今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の生遭遇

 

本日2月10日金曜日は

少々興奮しております。

 

というのも

パリで初めて(おそらく)

生きている生のミモザと遭遇したのです。

 

最近極めて記憶力が衰えている気がするので

自分で忘れているのかもしれませんが

花屋さん以外で

パリでミモザを生で見たことは

これまでなかったと思うのです。

 

地中海方面ではよく見かけましたけどね。

 

 

住宅地のど真ん中を歩いていたら

建物(もちろん集合住宅です)の前に

木が何本か立っていて

そのうち一本だけ背が高く

黄色に染まっていました。

 

木々や草花が

少しの緑とあとは枯れ枝の茶色という

半ば無彩色の時期に

黄色。

 

よく見たら

ミモザではありませんか!

 

 

おお

とばかりに感激して

早速カメラを構えました。

 

連日の散歩で

何か気がつけば写真を撮るのですが

行き交う人々は

普通怪訝な顔をして通り過ぎて行きます。

 

エッフェル塔や凱旋門以外に

通常の街なみにカメラを向ける人など

いませんからね。

 

しかし今日は

私がミモザの木の写真を撮っていたら

歩いてきた

結構ラフな感じの若者が

スマホを構えて撮影し始めました。

 

私が「何を」撮っているのかに

気がつたらしい。

 

やるなおぬし!

 

 

ちなみに

19世紀後半の堂々たる石造建築の建物が並ぶ一角ですが

数少ない現代建築もあるんです。

 

ある一軒の玄関口までのアクセスに花壇があり

玄関の真上のアパートのテラスが

植物で飾られていました。

 

 

よく見ると

パームツリーかソテツみたいなものが見えて

やはりパリジャンたちは地中海世界が

好きらしいと実感した次第。

 

そして

玄関口の左右には赤い色が鮮やかに。。

 

 

ナンテンでしょうか。

 

黄色の次に今度は真っ赤に出会うとは

今日はカラフルな散歩になったことです。

 

 

空を見上げると

昨日の「オレンジ色の上に粉をまぶした」ような

霞んだ空ではなく

薄い水色の

寒い日々ながらに春を到来を予感させる

鮮やかで透明な色合いの空が広がっていました。

 

今日こそ

モーリス・ドゥニの絵画のような

空の色合いでした。

 

そういえば

ちょうど今

南仏の幾つかの町や村で

「ミモザ祭り」の真っ最中のはずです。

 

ずいぶん行ってない

地中海と空の青さが恋しい。。

 

2〜3年前に書いた別のブログの「ボルヌ・レ・ミモザ村」のミモザ祭りに触れたp=時のURLを以下に貼っておきますので、ご興味があればご笑覧ください。

プロヴァンスを巡ろう 47 <花の香り溢れる麗しき村 カーニヴァルのミモザ山車行列で名高い ボルヌ・レ・ミモザ> - 行ってみませんか... こんな 素敵な世界へ