今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の色彩と調和

 

左岸

サン・ジェルマン大通りに

とんでもないお店がありました。

 

何がとんでもないかというと

外観。

 

その外観の何がとんでもないかというと

色彩です。

 

鮮やかな

あるいは毒々しい「紺」一色...

って。

 

一昔前までのパリで

通りに面した外壁を

こんな原色に塗るなんてことは

認められていなかった。

 

パリ市内の北のはずれと南のはずれの

地下から切り出した

ベージュ色の砂岩のみで

突出した姿形もなく

高さも(時代によって基準は違えども)ほぼ同じ

そのワンパターンな構造のおかげで

モノ・トーンのはずが

モノ・トーンではなく

見事に調和のとれた

パリの街並みの景観が出来上がっていたはず...

なのに。

 

マクドナルドの看板ですら

黄色に赤のMではないというのに。。

 

世の中

確実に変わっておりますです。

 

 

一体何のお店なのかと言いますと

バックパックを中心とした

カバンやさんでありました。

 

そして

そのお店の商品の

カラー・ヴァリエーションの豊かなことと言ったら。

 

しかも

天井が表の外観と同じ「紺」の一色

ではありませんか。

 

 

何と豊かな色彩の可能性の提供か!

 

モノ・デザインなのに

モノ・デザインだからこそ。

 

 

そして

同じくワン・デザインの

ポーチとスマホケースとの

色柄のヴァリエーションと言ったら!!

 

つい先日も

カラー・コーディネートできる旅行カバン屋さんを

話題にしましたが

この手のコンセプトが

パリではトレンドなのでしょうか。

 

 

ソックスは二種

テルモスも2サイズ

各色各柄でご提供させていただいております。。

 

 

一角だけ

多種の袋物や小物が展示されていて

その存在が

店内のモノトーンさを

救っています。

 

店内デザインも

憎いね。

 

 

このような

上辺をクルクル巻くデザインのリュックは

一部で流行っております。

 

店内全体が

フォーヴィズム絵画のような色彩の

カバン屋さんでした。