今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の「回り」はすっかり秋支度

 

10月の最初の一週間が過ぎて

気がついたら

周りはどんどん秋支度が進んでいました。

 

木々の色づきはもちろん

周りの商店街の様子も

変わっています。

 

 

この時期の恒例として

各所で

頻繁にワイン市が開催されます。

 

スーパー各店でも

売り場の一部がすっかり衣替えされて

ワインが

木箱で積み上げてありました。

 

 

お高い「銘醸酒」も

木箱の蓋を開けた状態で並んでおり

結構売れているようで

隙間があります。

 

 

年間を通じて

何回かワイン市は模様されるのですが

特に今は

ほぼ9月ひと月を通して

南から「収穫前線」が北上して終了し

ちょうど今頃

各地の産地では

摘み取った葡萄がタンクの中で

ブクブクと発酵している時期。

 

前年度までのワインを

少しでも売りさばいておこうという魂胆w

 

 

青果店では

9月に入って姿を表した秋の味覚

「セップ茸(伊ポルチーニ)」が真っ盛りで

お値段もうんとお手頃に。

 

日本の松茸と比べればはるかに安いですが

「セップ」は何と言っても

秋の代名詞。

 

 

黒いダイヤと言われるトリュフは

日本の松茸以上に貴重で高価で

普通に家庭で料理に使ったりするものではありませんが

フランスではセップが日本の松茸の位置を占めるのです。

 

1kg19,80ユーロって

ある意味ただ同然で

「持ってけドロボー!」みたいな感じになってますw

 

 

そして

お花屋さんでは。。

 

 

10月から開花期を迎えた「シクラメン」が

一斉に店頭を飾っていました。

 

それに加えて

秋はかぼちゃのシーズン。

 

 

青果店ではなくてお花屋さんなので

食用かぼちゃではなく

装飾用の「変わりかぼちゃ」が

セットで袋詰めで売られていました。

 

これも

英国と米国だけの習慣である

「ハロゥインーン」とは

全くの無関係ですが

秋の一コマなのです。

 

 

そして

観光客が歩きそうな場所には

今の時期限定の

「焼きとうもろこし売り」が出ていました。

 

お醤油はありませんが

瑞々しくて

とても美味しそうです。

 

そして

あと一月もすれば

「焼き栗売り」が取って代わります。

 

そうすると

パリは一気に「冬支度」というわけです。

 

夏の特徴も残る

まだ明るくて気持ちの良い青空に恵まれる

前半の秋と

光が急減して

世界が灰色に移行する寒い後半の秋との

ちょうど境目あたりの

両方の特徴が見られる

二週間くらいの時期なのです。

 

 

エッフェル塔を見晴らす景色は

まだ

明るい秋のパリのままでした。