今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の「一粒で2度美味しい...」

 

何度も話題にしてきましたが

ここ数年のパリは

表玄関や軒先を大量の「造花」で飾り立てるという

極めて悪趣味なやり方が

大流行の真っ只中。

 

今日も歩いてると

こんなカフェがありまして

またか

といった気分で

しかし

これはこれでバカバカしいけれど面白い

と(毎回そう思うのですが)

写真に収めたわけなのです。

 

その後

一段と「なんじゃこりゃあ」な光景が

目に飛び込んで来る事になろうとは

この時点では想像もしていなかった。

 

 

これって。。。

 

最初は何屋さんなのか不明で

驚きから立ち直って

チョコレート屋さんだと思いました。

 

バレンタインデーから20日ほども過ぎたとはいえ

未だに「ハート型」のチョコを

ウインドーに並べているチョコ屋さんは結構多いのです。

 

クリスマスケーキ(ビュッシュ)も

1月半ばまで売られてたりしますからね

割引シールも張らずにw

 

 

それにしても

他の店のように

造花で間口の左右と上とを縁取るのではなく

大量の造花のバラで

ハートを作って軒先の上にデカデカと飾るなんて

ぎょっとするなと言う方が

無理な話だってわわけございますよ。

 

 

近づいてみると

何やら白い小さく可憐な花の開いた

清楚な枝が飾られております。

 

 

枝の分かれ目や葉っぱの葉脈も

プラスチックぷらすちっくしてるし。

 

日曜日で閉まっていて中が暗いのですが

ウインドーのガラスに鼻先

ならぬ

レンズをくっつけて覗いて

じゃなく撮してみたら。。

 

 

枯れ枝のような小枝の束や

樹皮やら

葉っぱだけの観葉植物やら

ワチャワチと集めてある中の一角に

生花があるではありませぬか。

 

ん?

となるわけです。

 

一瞬

造花と生花と混ぜこぜで売ってる店なんだ

おもろい

と思ったのですが

よおーく観察すると

全部

生きた花々のようです。

 

先の

白い花の付いた枝も!

 

ウインドーに沿って見えるところに置いてある花や枝は

先の二葉をのぞ浮いて

外の反射と

自分の写り込みとで

写せなくて

ニュアンスをよくお伝えできませんが

非常にセンスのある花屋さんでした。

 

 

改めて

頭上の巨大なハートを見上げてみれば

あらら

「生の薔薇」です

確かに!

 

最初から「造花」だとKめてかかっていたので

気づかなんだ。

 

これだけの薔薇を看板として外気にさらすなんて

なんとまあ剛毅なことですわね。

 

いやはや

「造花すげー」よくまあ作ったと

まず驚いて

その後じっくりと観察して

「えっ生花じゃん」と

再度驚いて

『一軒で2度美味しい』

お花屋さんとの邂逅でありました。