仏国立図書館に行ってきました。
1537年「王室書庫」として創設され
その後今日まで
長きにわたって
多くの書籍と美術品の収集と保存に努めてきた
施設です。
1994年にオープンした
ミッテラン大統領肝いりで作られた新国立図書館と
音楽部門
特にオペラとバレーの資料を収集保存している
「オペラ座図書館」と
三箇所一体となって
『Bibliothèque Nationale de France』
という組織ですが
本来の古い方は
ここ5年以上改修工事中で
今月やっと再オープンしたばかり。
ここの資料室「Musée」は凄いので
悪天候にもめげずに
今日行ってみたわけです。
登録証さえ作れば
誰でもいつでも利用できる
一番大きな閲覧室です。
そして壁画のある2階部分に「ミュゼ」があります。
ここが「ミュゼ」の入り口。
新設の
総アルミパネル製の美しい曲線を描き出す階段は
登って行くだけでワクワクしてくる。
最初の部屋は「古代文明」から。
ありとあらゆる
文物が並んでいます。
以前は閲覧室だったこんな部屋が
今は展示室となっています。
ルイ14世は
ヴェルサイユ宮で夜毎に繰り広げた夜会で
王室貨幣鋳造所で作らせたこんなメダルを
招いた大貴族たちに振る舞った。
天井画の見事な
ルイ13世の宰相「マザラン枢機卿」の名のついた
美しいギャラリーには
17世紀以降の主だったものを
コーナーに分けて
少しずて
しかし膨大な量で展示してあるのです。
ここに来るまでに
銀器宝石象牙その他
途方も無い宝物の並ぶ部屋をいくつも通り過ぎます。
以下印刷物以外は
全て直筆です。
それまで各地でバラバラだった「私法」を整理統合し
国家の基本にしたこの法典は
現代日本の民法の下書きにもなっています。
男女の不平等をジェンダーの意味から掻き起した
現代でも最先端を行く文明書です。
見てきた
千分の一ほどをご覧頂きました。