今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のニャンコ

 

何度も話題にしている

セーヌの人工の中州「白鳥の小径」に

不思議なネコを見かけました。

 

と言うより

何のための何なのか

目的も意味もよくわからない

コンクリート製の短いポールが立っていて

それにネコが描いてあった。

 

 

最初は

迷子になった飼い猫を探す人の

情報依頼の「尋ね猫」ポスター

かと思ったのです。

 

でも

よく見たら(サイン以外に)何も文字は書いてなく

ただ「猫の絵」なのです。

 

これも一種のストリートアートなんだろか?

 

さらによく見ると

ややしかめっ面をした「こわもて」のニャンコ。

 

ふ〜〜〜む

何だろ。

 

 

しかも

反対側にもう一匹。

 

こちらは

何かを必死で訴えている様子の

可愛い子猫。

 

壁などに書くグラフィティ(落書き)の最近の傾向の

洗い剥がせるように

紙などに書いたものを貼り付けるやり方です。

 

石やコンクリートの壁にペイントで描いてしまうと

消すのが非常に困難なことを考慮した

いずれ消されることを前提の

最近の傾向ですが

結局なんだかよくわからないままでした。

 

 

白鳥の小径を出て

とあるバス停の前に差し掛かると

宣伝ポスター掲示用のスペースに

別の意味で可愛いニャンコが描かれていました。

 

こちらは

どこかのお部屋の暖房ラジエターの上で

暖かそうに居眠りしているニャンコのポスターです。

 

ポスターには

「1度低い温度でも

 皆同じようによく眠れます」

と書いてある。

 

 

これ

フランス電力公社の

政府の節電依頼に合わせた宣伝ポスターでした。

 

「(室温を)下げる」

「(暖房を)止める

「(暖房をいれる時間帯を)変える」

とあります。

 

暖房を一日中入れっぱなしにするのではなく

昼間はなるべく消して

夜もこれまでより1度下げましょう

と云う節電の啓蒙です。

 

それにしても猫という生き物は

どこの家の猫もそうだと思いますが

夏はうちの中で一番涼しいところ

冬は一番暖かいところを

よく知っているんですよね。

 

ぽかぽか温まった体を

ぐでぇ〜〜と伸ばした姿勢で居眠るする姿は

とても可愛いです。