隣り合わせで存在し

皆の注意が喚起される結果となっています。

 

 

今日のパリで読書は時と場所を選ばず

 

とある建物の入り口の前を通り過ぎようとして

違和感が。

 

ん?

 

引き返して真正面から見てみたら

扉だと思ったものが本棚でした!

 

 

実に立派な

堂々とした本棚です...

って

まぢか!?

 

 

「通りの図書館」って

しっかり書いてある。

 

「*お取り下さい、読んで下さい、お持ち帰り下さい」

「*(ただし)一度に1冊にしてね」

それに続いて

「笑って カメラが見てるよ」

だって。

 

うーむ

一見したところでは

監視カメラなど無さそうだけど。。

 

実は

近年フランス各地で

「オープン図書館」が大流行りだったんです。

 

余った書物がある人は持参して棚に並べ

誰でも読みたい本があれば借りて行って

また返せば良い

という。

 

この手の存在に

「監視カメラ」なんておカネと手間暇のかかるものを

取り付けるとも思えないし

聞いたことも無いが。

 

壊されないように圧力をかけてるか

冗談か。

 

 

ねっ

誰がどう見ても

玄関にしか見えませんよね。

 

わざわざ日よけテントまでついてる

素敵なデザインです。

 

 

これ近所の「モール」の中。

 

下のフロアーが見下ろせるように

左右に分かれて作られた通路の一部。

 

ちょうど一人の男性が

興味を持って本を探してて

その向こう側に

円形の模造皮張りのベンチが有って

よく座って読書してる人を見かけます。

 

本など無関係に

スマホに夢中の人が座ってることも多いけど(笑

 

 

コロナ禍以前には

本がギシリと立てて並んでることも多かったけど

今は

1冊ずつ平積み状態。

 

パンデミックの間

2年以上も赤いテープを貼って封鎖してあったので

再開したものの

未だ本がそれ程揃っていないようです。

 

 

ここは

「参加型図書館」という名称のようで

誰でも自由に

持ち込んだり

利用したり

しながら運用されてゆく形式だとわかります。

 

さらには。。

 

 

公園にまであります。

 

なんとも可愛らしい「鳥の巣」みたいなデザインで

子供用とすぐわかる。

 

今まさに

姉弟が興味を持って本を選んでる光景に

出っくわしました。

 

 

男の子が一冊選んで取り出し

二人は

先に行ってしまったお母さんを追いかけて

走って行きました。

 

男の子は

選んだ本を大事そうに抱えて。

 

この屋外の「巣箱型」は

実にあちこちの公園や遊歩道に作られています。

 

日本だったら...

あってもせいぜい「マンガ本」だろうなあ

しかも

すぐ一冊もなくなって

続かないんじゃないかなあ等と考えてしまった

散歩でした。

 

今日のキング

 

マレ地区を歩いていて

3区の区役所前の空間に漆黒のキングが

いらっしゃった。

 



 

後ろ建物は昔の区の施設で

今も

「多目的ホール」に使われている。

 

この漆黒のライオンの台座に。。。

 

 

何やら

「ロシアとウクライナの芸術家に」

というパネルが貼ってあります。

 

なんか

時節柄象徴的。

 

後ろのホールでは展示会か何かが催されているらしく

扉の横には午後15時オープンとあって

まだ少し早いけれど

扉は開いていたので中の様子を覗いてみました。

 

 

入ったすぐ前の展示は

「ヴェネチア」の写真のようですが

左の壁に

 

見覚えのある姿が目に止まった。

 

 

日本紹介本に時々出てくる

大正期頃の

祭りの若い衆か旅役者か

ちょんまげ姿の男の背中一面の倶利伽羅悶々の写真。

 

コンピューターによる再現技術でカラー化されていて

結構有名な姿なのです。

 

その隣には

義手みたいな手を伸ばす

宇宙服か潜水服の中の顔。。

 

不思議なアート作品です。

 

入り口に何も表示が無かったので不明ですが

この展示会は

ロシアとウクライナの芸術家の作品展なのか

それとも

ロシア・ウクライナ云々は

雄々しい漆黒のライオン・キングだけのことなのか

どこにも説明はない。

 

 

それにしてもこのライオン

真っ黒のワイヤーをたくさん束ねて

作られているんです。

 

 

ところどころがスケスケで

そこから向こう側の光が履いてくるので

たてがみのあたりは

年老いて抜け毛に悩む百獣の王みたいに見えたり(笑

 

 

ところによっては

白い埃が積もってるように

見える角度があって不思議な雰囲気。

 

言ってみれば「針金細工」なんですが

王者の筋肉の躍動感をしっかりと感じっせる

なかなかに秀作だと思います。

 

 

近づいてきた総選挙

「国民議会議員選挙」のポスター掲示板がるのが

区の施設らしい。

 

ここの投票所になる模様。

 

 

真正面から見る風貌は

少しばかりすっとぼけている「おじいちゃんライオン」

みたいな親近感すら覚える表情だった。

 

 

直ぐ隣の建物の側壁に

これまた象徴的なストリートアートの壁画が。

 

武器が勝つか

お花が勝利を収めるか

駆け引きは続きます。

 

 

漆黒の獅子の周りのベンチでは

遅めのランチで

サンドイッチをかじる人々がたくさん座っていて

それも合わせて

シュールな光景でした。

 

パリを歩けば「アート」に触れる。。。

 

 

今日のルーブル

 

気まぐれに

ルーブルに行ってみました。

 

小雨が降り始めた金曜日の午後。

 

 

メトロからつながる

地下のモール経由の入り口の前には

個人とグループと

二つの長蛇の列ができていた!

 

 

入り口を入って手荷物検査を通ると

両側の売店に挟まれて

「ピラミッド」の入り口の下の広場への通路も

新宿駅構内か!

と言って良い程の人の流れ。

 

 

「ルーブル宮」中庭の地上から入る

「ガラスのピラミッド」からも

続々と人が降りてくる。

 

 

ピラミッド下から

見学フロアーへ3方向にエスカレーターで登ると

入場券を確認するチェック・ポイントに至る。

 

 

入場券の確認ポストにも

かなりの行列があった。

 

すべての困難(?)をくぐり抜けて

やっと「古代ギリシア」の部屋の一つに到着。

 

BC 2世紀のギリシアのオリジナルからの「貝殻に乗ったニンフ」AC150頃

展示室に入って

やっとホッとすると

急に懐かしさがこみ上げてきました。

 

 

小学校高学年のグループも

いました。

 

そして

「ミロのヴィーナス」も前も

当然の混雑ぶり。

 

 

 

一つ上の階へ向かう大階段の上の

「サモトラケのニケ」

も相変わらずのお姿で

感動ものです。

 

ここからは

「イタリア絵画」

「北方絵画」

の部分をゆっくりと見て回りました。

 

久しぶりの

「幸福眼福」

な時間を過ごすことができました。

 

"生母とイエス、アレクサンドリアの聖カトリーヌと羊飼い" ティツィアーノ 1525〜1530

「モナ・リザ」が置かれている

イタリアルネッサンスの最大の展示室に

ヴェネチアはの巨匠「ティツィアーノ」の

『生母と幼子イエス、アレクサンドリアの聖カトリーヌ』

があって

なんとその下に並べて。。。。

 

"生母と幼子イエス、アレクサンドリアの聖カトリーヌと羊飼い"
俗に『白兎のマリア』エドゥアール・マネ 1850〜1860

そのティツィアーノの作品を本歌取りした

同じタイトルの

「エドゥアー・マネ」

の習作が並べて展示されていました。

 

イタリア語やスペイン語のガイドさんが引き連れた

幾つものグループとすれ違い

10人ほどと小さいながら

韓国語のガイドさんが連れたたグループも

そして

個人の外国人入場者は山ほど。

 

中国人も個人ベースで結構いたようですが

日本人はグループとこjントを問わず

すれ違わなかった。

 

でも

完全にコロナ禍前の姿に戻った

『ルーブル美術館』でした。

 

今日の歩いた歩数がなんと

「13400歩」超

でした!

 

 

今日のテルマエ・コルンバエ

 

パリには

南仏の町々ほどではないにしろ

噴水が結構たくさんあります。

 

それぞれ

造られた時代を代表する

その町の建築家や彫刻家が起用されて

装飾的に優れたものが

多いのです。

 

地方の町では

各家庭に水道などなかった時代には

町内の水場として

欠かせないライフラインでもあったわけで

水源から延々と導管を用いて

給水していたのですが

現代までそのまま

その水道管を使っている例すらあります。

 

都会では

その町の都市計画の一環として

町の景観に欠かせない要素の一つでもありました。

 

 

ところで

ひと頃に比べると

最近のパリは町の鳩の数がめっきり減って

公害が少なくなっていて

皆喜んでいるのですが

それでもまだ

それなりに鳩はおりまして。

 

噴水は

彼らにとって格好の浴場となるわけです

特にこれからの季節ともなると。

 

 

サンジェルマン大通りに

小さな空間の緑地帯があって

そこに地味な噴水があったのですが

案の定鳩君たちが群がっておりました。

 

 

羽で水をすくい上げて

バタバタ羽ばたくように体に水をかけている光景は

残念ながら撮せなかったものの

まるで浮世絵の

湯屋の女性たちのように

体をねじって乾かしたり

羽繕いをしている光景を収めることができました。

 

 

冬の期間は

当然水は止めるのですが

以前都心のもっと大きな噴水に

なぜか水盤に水が張られたまま凍っていて

その氷の上に

まるで猫が香箱座りしてるみたいに

脚をたたんでちょこんと乗っかっている鳩の写真を

撮ったことを思い出しました。

 

 

今日の総選挙直前のリゾート気分

 

今日も

セーヌの水面は観光船だらけ。

 

からりと晴れ上がり

真っ青な空に

真っ白な雲が浮いていて

気温は23度という

暑くもなく寒くもない

理想的な6月初日でした。

 

 

大統領選挙も終わり

いよいよ次は総選挙。

 

投票日は

第一回投票が6月12日

第二回決選投票が同19日。

5月20日に立候補届け出が締め切られ

翌21日には「官報」で公表され

各投票所前には例のごとくポスター掲示板が設置された。

 

選挙戦開始は投票日の2週間前からなので

6月5日から。

 

しかし月曜日に

二人の候補者の「政党」ポスターが

貼られていました。

 

カトリーヌ・クラッツ『抵抗しよう党』

フランシス・ジュプネー『共和党』

保守諸派の「抵抗しよう!」党は

分裂保守の一派で

先の大統領選11人の候補者の7位だった

「ジャン・ラッサール」のグループ。

 

「共和党」は保守本流で

これまでの大統領選の度に

シラク

サルコジー

を当選させるための保守選挙共闘で

選挙政党を作る際に中核をなしてきた名門。

 

フランスは

政権与党は大統領選の度に共闘で組織され

与党の間は選挙中の政党名を使うが

共闘する個々の政党自体は

独立性を保っている。

 

そして今日6月1日。。

 

パリ第44選挙管区の投票所になっている小学校前

あと二つの政党のポスターが

新たに貼られていた。

 

バンジャマン・ハダッド『共和国 前進!』党

大統領与党『共和国 前進!』

2017年の大統領選で当選した

エマニュエル・マクロンが

自分の与党を形成するために作った政党で

経過と立ち位置が「都民ファースト」に似てる。

 

そして

4党目がなんと!!

 

『動物愛護党』

パリ第14小選挙区候補の名前も写真もなく

党名だけで

『Parti Animaliste』

直訳して

「動物主義者党」となるが

英語圏では「アニマル・ライト(動物の権利)」

と呼ばれる

「動物愛護者」党というわけ。

 

まだ選挙戦開始の四日前なので

掲示板には

候補者の公式ポスターは貼ることはできず

本人と代表とのツーショットというのは

日本も同じですが

公式掲示板にそれを貼るというのが

フランスらしい。

 

一方で

セーヌ河畔を見れば

「ここはリゾートか?」

と言われそうな雰囲気に満ち満ちています。

 

 

エッフェル塔の下は

ラッシュアワーの駅の通路並みに

人混みになっているし。。

 

 

今や

何社あるのか誰も知らない程の遊覧船がありますが

この

前部が何もなく

がら空き状態の船は初めて見た。

 

まるで鯉登りか

海水浴客を飲み込もうとしてる

ジョーズの口みたい(笑

 

 

そして個人のプレジャー・ボートまで

参入。

 

 

 

 

この写真だけ見ると

ここは地中海の海岸か

という雰囲気であります。

 

総選挙は近いんだけどね。

 

 

今日の「若きパリジャンの悩み」

 

いつもの「トロカデロ」の庭園ですが

遠くで横倒しになっている木の上に

赤いシャツが見えまして。。

 

絵になるとってもいい感じだったので

その光景に惹かれて

近づいてみました。

 

 

最初は

「孤高の青年」が座ってるのだろう

と思っていたんです

粋なやつだ

と。

 

違った。

 

まだ少年でした。

 

 

近づくにつれて

背中が丸まって行った。。。

 

座っているのは

裁断された「倒木」の上でした。

 

 

それにしても

根元近くで切り倒したのではなく

「倒れた」木であることがわかります。

 

突風が吹いたニュースも聞いてないし

吹いても

なかなか

この太さの大木はこんな風に根っこからは倒れない。

 

虫食いか

病気だったのでしょう。

 

上に座ってる少年は

なんだか

背中が悲しそう。

 

 

我が道を行くタイプの若者かと思ってのに

全然違った。

 

そして彼は

それはそれで

近寄りがたい雰囲気を醸し出してる。

 

 

どうやら

泣いてるみたいにも見えます。

 

家族で公園に来て

親子ゲンカでもしたか

兄弟喧嘩して

親に叱られたか。。

 

「若きウェルテル」は

時空を超えて

いつの世にもどこにでもいるのですね。

 

 

この世の終わりのような悲嘆にくれた様子ですが

世の中

悲しいことも

悩むこともたくさんあるけど

そう悲観するばかりでもない。

 

今のうちに大いに悩んで

それを糧に

強く逞しく

優しい男になっておくれ

と願わずにはいられない光景でした。

 

それにしても

一体君に何が起こったの!?

 

 

今日の「今時の広まりいとあはれ」

 

寝ているわけではない様です。

 

 

我も我もと

取っ替え引っ替え現るる

当世風の事ども

いとおかし

な例の一つ。

 

 

ここ「トロカデロ」のエスプラナードや

「ビール・アケム橋」など

特定の場所に行けば

いつ行っても必ず見られる光景。

 

それなる人々は。。

 

 

「ユーチューバー」笑

 

 

あっちを見ても

こっちを見ても。

 

取っ替え引っ替え耐える事なし。

 

 

自己満足以外に

そんなに客観的需要が有るものなのだろうか?

 

それから更に。。

 

 

 

「ラッパー」と「ダンサー」とが

グループと

ソロとを問わず

あっちにもこっちにも。

 

なんだか独りよがりで哀れにも見える

事も有るのですが

多くのオーディアン酢を集める人もいて

本人たちは結構一生懸命。

 

そいええば

この辺りで必ず目にする

別の分野の当世風流行り物も。

 

 

ここ5〜6年で

すっかり市民権を得てしまった感じの

「トゥクトゥク」も

匹も切らさず目にする様になってしまいました。

 

 

イートインのテラスの前に止めて

「もぐもぐタイム」も。

 

 

営業中も。

 

どうしてもバンコックを連想して

馴染めないのは

頭が硬いのでせうか??

 

パリは観光業がコロナ前に戻った

とニュースで見たのです。

 

 

 

特定の観光ポイントを10箇所ほど停車しながら

巡回し

車内ではイヤホンで各国語の説明を聞けて

2日パスを買って

好きな場所で降りて写真を撮ったりしながら

次のに乗って回る形式の

巡回間コプバスも

コロナ前と同じ頻度で走り回ってる。

 

前のバスの次が

もう待機してる。。。

 

 

 

同じような場所で同じような人々が居て

同じような乗り物が居て

多くの観光客が歩き回るパリのルーティーンが戻ってきた

そんな今日この頃です。

 

 

今日のパリは母の日

 

先日少し触れた通り

フランスの「母の日」は5月の最終日曜日

つまり今日なのです。

 

古代ギリシアの豊穣の女神を讃える祭りが

古代ローマにも継承され

長らくの中断後にキリスト教ヨーロッパで

11世紀に再び豊穣と母を讃える祭祀が始まり

あれこれあって

5月最後の日曜に落ち着いたのでした。

 

ちなみに5月9日に

19世紀アメリカで女子高生が

「母を亡くして悲しくて

 生前から母親に感謝しておきたかった」

と言いだした日付だそうで

その前後の日曜日が

米英の「母の日」となったそうです。

 

近くのお花屋さんで

「5月29日日曜日も営業 母の日」

という立て看板が出ていました。

 

午後の最高気温が16度しかなく

日差しも弱くて

近所は人気のない寂しい風景だったので

シャンゼリゼまで遠出してみることにしました。

 

 

道中も人出がほとんど無かったのに

シャンゼリゼに着くと

やはりここだけはたくさんの人で溢れていて

凱旋門の上にも多くの人が鈴なり。

 

 

望遠で撮ったので遠近感がなく

ぎっしりと密集して見えますが

歩道の上の人並みはこんな感じ。

 

 

久しぶりに機動隊のパトロールも

見かけました。

 

テロ騒ぎ以来数年間は

ライフル片手の兵士と行動服の機動隊員と

二人ずつ4人一組で巡回している光景は

町中至る所で普通に見かけていましたが

なんか久しぶりに見て新鮮な感じがしました。

 

 

そうこうするうち

「華々しい」装飾に遭遇w。

 

『ゲラン』の「Bee なんとか」という製品の

プロモションのデコレーションみたいですが

なんか

母の日を狙ってぶつけてきた感が...

 

 

通りかかる人々が

それぞれスマホやカメラを構えていたのが

いかにも「フランス文化の代表」の一つだと

感心。

 

 

うちの近所まで戻ってきたら

別の花屋さん二軒の前にもそれぞれ

「母の日特別商品」という

立て看が出てた。

 

 

両方とも

目立たないところが

商業主義的でなくてそれっぽかったです。

 

世の中には

団子より花女子と

花より団子女子とが

いるらしいですけどね。。。