今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の素敵なお店の素敵な展示物

 

連日連夜の雨

降ったり止んだり

傘を広げると止み

畳むと降り出す。

 

降り出して

すぐ止むからと傘を広げないと

雨脚は強まる。

 

びしょ濡れになって

根負けして傘を広げると

止む!

 

そして夜中は一晩中

飽きることなく降り続く。

 

昔のパリはこうだった。

夏のバーゲンで買った華奢な靴が

秋の雨で

粉を吹き

小指の付け根辺りに縦じわができて

そこが切れてしまって

やがて靴底にも穴が開く。

 

近年

パリの秋の長雨はなくなったようで

忘れかけていたら

今年

すっかり「本来の」パリの秋となってしまいました。

 

そんな中

サン・ジェルマン・デ・プレの細い通りに

個性的なお店が並んでいて

ウインドウの向こう側には例によって

垢抜けた日用品や

素敵なオブジェや

不思議なポップアートなどが

ひっそりと見え隠れしているのでした。

 

冒頭の写真は

ハリネズミの親子。

 

 

バスルームの調度品店に

実に素敵な蛇口が飾られていました。

 

 

真鍮製の

お湯と水との蛇口。

 

ヘビではなく

中世から近世にかけての

ヨーロッパの水棲動物のイメージ。

 

水を出す器具の先端を「蛇口」と呼ぶのは

明治初期に

西欧からこの手の器具がもたらされた際に

新たな単語を作った先人たちの

センスに乾杯したくなる。

 

 

後付けするシャワーブース。

 

上にある円形のレールでシャワーカーテンを引くわけで

錫のパイプとフレームが

実に良い。

 

 

温度を設定できるダイヤルと

温度計が完備しております。

 

いいねえ。。

 

 

田舎風で

かつとてもシックな布屋さん。

 

 

カーテン

壁布

キルトに

クッション。

 

 

上品な店内です。

 

そして

インテリア用のアートギャラリーには。。。

 

 

ローラースケートを履いたあんよ。

 

ジェンダーフリーの時代でも

女性のあんよの方が

美的には優れておりますので。

 

 

ゴールドのピンが

山ほど刺さった髑髏。

 

 

これ

昔のフランスの台所にあった

「塩壺」みたいな

でも

手を突っ込むと

噛みつかれそうで躊躇してしまう

面白いオブジェ。

 

蚊取せんこの容器に良さそうw

 

 

逸ノ城!?

 

 

分解した時計のあらゆる部品を

透明の樹脂で封じ込めるオブジェは

結構昔からありますが

円筒形を輪切りにしたフォルムで

縦置き

というのが目新しい。

 

 

なんと申しましょうか〜

 

頭がミッキーで

やたらウエストがキュッとした

腰が砕けかかってるヴィーナスw

 

 

こんなウインドウに見とれながら歩けば

「雨に唄えば」

の歌詞とメロディーが

頭の中に蘇ってきましたよ。