今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリの色

 

久しぶりに

(1ヶ月ぶり位か?)

ルーブルをセーヌ越しにみましたら

長らく行われていた一部の修復工事が

やっと終わったと見えて

その部分の外壁の覆いのカバーがとり去られていました。

 

近年文化財の修復に企業メッセが行われ

その企業の宣伝が外壁カバーに大きく描かれるのですが

なんともふさわしくないんです。

 

某有名ファッションブランドのバッグとか

別の某有名ファッションメーカーの香水瓶とか

パリの建物を覆う絵面として

少しもふさわしくないと思っていました。

 

ましてや一番多いのが

某国家電メーカーのスマホとか。。。

 

大きなそんな絵柄無いパリの歴史的建造物は

美しい。

 

 

冒頭の写真を撮った橋のたもとから

100mほど下流の方向へ進んで

その橋の姿を入れて再度ルーブルの方向を見たら

セーヌの遊覧船が潜り抜けようとしていました。

 

 

そして

改めて気付きました。

 

霧雨が降ったり止んだりの

不安定なうっとうしいお天気だったのですが

「パリの色」が

いつもの冬の光景以上に「モノトーン」だということに。

 

デジタルの時代の写真の雰囲気と違う

独特のトーンに写っています。

 


と思ったら...

 

ルーブル宮の延長にあるチュイルリー公園に

夏冬の休みの期間に出る移動遊園地の

東の外れの観覧車が

まったく場違いにピンク色を放って

ゆっくりと回っていました。

 

おお

なんという光景だ!

 

 

さらによく見ると

同じ公園の西の外れの方で

高いクレーンの先端にシートをくっつけて

ぐるぐる回る遊具も

赤青白と

三色の光を点滅させながらえらい勢いで回っていました。

 

こちらも

なんて光景だ!

 



まったく葉っぱをなくした樹々のせいでスケスケになったて

チュイルリー公園の向こう側に見えるの建物の屋根の線の上方で

一定の高さから一直線に黒雲が覆い尽くしていました。

 

そんな空の下

セーヌをゆっくりと下る遊覧船も

シュールです。

 

完全なモノトーンでは無いのにそう見える

寒い

霧雨の降る冬のパリ。

 

不思議な

無彩色の冬のパリの光景でした。