今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリは時節柄...夜空に虹が

 

夕刻のオペラ大通りから

とある横道を見通すと

暗い空に電飾が輝く

虹が出ていました。

 

 

日本の様な「遊園地」が無かったフランスでは

移動可能な規模のジェットコースターや

射的屋などの

小規模なアトラクション屋さんが

あちこちの町や村の広場で

数日から数週間店を出し

全国を巡業して回ると言う商売があります。

 

そんな業者さん達は

夏休みと

クリスマス休暇の時期になると

複数が都会に集まって

ちょっとした期間限定の遊園地が開催される

と言う伝統があります。

 

このブログでも

何度か紹介していますが

パリではルーヴル宮に隣接する

かつてのチュイルリー宮の庭園跡

いわゆる「チュイルリー公園」が

結構な規模の移動遊園地会場となるのです。

 

 

そこの

今の時代では移動式とはいえそこそこ大型の観覧車が

日暮れと共に点灯する電飾で

あたかも

夜空の虹のように

低い空を彩っていました。

 

 

据え付けの基礎部分や

サポートするアームなどを分解し

輪っかの部分は

まるで扇を畳む様な感じに閉じて

大型トレーラーに積み込んで

全国を移動するなんて

すごい商売もあったものだ。。。

 

 

最近では

30m程の高さの支柱の天辺まで登った

数人座れるシートを

一気に落下させて

ほんの0コンマ数秒間ですが

瞬間的に自由落下=無重力状態すら体験できる

すごいアトラクションすら出来ています

乗らないけど。

 

君子危に近づかず(笑。

 

 

さしずめ

「フーテンの寅さん」の

「物は売らないけれど楽しい体験を売る」

フランス版テキ屋さんが

最も活躍する時期を迎えました。