6月も末に近づき
好天のおかげもあって
パリ中どこへ行ってもヴァカンス気分が溢れています。
中心地はヨーロッパ各国からの観光客が
ひしめき合って歩いているし
住宅地に行くと
お店の並ぶ通りですらほぼ人っ子一人歩いておらず
車もほとんど走っていなくて
もう気の早い住民たちは
ヴァカンスに行ってしまった感
が満載。
そんな中
とあるカフェの前の歩道の
お店と反対側の車道に沿った位置に
特別にテーブルを出してもらったクマさんが
飲み物を前に
ぐでぇ〜〜とずっこけていました。
夏だ
休みだ
ヴァカンスだー!
って感じで。。
中心街の裏側
ほぼ車の通行も限られている通りの
片側は画廊や美術館系のお店が並び
反対側はカフェやレストラン。
そのカフェが並ぶ側の歩道が広くて
樹木も立っていたる中に混じって
カフェのテラス席が集まる
好ましい環境の中に
なにやら不気味なものが飾られていました。
卵形で
スジだらけで
へんてこりんなものがくっ付きあってて。
なんだか
「毛の生えた心臓」みたいにも見えるw
ある一面が割れていて
中が空洞で
ますます不気味。
よく見ると
説明のプレートが
置いてあったのですが。
ダニエル・ウゥドレ作
『黄金の心臓』
とあった。
やっぱり心臓だったんだ(笑
モダンアートを
ルネサンス芸術などと同等とみなすフランス人の
気質ならでは。
こんな作品を
わざわざ街頭に設置するって。。
すぐ横のアートギャラリーは
やっぱり
現代絵画が並べられておりました。
そして
表通りに戻ったら!
イベリコ・ハムのお店の前に
「イベリコ豚」らしきブタ君が
鎖に繋がれて
お店の看板を務めているではありませんか。
国民目線を一切持たずに
不愉快な政治ばかりやる
そんなお上をネット上で必死で擁護し続ける
「ネトウヨ」さんたちが
肉屋の看板を自ら進んで務めるブタ
と呼ばれていますが
なんと
本物があった!
冒頭の
木陰のテーブルで
飲み物を前に
グダグダで平和な時を謳歌しているクマさんと比べて
なんという立場の違いだ!?
これぞまさに
「天国と地獄」の代表例では御座らぬか??
天国の側に身を置くには
心臓に毛を生やす
必要があるんじゃなかろうか.....