今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のピアノ

 

パリには

10年前から

国鉄の駅にピアノが置かれて

通りすがりの人々が

人差し指だけの「きらきらぼし」から

エリック・サティの名演奏顔負けの独演会まで

頻繁に

利用されている光景を見かけます。

 

コロナ禍の始まる前後に

「サン・ラザール駅」で

一人の若者が気持ち良さげにジャズを奏でていたら

通りすがりの

30歳前後おと思しきビジネスマンが

横から入って「連弾」になった。

 

それが上手いんだ。

 

皆びっくりしながら聞き入っていたら

弾いてる二人の後ろに立って見ていた

中年のおじ様が

遠慮しながら

片手で最高音部で演奏にまじったら

先の一人が抜けて

新たな組み合わせで連弾。

 

その後

入れ替わり立ち替わりの

連弾だったり

三連弾だったりで

終わったら周り中スタンディングオベーション。

 

でも

そんなすごい現場なのに

黒山の人だかり

にはならずに

皆通り過ぎて行くだけで

見て

聞いてたのは15人ほど

などという

凄い体験をしたことがありました。

 

今日の写真は

なんと駅ではなく

「モノプリ」

の中なんですよ。

 

今は無き「イトーヨーカドー」みたいな

イオンほどでしゃばってはいない(当社比w)

スーパーのチェーンの一軒。

 

スーパーですよ!?

 

 

地上階が食品で

二階に家庭用品や衣料品や化粧品など

という造りの店の

二階に

エスカレーターで上がった途端に

ピアノが有った。

 

びっくりしましたよ。

 

 

そりゃあ

びっくりすんな

という方が無理というもので。

 

高校生ぐらいの若者が

3カップルやってきて

ポロンポロン

と2秒間ずつ弾いてみて

ワイワイ騒ぎながら

行ってしまった。

 

まあ

触ってみたくもなる

というものです。

 

 

でも

ショッピング・モールの通路や休憩所みたいな

広い空間などではない

普通のスーパーですよ。

 

そんな

売り場の狭い一角にピアノが有っても

マジに弾く気にはならんでしょうなあ

残念ながら。

 

落ち着かないことはなはだしいもん。

 

まあしかし

面白い試みではあります。