今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の禁断の香り

 

パリの真ん中あたりに

『マレ地区』と呼ばれる一角がります。

 

楕円形の輪郭のパリの街に

南東の角から入ってきたセーヌ河が北西に上り

街の真ん中あたりで角度を変えて

南西の角まで流れて

パリを出て行く。

 

その山形の頂上あたりは

水流が向きを変えるために氾濫しやすく

常にジメジメしていたらしく

古代ローマ以来ずっと住宅地として利用されてこず

湿地帯(le malais ル・マレ)と呼ばれてきました。

 

16世紀から王命により

貴族たちに宅地造成をさせ始めて以後は

貴族の住宅地となり

比較的狭い通りに

16・17・18世紀の館が数多く残り

美術館や博物館や文化施設などに利用されていて

パリの名高い観光地となっています。

 

特徴として。。

 

 

貴族の館があり..

 

 

クリエーター・ブランドの瀟洒な商店が数多く点在し..

 

 

現代美術のアート・ギャラリーもあちこちに..

 


個性的なレストランは数知れず。

 

そしてシナゴーグ(ユダヤ教礼拝堂)があるため

ユダヤ人の集まる一角があって

なおかつ

ゲイが集まる町内とがあります。

 

 

交差点の横断歩道は

LGBTカラーのレインボーです。

 

そんなマレ地区に

とても個性的なお店を見つけました。

 

 

狭い間口の地味な正面に

店の正体を現す写真が大きく飾られています。

 

 

そう

革細工のアトリエ兼商店なのです。

 

ちらりと中を覗くと

何やらおどろおどろしい展示物が。。

 

 

確かに「革」製の衣類と

何やらごちゃごちゃ。。

 

私はすぐに何を商っているのか気づいたのですが

店主が戸口まで出てきました。

 

 

写真を撮って良いか聞いてみたところ

一瞬躊躇して

「僕をはっきり移さなければ...」と言ってくれた

メガネの優しそうなおじさま。

 

 

店に入ってすぐの壁に

いきなりこれ。

 

良い子の皆様には

何が何だかわからないと思いますが。

 

 

革製の衣装の間に並んでいるのは

手枷足枷口枷首輪拘束具。。

 

 

 

 

 

あえて

具体的なことは

ここでは申し上げません。

 

ご主人に聞いてみたところ

全部ご本人の手作りだそうです。

 

日本では

親密な男女のためのグッズのお店は

都会には結構有るらしいですが

男性同士のためのグッズとなると

なかなか

正面切ってお店を出してることは

有るかないか

微妙なところでは無いかと想像する次第であります。

 

これらは全部

しっかりと市民権を得ているわけで

非合法な物でも

不道徳な物でも無いと言う事だけ

はっきりと

付け加えておきます。