今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の見慣れぬ見慣れたもの...

 

この

美しくも堂々たる

典型的なオスマン様式の建造物は

実は

意外な「らしくない」ものでした。

 

それは

なんと「MONOPRIX モノプリ」です。

 

 

多少フランスに興味をお持ちの方なら

聞いたことがあるかもしれませんが

全国チェーンの

大型スーパー・マーケットです。

 

日本風に言えば

さしずめ

「トーヨーカドー」か。

 

通常

モノプリといえば

新建築か

旧建築でもそれほど建築的に価値の高い建物に

店を構えていることはほぼないことは

共通認識なのですが

この店舗は

7区という嘗ての貴族の館が多く

官庁街と

おしゃれな企業の本部

センスの良い商店街か

高級住宅地。

 

という環境もあってか

ずっと以前は

国の金融機関か何かが使っていた

150年前のオスマニアンの建物。

 

外観だけでは

誰一人モノプリだとは思わない。

 

 

すぐ斜め前には

あの三つ星シェフの「ロブッション」が作った

2つ星のレストランと

クラシカルな雰囲気の5つ星ホテルと4つ星ホテル

いう

モノプリの出店要素にはあまり関係なさそうな

ロケーションなのです。

 

 

さらには

骨董品街や画廊美術ギャラリーなども多

しかし

しっかり住宅地でもあって

ここにモノプリがあると

地域住民にとっては便利なんだろうとは思えます。

 

入口の赤い店名看板の上に

鉄細工の「FR」

(République Française フランス共和国)

のロゴが残っているので

国の機関が使うために建てられた建築物だと

わかります。

 

ところで

外壁の地上階のアーチは

中二階までを囲っているのです。

 

したがって

内部は二階建ての店舗地なっていました。

 

 

鋭角の二等辺三角形の様な建物の

頂点が入口なので

入って直ぐはこんな感じで広くは感じませんが

多くのモノプリ大型店と同じで

(最近は町内型小型店も多く出店しているのです)

食品から

衣料品

美容製品

食器リネン家庭用品

文具に小物と

ほぼコンセプト通りでした。

 

 

しっかり

青果コーナーも充実していて

一度店内に足を踏み入れるや

出るまでの間

充分にモノプリ気分を味わえます。

 

こんな

格調高い外観の「モノプリ」も

あって良い

と思ったものでした。