今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のオリエント・イン・パリ

 

パリには珍しく

底抜けに白くて明るい

ガラス張りのお店がありました。

 

間口はそれほど広くはないものの

奥に細長い模様。

 

店内のテーブルと椅子とは

過剰装飾で金ぴか。

 

これはアラブの店か?

 

 

ここまで大仰な趣味の調度は

ベネチアなどのイタリアのある階層向けか

アラブの趣味なのですよ。

 

でも

天井から下がる照明などは

全然アラブっぽくないし。

 

 

外から見えるところに展示されている菓子は

やはりアラブ風。

 

 

別のテーブルセッティング見本は

片方のお皿の

砕いたピスタッチオを振りかけたお菓子は

アラブ風ですが

もう一方はとってもカラフルで

こんな色彩のお菓子は

アラブの店では見たことない。。

 

なんだか

日本の駄菓子の

輪切りにした飴みたいにも見える懐かしさを感じます。

 

 

メニューが出ていて

やっと分かりましたよ。

 

トルコの「サロン・ド・テ(お菓子を伴う喫茶店)」

でした。

 

 

「トルコのスペシャリティー」

と書いて軽食もありました。

 

「スジュク」(発酵させて乾燥ソーセージ)を使った

オムレツを食べてみたい。

 

実は

フランスには全国津々浦々にケバブ屋さんがあって

トルコの食べ物屋さんの代名詞になっています。

 

こ汚くてむさ苦しい小さな店で

安いファストフードのイメージが付き纏うのですが

もちろんケバブとは違うけれど

真っ白でガラス張りで明るくて金ぴか

なんてトルコの食べ物屋さんは

パリならどこかにあるかもしれない

一部の高級レストラン以外にはお目にかかれない。

 

トルコは

ヨーロッパの中のオリエント

あるいは

オリエントの中ではヨーロッパ

というのが

実感できる雰囲気です。

 

ブランチや

アフタヌーン・ティーをするのに

うってつけかもしれないと

思いながら

写真を撮りました。

 

いつか来よう。