今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の謎のテント

 

11月12日土曜日

気温は

最近にしては上がって17度。

 

交通量の少ない短くて広い通りの

左右の歩道以外に

中央も

広い歩道の様になっていて

週に二回朝市が立つ場所なんですが

そこに

見慣れない結構大型のテントが立っていました。

 

ここ2年ばかり

あちこちにやたらに見かけるテントは

近くの薬局の

抗原監査とPCR検査用なんですが

それらよりはるかに大きい。

 

なんじゃらほい

と観察することにしました。

 

入り口には小さな人だかり。

 

 

一人の女性が

華美な軍服みたいなジャケットを着用し

タブレット見ながら親子連れと話してる。

 

あまり近寄ると

うさんくさく思われそうで

彼らから離れて

一周してみることにしました。

 

何しろ

カメラを持っていると

何かと

警戒されがちなんですよね。

 

 

裏側には何もない。

 

「黄色いベスト」のお兄さんが

何やらやっていて

こちらに歩いて来ました。

 

 

そのお兄さんがいじっていたのは

ここ。

 

なんとテントを固定するロープの一本が

車の後輪に結び付けられてた!

 

うひゃあ。

 

そいいえば

地面はコンクリートだし

キャンプ用のテントみたいに

ペグを打ち込んで固定するわけにはいかない。

 

それにしても

車の後輪って(笑

 

 

側面は

並木の一本と

信号機と

別の並木と

街灯の柱に

ロープが固定されてる。

 

つまり

角の位置だけ

何もなかったわけです。

 

かなりいい加減w

 

 

 

 

そうこうしているうちにも

三々五々

親子連れがやってきます。

 

小さい子ばかり。

 

女の子の手を引いたパパが

あせって小走りにやってくるし。

 

なんだろ?

 

子供用の何かであることは確かです。

 

よくみると

一組の親子が

あの赤い軍服の女性に

お金を払ってた。

 

隙間からちらりと見えた内部は

幼稚園にありそうな白いプラスチックの椅子が並んでて

ドリンクカウンターみたいなものもありました

風船で飾られて。

 

一周し終わって

テントの正面に向き合った

少し離れた歩道の並木に

ポスターが下がってましたよ。

 

 

「操り人形とピノキオ」

「おやつは中で販売」

だそうです。

 

なるほど。

 

でも

さっきこの位置から近づいて行ったんだった。。。

 

実は

週末は子度をもいかに遊ばせるか

子供連れの親にとっては一大事なんです。

 

先週だったか

いつも話題にする公園に

ゲームボードやら何やらのコーナーが

出ていたことを書きました。

 

こんな「劇団」が巡回してくると

近くのパパやママは

ありがたいんですね。

 

あえて言えば

週末の子守は

パパの役割です。

 

週日ママ(またはシッターさん)に

任せっきりのパパさんは

週末は特に用事がなければ

ほぼ必ず

子供達の面倒を見ているんですよ

フランスでは。

 

「子供の世話は母親の役目だろ

 休みの日くらい休ませてくれよ」

.....なんて言ってる日本のお父さん達!

 

もし

フランスに来れば

必ず離縁されますよ!