今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリのバス事情

 

今日は

パリの市内バスについてのお話です。

 

以前は

メトロと市バスで

「RATP パリ市交通公団」が管理していましたが

近年

国鉄の首都圏部分の郊外線網と一緒になって

『STIR 首都圏公共交通網』という組織で

「広域自治体」(日本で話題の道州制)によって

管理運営されています。

 

 

前乗り中央降りです。

 

入り口は真ん中のポールの両側から乗れたのですが

コロナ以後

過密を避ける為か

左側しかドアを開けず

右側は運転席出入り専用になりました。

 

 

乗ると下半分紫色の端末に

「非接触型IC乗車カード」をかざすか...

 

 

廃止が決まったものの

まだメトロ駅の券売機で買える

紙のチケットの改札機に乗車券を入れて

印字させます。

 

あるいはスマホのアプリで購入し

sms送ってくるでQRkp−度を見せる

 

 

前方から車内の後方を見たところ。

 

最前列は左右の前輪の覆い「山」の両側に

背中合わせの席があり

その後ろに優先席が

左右2席ずつか4席。

 

 

このバスは2席のタイプでした。

 

緑色の丸い部分が

降車する時押すボタン。

 

その後ろに

車椅子とベビーバギーの専用スペースがあります。

 

 

車内中央から前向きに見るとこう。

 

 

前から後方に向かって見るとこう。

 

 

運転席に向かって左側。

 

 

同じく右側。

 

車椅子に座った姿勢で肩の高さに

抱き込むようなパイプのガードが付いています。

 

 

降りたいバス停に近づくと

この赤いボタンを押します。

 

 

ボタンが押されると

運転席の上部と

リアウインドーのところに

赤い字で「停車要求済み」と。

 

なぜ今日の話題がバスなのか。

 

実は

走行中に

運転手さんが車内アナウンスをしたのです。

 

「皆さん

 降りたい時は赤いボタンを押して

 乗る時は運転手にボンジュールと言って下さい。

 それ以外は私が全責任を持って全て行います。

 殆どの方は乗車の時挨拶してくれますが

 最近何も言わないで乗る人も見受けられるので。

 お互い楽しく暮らしましょう」

と。

 

途端に乗客の間で

「そうだそうだ」

「あたなtの言う通り」

という声が上がり

 

拍手が起こりました。

 

当地では

スーパーのレジの係りにも

高速料金所の係りにも

普通に挨拶するのです。

 

この点だけは

フランスは自慢できる社会だと思っています。

 

 

路線図は

日本では「網棚」がある位置に貼ってあり。。

 

 

停留所を出ると

次の停留所の名前が

天井の表示器の字幕で流れます。

 

 

降車口は広く開いて

車椅子の人が乗り降りするサウは

バスの車高が上がり

床に内蔵されている(紅白に見える)渡し板が

出てきて歩道につながります。

 

 

今日乗ったバスは「ハイブリッド車」で

時速30kmまでは電動モーターで

それ以上の速度はジーゼルエンジンで

走るんだそうです。

 

車窓の景色は着ないし

メトロより断然バスが好きな私です。