今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の早朝

 

1月8日日曜日の今日

故あって

朝早く外に出ました。

 

早く

と言っても8時なんですが

まだ外はほぼ真っ暗です。

 

唯一明るく照明が漏れていたのが

パン屋さんでした。

 

パリでは昔から

朝ごはんのパンをその日の朝に買いに行く人たちが

今でも多いのです。

 

バゲットは一晩経てば固くなるし

クロワッサンはしんなりしてしまいますから。

 

セーヌまで出たら。。

 

 

エッフェル塔がまさに夜明け前。

 

東の方向が

うっすらと明るくなり始めています。

 

実は

パリの緯度は樺太の真ん中あたり。

 

ずいぶん北にあるので

冬は日が短く

夏は日が長い

割合が日本よりずっと大きいのです。

 

 

この時点で8時15分ほど。

 

緯度の話に戻ると

南仏地中海岸のニースで

やっと網走あたり。

 

東京は

なんと地中海を過ぎて

北アフリカは「サハラ砂漠」にかかるあたりなのですから

驚く。

 

ふと空に目をやると

白い大きな満月が天に掛かっていました。

 

そういえば

昨夜は「スーパームーン」とか日本で言ってたような。

 

 

空が徐々に明るくなってきています。

 

レンズが大したものではないので

暁があまり大きく写らないのが

ちと残念。

 

 

二階建ての橋『ビィル・アケム橋』の上段を

メトロが走って通り過ぎて行きました。

 

 

それほど地球の北のほうにあるヨーロッパですが

フランスは実は暖かい国なのです。

 

西の大西洋岸は

まさに「メキシコ暖流」がぶつかってきて

フランス中央部を流れるフランス一の大河『ロワール』が

回廊のような役割で

暖気が国の真ん中まで忍び込んで来てくれます。

 

南の地中海は浅い海で

アフリカの熱気を溜め込んでくれていて

フランスは一年中足にカイロをくっつけているみたいな

恵まれた環境ですので

パリの気候は一年を通じて東京ほぼ同じ。

 

 

8時20分あたりで

結構明るくなりました。

 

でも

元日の日の出の時刻が8時44分だったので

現在おそらく8時36分くらいだと思います。

 

明け方降ったらしい雨上がりで

清々しい夜明けでした。