今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリは宴の後のエコロジー

 

2024年も初旬が過ぎました。

 

新年に入って

パリ市の広報ボードで

この様なポスターを見かける様に成りました。

 

「ツリーに

 "La seconde vie=secand life"

 第二の人生を与えましょう」

 

これ

もちろんクリスマスツリーの事で

人生と訳しましたが

実際は「木生」ですから

現実的に訳せば「新たな命」と言うことです。

 

つまり

ツリーをただ廃棄するのではなく

ツリーに再活用の場を与えよう

と言う啓蒙ポスターなのです。

 

 

辻々のツリーはまだ残っているのもありますが

今週に入って街のあちこちに

ツリーが「ゴミ」として出されているのを

目にする様になりました。

 

 

見えにくいですが

ツリーの右奥に

街頭のゴミ箱があって

そこには定期的にごみ収集に来るので

その場所に捨てられているわけです。

 

 

あるいは

各建物の前に

毎朝建物のゴミバケツをだしておいて

毎朝くるゴミ収集車に持っていってもらう

システムですが

ツリーは結構場所を取ります。

 

そういえば

最近アウーパーのキャッシャー近くに

「ツリー様」と言う

大型のビニール袋が売られています。

 

12月25日に誕生したイエスが

羊飼いや近隣の農民たちが見に来てはいたものの

東方の異なる三民族の賢者たちが

イエスの元に同寺に到着したのが1月6日で

彼らからその場で「神の神子」と崇められた故に

その日を

神が人の子の姿で初めて世に現れた日

すなわち「公現祭」と言う祝日になりました。

 

その公現祭までツリーを飾り

その後の最初の日曜日をすぎたら

撤去することになっています。

 

 

 

 

 

 

この建物の前は

地上階のアパルトマンの窓の前を空けて

出されています。

 

フランスではかなり珍しい

日本的な気配りとだと思いました。

 

 

昔は

外に出す前に枝を切り落としていたものです。

 

今ではすっかり少なくなってしまいました。

 

 

 

 

結局この通りは

ほぼ全ての建物で

今日ツリーを出している住人がいた様です。

 

 

パリ名物の

映画と演劇の公園ポスターの掲示塔の下にも。

 

「ツリーに第二の生かす道を」と言うキャンペーンなら

それなりに集積場所を指定してるはずだろうに。。

 

と思って

ふと思いだした。

 

数年前のこの時期に

ツリーの集積所の記事を書いたと。

 

あの時見た場所の一つに行ってみることにしました。

 

 

おお

「ツリー収集場所」

と言う張り紙がある。

 

 

 

そして

やっぱりありました。

 

同じ場所に。

 

ここに集められたツリーは

パルプ工場にでも運ばれて

いろいろな用途の紙製品に再生されることでしょう。

 

 

その後

何軒かの花屋さんの前を通りかかると

ミモザが出ていました。

 

 

 

冬のお祭りがクリスマスなら

春のお祭りは復活祭。

 

花屋さんの店頭では

イースターを待たずに

すでに春の訪れを見ることができました。