今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の不思議な小動物たち

 

日の出の頃家を出る都合があって

こんなエッフェル塔を

見ることができました。

 

かすかに明るくなりかかっている曇り空の

一部の雲の裂け目から覗く朝焼け。

 

セーヌのみずもは

まだ黒々。

 

毎回思うのは

同じ光景を見ても

何時も必ず同じではない光景に出会うのだ

ということです。

 

 

昼間に

とあるショーウインドーの中が

不思議な小動物たちの

集落になっているのに出会いました。

 

一体なんでしょね

この摩訶不思議な生き物は。

 

一見犬のようで

よく見るとおっさんのようでもあり

さらには悪徳政治家にも見え

どこかで見たことのあるアニメのキャラクター

みたいでもある。

 

これも

「キモかわいい」部類に入れるべきなのだろうか?

 

 

かと思えば

カミキリムシだか

何だかしかとは判別しにくい

羽虫が

新聞紙柄のジョウロに留まってたり。

 

 

ポップコーンでも詰めるために

斜めに丸めた紙の筒を

一個ずつ両の耳に差し込んだかの様な

兎頭鶏胸球根足の

正体不明なやつ。

 

 

さらには

商品ラベルを貼り付けたマイホームをかつぐ

紙粘土製のでんでん虫

みたいなやつも。

 

傍らには

針金のお花が一輪。

 

 

針金製といえば

一筆書き

みたいなコミカルな顔の小鳥も

いるのです。

 

 

ザルで掬い上げたら

ミズスマシやゲンゴロウの代わりに

蝶々か蛾のような生き物が大漁だった

とでも言いそうな風情。

 

 

なんとここは

とある工芸アーチストたちの組合が

作品を出しあう

展示販売会場みたいな組織の

「家とお庭」セクション

のショールームでした。

 

それぞれ3桁の値札が付いてるので

ややびっくり。

 

数万円です。

 

強気だ。

 

「家の庭セクション」とある以上

その他の分野のセクションの展示販売の

ショールームもあるに違いない。

 

探してみなくっちゃ。

 

それにしても

注意をひくウインドーを見つけるたびに

何か面白いものを発見するのも

私にとっての散歩の喜びであります。