今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の貴婦人十三景

 

今日は

富嶽三十六景

の向こうを張って...笑

 

ほぼ一週間続いた

後頭部を棍棒でぶん殴られるような

強烈な光が溢れる

南欧のような暑い日々が

一転

今日は薄曇り時々晴れで

方向によっては

空に白雲が浮かぶ青空も見えれば

薄曇りのように見えるところもある

午後の最高気温27度にしては

涼しく感じる

革命記念日の前日でした。

 

 

朝の太陽は

大きく輝きながら

霞んでいて

川面に艀が一隻たゆたっていました。

 

『鉄の貴婦人』

と呼ばれ続けてきたエッフェル塔は

この角度が

やはり一番映えるのではないかと思います。

 

 

数年間のお化粧直しがほぼ終わりかかって

表面のアチコチを覆っていた

ネットやカバーがほぼ外され

全景が殆どあらわになったエッフェル塔は

「貴婦人振り」が

再び際立ってきました。

 

 

ロックダウンの3年ほど影を潜めていた

カップルによる

「パワースポット」への錠前の設置が

再び息を吹き返し

ノートルダム大聖堂後ろの

「大司教橋」の手すりから始まったこのゲン担ぎは

まるで新型ウイルスも顔負けのごとく

以前にもまして

いたるところを急速に侵食し

パリ中のあちこちで見かけられるようになってきました。

 

 

貴婦人を見晴らす

ちょっとした植え込みの柵にまで

鈴なり状態。

 

 

白鳥の小径を横切って

RER(郊外高速鉄道)のC線が走る鉄橋と。

 

鉄道も

エッフェル塔と並んで

産業革命総決算期のハイテクのシンボルでした。

 

 

このブログで常連の

「ビィル・アケム橋」の二階部分は

メトロ6号線が走ります。

 

 

そのビィル・アケム橋は

今や撮影のグループが

プロも素人も

ひっきりなしに訪れるパリでも有数の撮影ポイントと

なりました。

 

 

特に

この「マリアンヌの騎馬像」のある

橋桁の出っ張りのスペースは

撮影者が溢れ

順番待ち状態で大変です。

 

今日も

真っ赤なフェラーリで

どこやらのアイドルが来ていたらしい

 

 

花壇は

貴婦人にとって必須のアイテム。

 

 

足元のメリーゴーラウンドは

子供達で常に満員です。

 

 

足元から対岸に渡る「イエナ橋」の

車道の中央線の上は

撮影者が連なり

真っ赤なハート型の風船を小道具に

観光客を撮影する写真屋さんも

何組も出没します。

 

 

その貴婦人の周辺地区には

お土産を売る物売りがシートを広げて

ミニチュアの貴婦人を売っているのも

名物といえるほど。

 

ほんの少し

ぐるりと回るだけで

鉄の貴婦人の姿が

いろんな角度で見ることができます。