パリのど真ん中に
『マレ地区』と呼ばれる一角があります。
その昔
セーヌが氾濫しやすい位置だったため人が住まず
地面がジクジクしていて
「沼沢地 マレ」と呼ばれていた。
16世中葉から貴族たちの宅地造成により
館が立ち並び
狭い通りと大邸宅がそのまま残って
古い街並みが保存された素敵な場所です。
飛んでるお店が多いことで知られていますが
今日
不思議な店を発見。
『ゆりかもめ』という名前で
表に
「書店・ギャラリー・コンセプトストアー
カフェ・レストラン・テラス」
と書いてある。
中を覗くと
何か見たことのあるようなカラフルなものが
ぶら下がっているでありませんか。
よく見ると
「こいのぼり」
何でだ!?
入り口の歩道に小さな立て看がある。
片面には
やっぱり「書店・コンセプトストアー
若者・カフェ
休業日なし デリバー・テイクアウト」
と書いてある。
まるで
若者が売り物アイテムみたい(笑
もう片面には
本とカップのイラストが感じ良い。
当然中に入って見たわけです。
やっぱり鯉のぼりだ。
でも
なんでだろ
別に日本を売りにしてるわけでもなさそうなんですが。
入り口あたりは狭く
グリーティングカードやら小物がひしめいていて
通りずらかったのに
奥は広い。
まるで倉庫を改造したかのような雰囲気ですが
この辺りには
もともと倉庫などはありません。
そして
ピアノまである。
階段もあるので
どうぞお登りくださいませと言われておるような。
登ってみたら
上の階はまるでラウンジ。
よく見ると
アート・ギャラリーになってた。
ちゃんとレストランもありました。
左右の別の建物の裏壁に挟まれた空間が
テラス席になっていました。
奥のワインラックが
只者ではない空気感を醸し出しています。
面白そうな
遊べそうな
秘密の溜まり場にしたいような
そんなお店でした。