今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のテキスタイル通り

 

パリのど真ん中で

普段あまり立ち寄らない界隈を

目的もなく

特に

通ったことのない通りを選びながら歩いていたら

頭の上にぼんぼりが沢山ぶら下がっていました。

 

 

ポルトガルのコインブラなど

ヨーロッパには

各地に

通りの上に傘を沢山吊るすことが

恒例になっている場所がありますが

パリでそれは聞いたことがない。

 

 

しかもここは傘ではなく

ランプ・シェードというか

ぼんぼりというか

とにかく一風変わった

布製らしき飾りです。

 

 

真下から見上げると

其々の底の部分に何やら書いてある。

 

どうやらこのイヴェントの提供企業かと思って

さらによく見渡すと

通りの両側に並ぶ商店の

店名やロゴ

のようです。

 

 

通りの両側には

布地のお店が軒を連ねていました。

 

要するに生地屋さん

というか

壁布やカーテン生地

服地や

ソファーなど家具の表装などの

テキスタイルのブランドショップのようです。

 

 

 

デザイナーさんか

小売業者の仕入れ係の人か

実際に選んでいる人も見えました。

 

あるいは。。

 

 

トリム用のテープやリボン

組紐や房などの専門店も。

 

 

 

絨毯専門店も。

 

 

 

プリント地や

ブロケードされた生地などが

ウインドーを飾っています。

 

 

生地を巧みに束ねて

「こんなドレスが作れます」

みたいな展示も

なかなか気が利いていて好感が持てます。

 

 

 

さすがに

ファッション産業のウエイトが大きい国だけあって

素材である

テキスタイルの専門店もたくさんあるのは知っていますが

この通りは

知らなかった。

 

通りの名前は『Rue des Mailles リュゥ・デ・マイユ』

maille(マイユ)は

ステッチとか

メッシュ

編み物

ニット

などの意味がります。

 

偶然ではないだろう。

 

日本でよくある「紺屋町(こうやまち)」みたいな感じ

でしょうね。

 

普段歩かない道を歩く。

 

これ

絶対にオススメです。