今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の空はバロック

 

9月になりました。

 

先月末から涼しくなり

そして

雨がちになり

肌ざむ蒸し暑いという

へんてこりんなお天気が続きます。

 

そして

長月になって

からりと晴れた...

部分と

重苦しい雲が低く垂れ込める鬱陶しさ....

とが空を二分する

天候の転換と持続とが

せめぎあっているかのような空模様で

あちこちで

劇的な雲が見られる

全くもってバロックな空模様。

 

 

少し早足で歩くと

汗ばんで来て

かと思えば水滴がぱらつき

涼しい風がくると

温度差アレルギーのある身で

くしゃみが止まらなくなったり。

 

体調管理が難しい数日が続きます。

 

エッフェル塔は

空気が透明でクリアーに浮かび上がっていました。

 

 

場所によって

頭上にのしかかるような

おどろおどろしい黒雲も居る。

 

 

近世の画家なら

神の啓示を受けて戦く修道僧でも描きそうな

怪し神々しい雲行き。

 

あるいは

宇宙から来た巨大な空とぶ円板が

国の上空に居座って

一気に冷え込ませて天災を起こす

宇宙人の侵略の映画

「インディペンデンス・デイ」

の宇宙船のような。

 

 

それなのに

そのすぐ横には

青空が。。

 

 

その

妖のごとき空の

部分的な陽光を受けて

ルイ14世の礼拝堂の屋根が

美しく煌めいていました。

 

 

7月からうすら寒い日々が長く続き

雨がちの

早すぎる秋の訪れを愚痴っていた

今年の夏が終わり

天高く

あって欲しい

本当の秋を迎えます。