今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の寒空に...

 

今週は忙しくて

ブログの更新ができませんでした。

 

その間

気温は下がって

夜は零度を下回る日もあったりしながらも

昼間は

光溢れる青空が見られましたが

今日三月四日土曜日は

一転して

どんよりとした「冬の空」に逆戻り。

 

その代わり

気温は広間は7度くらい迄上昇してきたとはいうものの

体感温度は寒いまま。

 

そんな今日

道すがら「寒桜」を何本か見かけました。

 

 

まだ幹もそれほど太くない若木のようで

当然葉っぱの一葉もないのですが

花だけが開いています。

 

 

数分間隔で

三本の寒桜を眺めながら

いつもの「ビィル・アケム橋」まで行ってみました。

 

ただ

立春を過ぎて早一月の今

寒桜なんて呼び方はおかしな話なのですが

いつまでも肌寒いのでつい

こんな風に書いてしまいました。

 

 

寒空の下

枯れ枝の向こうに見える橋の上を

メトロが走って

そこだけ「色彩」を感じる

あとは無彩色の世界の様な寒々とした午後でした

 

 

エッフェル塔も

心なしか寒そうに見えました。

 

 

しかし

そんな寒空の下でも

週末ということもあり

記念撮影は既にいつもの光景です。

 

 

ハート型の赤い風船を手にするカップルは

男性は蝶ネクタイですが

女性は黒いコートに厚手のショールで

新婚写真の撮影にはそぐわない有様。

 

カメラマンも

ダウンコートで膨らんでいます。

 

そしてその奥には

純白のウエディング・ドレス姿という

勇気ある新婦の姿も見えます。

 

 

上の写真の同じアーチの下で

別のウエディングドレスの新婦は

腕は寒くないんだろうかと

他人事ながら心配に

なってしまった。

 

 

撮影は

新婚カップルばかりではありません。

 

 

もっと寒そうな格好のミニのワンピの女性は

雑誌かカタログの撮影か?

 

カメラマンの他に

助手やお付きの姿もありました。

 

 

普通の車の車列も

駐停車禁止にもかかわらず止まっていましたが

この白いロールスは

他の車列とは離れて孤高を行くかのごとく

車格の違いを見せつけております。

 

 

近くには

ファッション・ウイーク中ということで

モデルさんの撮影班も何組か

多くの機材に囲まれていたり

さらに別の撮影班のワゴンも止まっていたり

結構渋滞中の有様でした。

 

 

橋上の賑わいをよそに

セーヌは

ボートの姿も少なく

寒の戻りの午後に静かにたゆたう姿は

「母なるセーヌ」という呼び名の通りでありました。