今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の世界で愛は語れるのか...

 

今日2月14日は聖ヴァレンタインの日。

 

日本では

なぜだか女子中高生(今では小学生女子まで?)が

好きな男子にチョコを贈る日

という

ワケワカメな日になってるけど。

 

聖人ヴァレンティヌスに関してはググっていただくとして

欧州では

カップルや夫婦や家族間で

愛を高めあう日

ということになっており

男女間のプレゼントに関係する

チョコレート屋さん

(女性の)下着屋さん(!)

その他に

少し店頭の飾り付けが変わる程度なのです。

 

午後の散歩で

ルイ14世が創った負傷兵の病院兼養老院だった

アンヴァリッド近くまで行ってみたら

正面の広大な広場の一角から

大騒ぎの声が聞こえてきました。

 

 

野次馬根性の権化たる私めは

小走りに近寄ったわけです。

 

 

デモ集会でした。

 

見慣れたパレスチナ国旗が見える。

 

 

 

群衆をかき分けて

正面と思しき所の前まで行くと

「イスラエルは虐殺行為をやめろ

 止めないフランスは恥晒し!」

という横断幕。

 

そして

近くで大音量で演説する人と

それに応えて

シュプレヒコールを繰り返す大群衆。

 

 

 

同じ場所で

いくつかの団体が其々に演説してるので

周り中はディスコの中の様な絶叫の渦。

 

 

背中合わせに集団があるのがわかりますね。

 

 

そして

よく知られた国会議員に見守られて

名高い評論家が演説中。

 

 

 

 

よく見ると議員さんたちはあちこちに居る。

 

国と県市町村とを問わず

議員は「公人」であることを示す際は

トリコロールの襷で登場します。

 

 

 

テレビクルーもアチコチに。

 

横断幕も各団体ごとに。

 

「ガザでの虐殺を止めろ」

 

「抵抗運動/反シオニズム・反植民地主義」

 

「ガザの表情/(犠牲者の)数(の問題)だけではない」

 

「パレスチナでの虐殺やめろ(ガザと連帯する教育(現場)」

「イスラエルへの武装供与を停止せよ」

 

 

『平和を求めるパリのユダヤ人連合』

の横断幕もあった。

 

人々は様々に。

 

 

カップルも。

 

 

親子連れも。

 

 

「ガザのジェノサイド止めろ」

のスローガン入りの

子供の写真

(犠牲になった兄弟か友人だろうか)

のプラカを手にする壇上の少年。

 

 

ワンちゃんと一緒に

パレスチナ国旗を振りまわずご婦人。

 

 

広大な広場の横からくる通りに警備の機動隊。

 

 

その道から

青信号を待つ車が並んで...

 

 

青になると

車は大群衆の横を通る道に入ってくる。

 

この状況でも

交通規制はやらない警察と

車が通れる様にデモ隊員を整理する

デモ主催者側のスタッフがいて。

 

 

侵入してきた車の運転手に

ビラを配る人。

 

車を止めて窓を下ろし

受け取る運転者。

 

 

車が赤になって来なくなると

通りは

またデモ隊に占領される。

 

 

缶バッジと

パレスチナ国旗を売るテントもあった。

 

 

手製のプラカを手に

周り中の人々と意見交換をする人。

 

「コレは対ハマスの戦争じゃ無い。絶滅行動だ!」

 

 

レインボーカラーの傘を手に

ガッツポーズをする女性カップル。

 

 

大音響の演説と

それに呼応する大群衆のシュプレヒコールとに

周囲から複数同時に見舞われて

久しぶりにアドレナリンが出まくった。

 

不謹慎ですが

楽しいひとときでした。

 

しかし

ガザや

ウクライナ等に

愛を語れる幸せな瞬間は

訪れるのだろうか。。。。。