今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の背中

 

パリには銅像が無数にあります。

 

歴史的偉人たち

科学者

文学者

芸術家

王侯貴族

政治家

軍人

などなど。

 

創られた時代にもよりますが

非常に写実的なものから

かなりアブストラクトに近いものまで。

 

それらの銅像は

正面から見られることが最も多い

はずです。

 

しかし

背中に

訴えるものを感じる...

人もいるかもしれません。

 

パリジャンは

偉人の背中を見て育つ...

なんてことは言われていませんがw

 

これは

自由の女神像です。

 

大革命で

人は身分や出自の違いにかかわらず

生まれながらに平等である

と謳った『人権宣言』を具象化するために

アルザスのコルマール出身の彫刻家

バルトルディが製作しました。

 

革命100周年を目前にした頃のこと。

 

パリのリュクサンブール公園に小さなオリジナルがあり

出身地のコールマールには

美術館と

街の入り口のロータリーと大小2体。

 

アメリカ合衆国独立を祝って

フランス国民のカンパでニューヨークに送られた

最大のもの

そして

パリ在住アメリカ人貿易商が

ニューヨークのものを7分の1に縮小して

パリ市民に返礼として送ったものがこの写真。

 

グルネル橋が

白鳥の小径をかすめる位置に立っています。

 

 

ルイ18世が1836年に作らせた

ルイ14世騎馬像。

 

王はルイ・プティト作

馬はピエール天カルトリエ作です。

 

 

ルーヴル宮の足元

ピラミッド広場に立つ

金張りのジャンヌ・ダルク像。

 

19世紀の代表的彫刻家フレミエ作

1874年。

 

 

ジャン・ド・ラ=フォンテーヌ

は「寓話」の作家。

 



デュミラットルの1884年の彫像を

戦後に復元したもの。

 

 

シャンゼリゼの一角

グラン・パレの横に立つ

ドゴール将軍。

 

まだ建てられて15年しか経っていません。

 

 

ジョルジュ・ポンピドゥ。

 

 

これもシャンゼリゼの一角。

 

ドゴール大統領の首相だったポンピドゥは

ドゴールの死で

大統領になり

保守の政治家なのに

モンパルナスタワーという210mのビルを建てたり

ラ・デファンスという新都心を作ったり

かなり革新的な政治家でした。

 

 

大戦中ナチス占領下にあって

フランス解放を国内からリードした

レジスタンスの中心的指導者

ジャン・ムーランは20世紀の国民的英雄。

 

 

かなり叙情的作品で

異なる6体が半円形に立っている中の一つ。

 

趣向を変えて。。

 

 

オルセーで開催中の

「マネとドゥガ展」に飾られている

モーリス・ドゥニ作「裸体、女性、背中から」

1891年製作。

 

 

同じ展示会。

 

ドゥガ作

「入浴後 首筋を拭う女性像」

1898年。

 

 

その展覧会を見に来ていた

生きた芸術作品。。。

 

今日も

曇りで肌寒く雨がちなパリでした。