今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の極楽浄土

 

今日は祭日で

シャンゼリゼまで歩きました。

 

Champs-Elysées の

シャンは「野原」「畑」という意味で

エリゼは「楽園」を意味します。

 

両方つないで「エデンの園」と訳しますが

いわば

「極楽浄土」でしょうか。

 

ところで

本日11月11日は

欧州のほとんどの国で

「第一次世界大戦終戦記念日」で

祭日です。

 

実を言うと

ドイツとトルコ以外は「戦勝記念日」

の筈なんですが

第一次世界大戦は

人類史上初めての国と国との消耗戦で

19世紀までの戦争とは完全に様相が違ってしまった。

 

飛行機の発明で空から爆弾が落ち

戦車の発明で陣地は踏みつぶされ

毒ガスの発明で呼吸できなくなり

4年間で参戦国合計

戦死者1600万人以上

戦傷者2000万人以上

の被害者を出した。

 

そんな

人類全体の苦難を終わらせた日として

「Victoire 勝利」ではなく

『Armistice(休戦)de 1918』と表記されるのです。

 

 

 

お昼前に

大統領による「観閲式」の式典があって

午後には

その片付けをやっていました。

 

 

 

 

夕刻になっていて

例によって

「夕陽シリーズ」の写真が撮れました。

 

 

 

側面の狭い方のアーチから

正面の大きい方のアーチに抜ける

狭い角度に太陽を入れてみた。。

 

エトワール広場から

シャンゼリゼの通りに一歩下ると

日常と変わることなく

今日も

ヒップホップのダンサーたちが

路上ライブをやっています。

 

 

バレーにおいて

もっとも華麗で

もっとも力量を発揮出来る

ジャンプを一切拒否し

足を舞台につけたまま一曲演じきった

伝説のバレーダンサー「ヌレエフ」の様に

一人のヒップホッパーが

地面に寝っ転がったまま

踊ってた。

 

 

通りをもう少し下ると

もう一箇所

ライヴをやってるはず。。

 

 

第一次大戦から100年ほどが過ぎ去り

今は

平和だ。

 

外見だけかもしれないが。。

 

 

 ちっちゃい子のギャラリーも多い。

 

ベビーバギーに乗った女の子が

熱心に拍手してるのが

印象的。

 

さらに

今日はもう一箇所開催されていた。

 

 

 

 

ギャラリーから子供達を呼び集めて

その子たちをノセて

大盛り上がりのお兄さん。

 

 

大統領がジープに乗って

エトワールから下りながら観閲式をやって

通り全体が車の立ち入りを禁じていた

そのバリケードを

撤去していました。

 

 

 

祭日を「はたび」と呼ぶ日本人は

もはや希少種かもしれません。

 

パリでは

シャンゼリゼに来れば

旗日を実感することができます。