今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の虹

 

既に多くの方がご存知だとおもますが

パリは

通りが交差する角の建物の壁に

通り名のプレートが貼ってあります。

 

そして

その周りに

勝手に(おそらく)各種の

ストリート・アーティストの作品が

見かけられることも多いのです。

 

マレ地区の

細い道が別の細い道にぶつかる角に

いい感じのタイル画がありました。

 

 

隅っこにサインがある通り

「ベリブルー」

という

ポルトガルのポルト出身の

女性作家の作品です。

 

彼女は民族的にはポーランド人で

ペイントのストリート・アートと

ポルトガル伝統の「アジュジェロス(タイル画)」と

両方で有名になっている人です。

 

モディリアーニや

藤田嗣治を彷彿とさせる

なかなか素敵な作品です。

 

さらに

その上の方に

小さいながら

いかにもなあーな作品がいくつか

ちりばめてあったw

 

 

「フランケンシュタインの骸骨」

「たこ」

とは

どちらも各所に出回っていて

しょっちゅうお目にかかるので

そこそこ知られているらしいアーチストでしょうが

残念ながら誰の作だか知りません。

 

そして

マレ地区は

昔から「ゲイ」の町と言われてきました。

 

今ではLGBTと呼ばれる人々が集う

虹のカルティエです。

 

 

片側の歩道が

反対側の4倍ほどもありそうな

変則な作りの通りの

歩道の広い側ににカフェが並んでいて

お天気に恵まれた今の時期は

歩道に張り出したテラスにお客が鈴なり。

 

 

そのテラス席の屋根にあたる部分に

お店ごとに異なる意匠で

思い思いの虹がかかっていました。

 

 

反対側から振り返ってみてみました。

 

どのお店も賑わっていますが

ここに座っているお客が全員LGBTというわけでは

ありません。

 

そうである人も

そうでない人も

そして

パリジャンも

観光客も

同じように入り混じって

思い思いに太陽の恵みを堪能しながら

くつろいでいるのです。

 

 

このブログでも

何度も

この辺りのことを話題にしてきましたが

この界隈の横断歩道は

虹色のゼブラ模様なのです。

 

 

そして

店頭が虹色の彩色で飾られたお店も

各所で見られます。

 

LGBTが自分たちの居場所として

かなり前から

周囲から完全に認知されてきた

周りの誰もお互いに違和感を抱かない

『虹の町』なのです。