今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の団子より花の過当競争

 

結構広い歩道に

いきなり売り物らしき花を積んだ台が

置かれていました。

 

住宅地なので

ちょうどそこいら近所にお店はないく

お花屋さんもありませんが

一軒だけあったスーパーの店頭でした。

 

フランスには

日本でも知名度が高いらしい「モノプリ」を筆頭に

全国チェーンのスーパーマーケットが

複数社あって

そのうちのモノプリとは競いあっている

「フランプリ」の店舗前でした。

 

 

ちなみに

モノプリとは「均一価格」という意味で

フランプリは「お気軽価格」といった感じ。

 

それから

フランスにはコンビニはありません。

 

間口が狭く

表に野菜と果物の箱を並べて

店内は乾物とドリンク

それにごく少量洗剤や歯磨きといった雑貨がある

ほぼアラブ人の経営する

「アリマンタシオン(食料品)」という名前の

零細な商店が

毎日12時間ほど店を開けるスタイルで

全国各地各町内にあります。

 

あとは

大手スーパーマーケットチェーンが

競って店舗を出しまくっているのが現状です。

 

ハイパーマーケットという

超大型店の街中専門の中規模店舗も加えて

食品流通業は

過当競争な状態のフランスです。

 

うちからも

徒歩10分圏内に

モノプリ2店舗

フランプリ4店舗

カジノ3店舗

などなど。。。

 

 

そんなフランプリの一軒の

表で鉢物のお花だ売られていて

それだけでも意外なことなのですが

その花の棚の大半が

「ラン」だった。

 

 

まあ蘭と言ってもピンキリなわけで

しかも

昔ほど「特別な花」というイメージは最早無い

とはいうものの

やっぱり

スーパーの店頭で蘭の花が売られている

というのは意外な光景です。

 

 

気になるお値段ですが

他の花は3,99ユーロ前後とお安いものの

蘭は9,99ユーロでした。

 

お花屋さんで売られている

形も整った蘭は

20とか40ユーロの値段が付いていますので

10ユーロというのは

やっぱり

スーパー価格のスーパー商品なわけですが。

 

これは

スーパーの高級化(?)の一環なのか

蘭の大衆化の表れなのか

ちょっと興味深い事実でした。

 

付け加えておくと

近年スーパーチェーンも12時間営業が

普通になっているのです。

 

日本ほどではありませんが

パリも暑い午後でした。