今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリに春を届ける仏様

 

暖かくなり

午後は8度あったパリでした。

 

通りかかった花屋さんのウインドウの中に

とてつもないものが見えた。

 

なんと

巨大な檸檬。

 

 

鉢植えの檸檬に

長さが優に25cmはあろうかと言う

 

見たこともない巨大な果実がぶら下がってた。

 

いくらなんでも。。

 

 

なかには

表皮がゴツゴツと

まるで手榴弾のように割れてるのも。

 

急に気温が上がったと思ったら

檸檬も急に巨大化するんだろかしらん?

 

 

こう言うのって

意外と食べても美味しくないことが多い

思う。

 

しかし

途中から気がつきました。

 

 

これ

実は「Citron Corse コルシカ・レモン」

と巷で呼ばれる独特の柑橘で

大きい果実だと

人の頭より大きくなることもある!

 

そして

時が経てば。。。。

 

Photo by @Living4media

こうなります

運がよければ。。

 

正式名称は「Citrus Medica Corsica Cedra」

簡単に「Cédra」

和名「仏手柑 ぶっしゅかん」

といいます。

 

コルシカでは

ジャムにしてお土産に売ってる。

 

しかも

結構美味しいマーマレードです。

 

でも

鉢植えで売ってるのなんて

初めて見た!

 

 

桜草(プリマヴェッラ)も

赤青白黄ピンクと

綺麗に並んで

春の到来を告げています。

 

桜草といえば

『Primavera 春の到来』

ボッティチェッリの名画を思い起こさせる。

 

ヨーロッパは

長い冬(ゴシック)の後にやっと訪れた

陽光が降り注ぎ

花々が咲き誇る

「春の到来(ルネッサンス)」を謳歌したのです。

 

 

更によく見ると

金柑の鉢植えも出てました。

 

来週あたり

また寒波が戻ってくるらしいですが

ミモザも売ってるし

パリのお花屋さんの店頭には

一足早く

地中海の春がおめみえしています。

 

「仏様の手」の温かみを想像しながら

本物の春を待ち侘びて

毎日を過ごして行くことにしましょう。