今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリはデモ日和

 

「メー・デー」は

フランス語ではそのものズバリ『5月1日』と言います。

 

スズランを

特に男性から女性に贈る日で

当然労働者の祭典でもあります。

 

各地の地下鉄の駅を出ると

「スズラン売り」の姿が見られるのが

パリの風物詩。

 

 

ちゃんとした花屋さんの出店ではなく

ある種「テキ屋」みたいな感じ。

 

そして今年のデモは

各労組の分裂を回避し

『レピュブリック広場』から『ナシオン広場』という

定番コース3kmで行われました。

 

当然行ってきましたよ

「取材」に(笑。

 

 

各労組・団体・組織など参加者は10時から集合を始め

14時半出発。

 

私は15時半頃に現地到着

 

 

まだまだ出発できない多くの参加団体は

グループごとに大騒ぎ。

 

 

恒例の屋台も広場の各所に出ていて

美味しそうな匂いが充満しています。

 

 

そろそろ自分たちが出発できそうになってくると

それぞれの横断幕を先頭に

準備完了で

前が動き出すのを待ちます。

 

背後には

この広場のシンボルである

『マルリアンヌ像』が聳えています。

 

 

大急ぎで先に進んで

やってくるデモ隊を撮影することに。

 

「CGT」は共産党系の仏最大の労組で

各県連ごとにバラバラに参加していて

これはパリ首都圏を構成する近隣の県の一つ

『セーヌ・サンドゥニ県(93)』のグループです。

 

「マクロンに対して対抗勢力を作ろう」グループの先頭

注目される団体の先頭では

メディアのレポーターが中継してることが多く

そのカメラと同じ位置で。

 

『首都圏ローカル闘争コーディネーション組織』
「自然は政治と社会の闘争の場」というスローガン

「社会の正義と地球温暖化への正義は同質」と訴えるエコロジスト団体

社会党系労組『CFDT』のスローガン「定年65歳へ引き上げ反対」

社会党系労組の先頭には

4人の議員さんが横断幕を持って歩いた。


大群衆の中にはあちこちに議員の姿が見られる。

 

議員は「議員帯」を付けた正装

現場でテレビのインタヴューを受ける議員さん

テレビ・クルー

テレビ・クルー カメラマン

テレビ・クルー 音声さん

若い家族の参加者

小学生姉妹を連れた夫婦

母親と一緒の幼稚園児と小学生

パパに肩車された少年

自分で歩く幼児

缶ビール片手に

瓶ビール片手に

スズランを持つ沿道のベンチのギャラリー

母親に抱かれた小さなギャラリー

「皆んなの安寧のために給料アップ」と書いたプラカを掲げるご夫婦

ビラを配るおじさま達

話し込む初対面同士

先頭の街宣車で大音響で音楽を鳴らしたり

先頭のアジテーターがシュプレヒコールを叫んだり

そんなデモ行進中の隊列の中を横断したり追い越したり

誰も文句など言いません。

 

アジテーター

皆が自由なんです。

 

途中で引き返して『レピュブリック広場に戻りました。

 

共和国を象徴する『マリアンヌ像』

「マリアンヌ」もタスキをかけていました。

 

ちなみに

「マクロン大統領」が初当選した2017年のメーデーで

私は

デモ隊の過激派が暴れ出して機動隊と衝突した

火炎瓶が飛び交う最前線におりました。

 

この時は本当の取材で。

 

2017年5月1日

最前線で機動隊側からデモ隊側を見る

両者にらみ合う最前線 この後一部が暴徒化し火炎瓶が多数飛び交った