今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の後始末

 

2022年も

今日を入れて後二日となってしまった12月30日は

午後中霧雨の

いかにも冬のパリといった1日でした。

 

昨日から歩いていて気がついたのですが

通りに

すでに役目を終えたクリスマスツリーが

捨てられているのです。

 

元来年明けまでは飾られているものなのですが

気の早い人もいるようで。

 

しかし

数年前からツリーは確か決められた場所にしか

捨ててはいけないことに

なってたんじゃなかったか?

 

 

でも歩みを進めると

同じ歩道の先の方に

もみの木の葉っぱがたくさん散らばっていました。

 

 

これは絶対

今朝ゴミ収集車が巡回してきた際に

回収していった残骸に違いない。

 

しかも数メートルおきに

葉っぱが散らばっておるのが確認できます。

 

という事は

今年は

ツリーを普通に家の前に出しても良くなったらしい。

 

 

案の定

その通りの出口の角にも

しっかりと二軒の家庭がツリーを出していました。

 

これらも

明日の朝には回収されているはずです。

 

それにしても気が早い...

お子さんのいる家庭なら

1月初旬どころか

子供がツリーを捨てたくなくて

1月いっぱい飾ってる家庭も結構あるくらいなので

ことしは

やや早いスタートだと感じました。

 

 

そして昨日

ミモザが花屋さんの店頭に出てた!

と書いたら

翌日の今日

別の三軒のお店にも見かけることができました。

 

近隣に10軒以上の花屋があるので

競争は厳しいようです。。

 

 

そういえば

ミモザの花に似たお菓子が

日本にあったような気がします。

 

黄色い大粒の金平糖....

ではなくて

たまごボーロ.....

でもなくて

なんというお菓子だったっけ?

 

 

今日の初物

 

前シーズンは

今年の12月31日(記事としては1月1日掲載)に

「初物ミモザ」を

花屋さんの店頭で見かけたことを

話題にしました。

 

今シーズンは2日早く

今日12月29日に見かけました。

 

 

地中海の春の香りを代表するミモザですが

やはり

早生(わせ)と言っていいのか

栽培なんでしょうかね。

 

日本でお正月を「初春」と申しますが

この時期に

店頭にミモザが並んで春の到来をいち早く届ける

というのも

何か感覚的に同じ精神に則っているのかもしれません。

 

 

しかも

二軒の花屋さんの店頭に

飾られておりました。

 

 

遠出をせずに日々近場を歩く範囲で

十軒ほどの花屋さんがあるのですが

そのうちの二軒で見たということは

いよいよ

ミモザの「走り」のシーズンが到来する予兆です。

 

 

一軒目の方が

花の密度が薄く

色も薄かったのですが

二軒目の方は

それなりに結構ミモザしています。

 

 

バラや蘭や菊そのほか

定番であまり季節感を感じさないお花以外に

季節を代表する冬の花として

シクラメンは

今の時期ほぼどこの花屋さんにもあります。

 

これから

ミモザも時々出現してくれるのでしょう。

 

ミモザの明るく鮮やかな黄色で新春が始まって

やがて本格的に春になると

菜種の花が広大な畑を埋め尽くし

その後夏には向日葵が取って代わって

地平線まで黄色に染め上げる。

 

イエロー前線は

なだらかな起伏で畑が続くフランスの地方で

季節の移り変わりを色で表しながら

私たちに絶景を見せてくれるのです。

 

 

そして今ミモザを見ると

一気に心は地中海へと飛んで行きます。

 

あの

青い空と

青い海と

透明感あふれる空気と

明るい太陽の光に満ちた中に並ぶ

カラフルな戸口の素朴な古い家々と。。

 

ヨーロッパの文明は地中海で生まれました。

 

私は一東洋人に過ぎないのに

ヨーロッパの揺籃の地の情景を思い浮かべて

なぜか心が騒ぎます。

 

 

今日の店番

 

12月28日水曜日のパリは

午後の気温12度と穏やかで

しかし

小雨が降り続く湿っぽい1日でした。

 

今年も余すところ3日ほどとなり

クリスマス自体は終わっても

年末年始の飾りつけは依然続きます。

 

そんな中

お店の戸口などでしっかり店番している

看板娘看板息子たちを

ご覧いただこうと思い立ちました。

 

冒頭はインテリア・デザイン・ショップの

ワンコです。

 

 

そして

とあるカフェの

通りに面したテラス部分の

寒さよけのビニールの覆いの横で

来店するお客を見下ろす

赤いとんがり帽子で白い長いお髭のサンタさん。

 

 

かと思えば

トナカイさんも

白くて長いとんがり帽子をかぶって

家具店の入り口で笑みを振りまいて頑張っています。

 

 

ブラッスリーの入り口の

その日のメニュー・ボードを掲げて建つ雌牛は

サンタのマントを着て

おしゃれしています。

 

 

ある美容室のドアの隅っこにいつもいる

銀色のブルドッグは

今は白いマフラーを巻きつけて胸を張っています。

 

 

ペットショップとトリミングのお店には

モグラのパホリンみたいな顔つきの子犬が

赤いサンタの三角帽子をかぶって座っていて

横のもふもふベッドの中から

赤ちゃんワンコが三匹

外の様子を伺っていました。

 

 

別のカフェでは

電飾で輝く巨大な熊さんが

来店するお客様方にご挨拶。

 

 

不動産屋さんの店頭にはこんなのも居ました

 

一年中で商店が一番にこやかに親密に

お客様をお出迎えをする時期が

もう少し続きます。

 

 

今日の花園

 

なんだか

とっても幻想的な窓に

出っくわしました。

 

薄暗くなってきた空間に

ポッカリと開いた

異次元へ誘う窓

あるいは

極楽浄土が覗ける四角い穴。。。

 

 

どうやら

カフェ..

と言うよりサロン・ド・テの様ですが。

 

中の様子が凄い。

 

天井の一部から

お花の束が垂れ下がってる。

 

 

入り口の方へ回って

ガラスのドア越しに覗いてみると

これは。。

 

半端ない天井です。

 

いつかこのブログでも話題にしましたが

ここ1〜2年のパリは

造花の装飾が出現してどんどん増殖しているんです。

 

多っぴらに造花を使う発想は

それまでのフランス人にはなかった発想でしたので

なんか違和感を抱いてしまうのですよ

フランスじゃないみたいで。

 

お店の玄関周りや

ウインドウの周囲や

軒先に

造花をみっしりと飾り立てるのが

急激に流行とかしてきているのです。

 

それが

ここは内部空間にそれが。

 

 

ちょうど

イスラムのお嬢さんが二人いて

これぞまさしく

コーランでいう「地上の楽園」とはかくや

という思いがしました。

 

 

入ってお茶をしてみたいような

入るのがためらわれるような

葛藤を抱いてしまうのでした。

 

果たして

落ち着けるのか

落ち着かないのか。。。

 

 

 

今日のパリもホテルのツリーで 7

 

「ホテルのツリー」シリーズの

第7弾は

「シャングリ・ラ」です。

 

 

クレベール大道りに沿って建つこの大規模なホテルは

かつてはフランス外務省別館だったもので

ヴェトナム戦争終結のため

キヘンリー・キッシンジャーとレ・ドク・トの間で

パリ協定を結ぶ会談が繰り広げられた

由緒ある建物。

 

横道に曲がったところの玄関に

可愛らしいツリーが二本飾られています。

 

中に入ると。。

 

 

レセプション・ホールには

天井から木の葉が舞うように

真っ白なデコレーションがひらめいていて幻想的。

 

正面奥の階段に向かってツリーが左右に並んでいる。

 

 

この左右に伸びる翼廊の壁に沿って。。。

 

 

右向きがこの様に。

 

 

左向きには

奥にグランドピアノもある。

 

 

 

 

グレープフルーツほどの

黄色いガラス玉が

付けられているのと付いていないのと。

 

もう一軒。

 

 

私個人がパリで一番好きなホテル

「オテル・ラファエル」です。

 

 

中は

あえて照明は抑えられていて

非常に落ち着く雰囲気ですが

ツリーは眩いばかり。

 

 

奥の小さなレセプションカウンターに向かう

絵画の並ぶ廊下の中央にある暖炉の上の鏡に周りは

これまた眩い飾り付け。

 

 

基本的に

白と明るい緑のコントラストが

落ち着いた華やかさを作り出しています。

 

こちらでは

ツリーは最低1月5日の『公現祭』

まで飾っておきます。

 

この日は

東方の別々の民族の国から3人の博士が

ベツレヘムに現れて主の御子の誕生を祝福し

イエスが救世主であることが天下に示された日で

「ギャレット・デュ・ロワ」というパイを

食べる習慣がある日です。

 

 

今日の薪

 

今年も

パリは静かなクリスマスでした。

 

クリスマスといえば

ケーキ。

 

ケーキといえば

フランスは「Bûche de Noël ビュッシュ・ド・ノエル」

です。

 

ビュッシュとは

ちなみに「薪」のこと。

 

最近は日本でも結構見かける様になってきたようですが

フランスは昔から

薪の形のケーキを楽しんできました。

 

今日は

目に付いた範囲で

パリの薪をご紹介しょましょう。

 

ちなみに

最初は老舗「アンジェリーナ」の薪です。

 

アンジェリーナといえばモンブランで有名ですが

さすがに

ビュッシュもモンブラン。

 

 

近年の日本ブームで

パリでは抹茶味が結構人気なのですが

さすがにアンジェリーナ

抹茶モンブランのビュッシュまでありました。

 

 

もちろんモンブランだけではありません。

しっかり「レッドフルーツ(ベリー系)」のビュッシュも。

 

 

これは「Ebène マホガニー」と名付けられたビュッシュで

何年か前の商品だったのですが

今年再登場した復刻版です。

 

まあこの店は

「昔の名前で.....」という感じのケーキ屋さんで

今では感動するほど美味しいわけではないのですが

ビュッシュのような定番は

さすがです。

 

○っても鯛。

 

次から。。

 

 

私が目下パリで一押しのパティスリーのお店で

「Des Gâteaux et du Pain」

(お菓子とパン)という名前の店です。

 

そこの「アリステ」という商品で

栗と梨ががメイン。

 

 

こちらは至極単純に

「ビュッシュ・オ・ショコラ」

 

 

「アヴェリーヌ」

ヘーゼルナッツとキャラメル。

 

 

「シトロン・アプソリュ」

明らかにレモン、という名前が面白い。

 

このお店のシェフ・パティシエは

「クレール・ダモン」という若い女性です。

 

 

これは

パリで私にとって二番押しのお店

「ユーゴー・エ・ヴィクトール」の

「Choeur d'Agrume 柑橘のコーラス」

 

 

これはなんと

「カトリーヌ・ドゥヌーヴの家」と言います。

 

 

次は「包装されたビュッシュ」だそうで

19世紀まで封書の封緘に使われた

封蝋がなされた形の四角い箱型。

 

キリがないので

まず「ル・ノートル」を続けて4点。

 

 

これも復刻版で

屋根の雪は5mmほどの厚さの半生のメレンゲ。

 

 

これは

先日別の項でご紹介した

リース型。

 

最後に

「ピエール・エルメ」を続けて3点。

 

 

各店ともに

特にアンジェリーナとユーゴー・エ・ヴィクトールには

カタログ上は

もっと色々素敵なビュッシュがあるようですが

店頭には」全商品は並んでいませんでした。

 

どなたも

「Joyeux Noël ジョワイヨゥ・ノエル」

 

 

今日のパリもホテルのツリーで 6

 

先回のリッツに続いて

ヴァンドーム広場をオペラヒリバに抜ける

「Rue de la Paix (リュード・ラ・ペ)」に入ると

「ハイアット・ヴァンドーム」が

あります。

 

 

入り口の

ベルデスクのある空間に

彫刻と並んで

ツリーがワンセット飾ってありました。

 

 

廊下は穏やか。

 

 

バー兼ティー・ルームの奥に

大きなツリーが一本。

 

手前の蘭が見事です。

 

そして

オペラ広場に出ると

パリで二番目に古い本格的大ホテル

「オテル・ル・グラン」

いわゆる

グランドホテルです。

 

 

中央大ホールにあるツリー。

 

 

玄関の車寄せから中に入ると

エレベーターホールの方向に向かって

円テーブルの上が

可愛いツリーで飾ってあります。

 

 

 

レセプション・カウンターの横のツリー。

 

 

そこから

ティーサロンに成っている中央の大ホールに

これ。

 

その「ル・グラン」のトイメンが

落ち着いた瀟洒な「スクリーブ」です。

 

 

入ってすぐのベルデスクの空間から

中央のサロンに入る入り口がお祭り気分でした。

 

 

その横にツリーがありました。

 

 

今日の街角のリース達

 

気のせいかもしれません。

 

今年のパリは

花屋さんの店頭に出ているリースが

今まで以上の目立つ気がします。

 

 

もちろん

各種ブティックなどには

リースがかzられているのは

定番ではありましたが花屋さんでツリー売り場に

リースが目立ちます。

 

この真っ赤なリースの下側に

可愛いちっちゃな子供達がプレゼントを前に

笑顔でこっちを見ています。

 



 

なんか

良いですよね。

 

 

あまり

飾りの多くないリースも

素敵です。

 

 

 

 

売り物のリースはそれなりですが

わかりやすい。

 

 

赤が無いのもよろしい。

 

 

これ以上無いほどシンプルなリースが

一般住居の入口に

変わられていました。

 

 

某著名パティシエの店頭に

定番の「Buche de Noël (ビュッシュ・ド・ノエル)」クリスマスの薪

に混じって

リースを型どったケーキも

飾られていました。

 

 

今日もパリのホテルのツリーで 5

 

ルーブルから西に隣接するチュイルリーの庭園に沿って

リヴィリ通りという東西の長い通りがあって

その途中から北に

オペラ座の前に通じる通りを入ると

昔のインターコンチネンタル・ホテルだった

「ウエスティン・ヴァンドーム」があります。

 

 

クラシックなホテルによくある

玄関口にはドアはなく

入って進むとやっとドアがある。

 

 

その自動回転ドアの向こうに

建物の真ん中にある昔のパティオに沿って

ぐるりと四角い廊下になり

ここを左に曲がると

レストランの入り口に

冒頭のツリーが立っていました。

 

思ったほど大きくなかった。

 

 

その

嘗てのパティオは

ガラス屋根がつけられて朝食用のレストラン兼

ウインターガーデンのバーサロンなのですが

今の時期

真ん中の浅い池を取り囲んで

ツリーがたくさん並べてありました。

 

 

その

一辺の中央に

レストランの前のと同じツリーが

もう一本。

 

 

そのパティオを取り囲む廊下は

ツリーとは違うけれど

電飾された「枝」が

並んでいます。

 

 

その「ウエスティン」からヴェンドーム広場に出ると

例の

『リッツ』があります。

 

 

やはり外に面した入り口はドアはなく

嘗ての「車回し」だったはずの空間を通り過ぎて

数段の階段を登るとドアになりますが

その数段の階段の左右に

最初のツリー。

 

枝が見えないほど

びっしりと真っ白の飾り付けがしてあります。

 

 

中に入るとすぐ右に広場側の建物の階段があり

その登り口にメインのツリー。

 

白の電球の光が素敵です。

 

 

このホテルにもある

嘗てのパティオの位置の横の廊下に

小さいけれど

可愛いツリーが並んでいました。

 

 

改めて

メインのツリーを見てみると

上の会まで突き抜けています

 

凄い。

 

 

車回しだったアーケードのアーチの一つの下に

ベルボーイさんの衣装で

くまさんが座ってゲストをお出迎え中でした。

 

ちなみにこのリッツも

一旦閉めて

4年間完全リニューアルをしたのですが

その際の調度品の競売では

売り上げが800万ユーロにも及んだそうです。

 

 

今日の人間の体ではありません

 

「ハイパー・リアリズム展」

というのを見てきました。

 

場所は『マイヨール美術館』で

特別企画展です。

 

この写真は売店で売ってるポスター。

 

 

正式なタイトルは

『ハイパー・リアリスム / 

 これは体ではありません』

と言います。

 

会場入り口には

マイヨールの作品一体を伴って

展示会のコンセプトや概要の説明ボード。

 

 

最初の部屋に入ると

いきなりこれ。

 

はじめは

わざわざ覗き込んで鑑賞する作品を

見ている客だろうと思っていましたが

いつまでたっても動かない...

 

 

 

この「手」は2,5mほどの高さから

ぶら下がっていましたので

おそらく1,5mはありそう。。。

 

ここからは

コメント無しでご覧いただきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この『アンディー・ウォーホール」は

 『Kazu Hiro』 さんという

おそらく日本人の作品です。

 

 

この女性の首筋や胸には

水滴が

光りながら流れてるんです。

 

 

サンオイルを塗った光沢まで

ありのまま。

 

 

せっかくなので

この『マイヨール美術館』の

常設展示室の

マイヨールの作品も並べておきます。

 

 

 

マイヨールという人も

かなり「リアリスム」なんですが

"ハイパー "がつくのはダテではないようです。

 

いやいや凄かった。

 

面白超ユニークな美術展でした。

 

 

 

 

今日のサンタを探せ

 

とある電気屋さんの前が

賑やかでした。

 

すっかり

クリスマスを迎える準備が出来上がっています。

 

ちっちゃなお嬢さんが

三輪車で

前を通るときまじまじとサンタさんを見て

納得してから進んできたのです。

 

 

前に誰もいなくなって

み投資が良くなると

ツリーも3本も変わってあって

結構気合が履いている模様。

 

 

サンタさんが煙突を登っています。

 

横には

子供たちがサンタさん宛の手紙を入れるために

ポストが立っています。

 

 

雪だるまが

煙突をの上そのサンタを

楽しそうに見ていました。

 

 

次は八百屋さん。

 

この店は

コロナが始まって以後

店頭に商品を並べなくなっています。

 

入り口の両側に

ツリーが。

 

こう見ると

ヨーロッパの所為店の前のクリスマスツリーは

日本の門松みたいですね。

 

 

その玄関前で

小さなサンタさんが

来店するお客様に向かって

プレゼントを渡す準備をして立っています。

 

クリスマスはもう目前です。

 

 

今日の寒さにも負けず....

 

昨日の夕方

歩いていて目に飛び込んできた

場違いな異様な物体。

 

なんと

この寒空にでっかい「コーン・アイス」が

突っ立ってる。

 

 

そしたらなんと

一人の女性が

買いに来たではありませぬか!

 

当然買うのは「アイスクリーム」ですよね

零度くらいの気温なんですが。。。

 

 

なんか

ショックだったので

今日の昼間また見に行ってみたという

物好きな私。

 

気温は1度

理論的には一日中で一番気温が高いはずの

午後4時頃です

 

暗くなって見た時よりも

アイスの存在感が

うんとリアルでしたよ。

 

 

店内にも

しっかりお客様が入っていました。

 

日本みたいに

「一気に」暖かく感じるような暖房ではないフランスで

特に今年は天然ガスの供給不足と

原発の従業員のストとで

大統領自ら暖房の温度を下げるよう

細かい基準でy方せいを出している折に。

 

アイスクリーム専門店で

午後を過ごす女性客もすごい。

 

 

そして

この寒さにもかかわらず

平然とアイスの立て看板を出し続けて

平常通り(のはずです)のやり方を変えることなく

営業を続けているお店にも

敬意をはらいたくなったのであります。

 

いいね。

今日の共通項を探せ

 

途方もないお店を発見しました。

 

その名も『マグナカルタ』

日本語訳は「大憲章」って聞いたことあるぞ

世界史の教科書持ってきて!

 

場所は左岸の7区

購買力は高いはずの住宅地の

気の利いた商店街です。

 

13世紀にイングランドの王権を制限した

今の日本よりもしかしたら優れてるかもしれないと

思わせるような

法制の名を関したお店なんですが。

 

 

そのウインドーたるや

これです。

 

 

これのどこに

そんな大それた歴史の重大事案と

関連性が有るっていうのさ?

 

道幅というか

歩道の幅が狭くなる角にあったので

通りに面してもう一面に

入り口やらウインドーやらがある。

 

 

これのどこに

マグナカルタとの関連性が.....

 

 

折りたためるトートバッグやら

意味不明のアヒルやら.....

 

 

ましてや

シマウマの頭やら

êの目をした変なアヒルやら

落書きだらけの猫やら

真っ赤な怒かれるゴリラやら.....

 

 

さらにもう一つのウインドーはというと...

 

 

ミサンガみたいなブレスやら

鉄腕アトムまでいるし

パソコンバッグやら

ビンラディンみたいな写真やら

自由の女神の箱やら

もう何が何やら。

 

 

さらには

けったいな色柄やら着ぐるみやらの猫に

「ル・モンド」紙の紙粘土で作ったみたいな

ライオンの頭が。

 

これらの珍奇な商品(だよね?)の

どこにどんな共通項があって

大憲章なのか、と。

 

 

店内は意外に(失礼)スッキリしてます。

 

でも

中央のシャンパンタワーならぬ

ぬいぐるみタワーは一体。。

 

 

カラフルなヴァリエーションのトートバッグやら

ショルダー・バッグやら

ショールやら

なんかのキャラクター人形みたいのやら。

 

そして

壁に描かれた文字が

「Cadeax choisis pour...」

「(なんかの)ために選んだプレゼント。。」

やっとわかった。

 

ここは

プレゼント用の

「おもしろグッズ」のお店のようです。

 

でもでも

これらの商品を仕入れた店主か担当者は

一体どんな基準で選んだのかが。。。。。

 

謎だ。

 

途方もなく妙ちきりんなお店であることは

確かです

商品構成も

展示のやり方も

店名も。

 

今日の散歩は

しっかり「どひゃった」わい。

 

 

今日の毛筆屋さん?

 

最初見て

ブラシ屋さんかと思った。

 

真っ白でふさふさした毛の束で

まるで「きのこの森」みたいなのが

並ぶウインドーなんです。

 

それとも毛筆屋?

 

そんな面白い店が

パリにあったのか

ちょっとワクワクしましたよ

ええ。

 

 

だって

こんなのぶら下がってるんですから。

 

不思議じゃないわけがないでしょ。

 

 

これはもう

今はやりの日本カルチャーの流れの中で

ついに

毛筆屋さんができた

と思っても不思議じゃない。

 

 

奥には

カーテンを束ねる組紐みたいなのも

たくさんあって。

 

毛の束を売ってるのか?

 

でもねw

 

 

もっとよく見たら

毛を刈り取っていました。

 

美容室でしたとさ。。

 

 

なんとも

不思議なセンスを持った

インテリア・コーディネーターさんが

いるもんだ。

 

絶対に

自分からは考えつかないですよね

日本人は。

 

美容室のウインドーに

こんなディスプレーするなんて。

 

 

間口は狭いお店なんですが

感覚の窓口は

うんと広く開いているオーナーさん

なのでしょう。

 

目下

一年中で一番日の短い時期なのでした。

 

散歩に出た頃は

空は青かったのですが

それでも太陽の方に顔を向けると

逆光で

眩しい夕陽になりかかの様に

そちらの角度だけ暗く見えたのです。

 

 

それが

小一時間でこんなに暗くなってしまいました。

 

しかも

空気は乾燥して

きりりと締め付ける様な寒さで

午後でも零度前後の12月15日でした。

 

 

今日の夜は.....

 

午後でも気温2度なんて日が続きますが

一日置きに

晴天と曇天とが交互に訪れていて

今日はお日様の姿はなく寒々とした冬空でした。

 

例のトロカデロび立ち寄ったところ

エッフェル塔をはいけにして

サンタが独りで黙々と

ヒップホップを踊っていました。

 

 

寒空の下

人出も少なく

お目当の「投げ銭」も殆ど望めそうもなく

せいぜい数分おきに一人立ち止まって

写真を撮ってコインをもらえるかどうか。

 

 

その後ろの方に

なにやらフランス国旗とモロッコ国旗が見える。

 

 

エッフェル塔の近くに必ずいる

大勢のお土産売りのて「テキヤ」さんたち。

 

寒いのだろう

佐原の遊牧民のスカーフ「シッシュ」で

頭を包んでいて

それが黒なので顔もなにも見えません。

 

思い出した。

 

後数時間で

ワールドカップの準決勝

「フランス vs モロッコ」が始まるんだった。

 

 

そこで

試合後に大勢が集まるであろう

シャンゼリゼまで足を伸ばしたのです。

 

エトワール広場に出ると

なにやら鮮やかな悪に塗られた重機様のものが

鎮座していた。

 

 

よく見ると

巨大なクレーンが3機並列で

めてあるのです。

 

 

どう見ても25m以上の高さに上がれそうな

腕が

窮屈そうに折りたたまれています。

 

多分

今夜大群衆が集まる模様を

テレビカメラが捉えるためなのでしょう。