今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の鉄の貴婦人

 

このブログに

極めて頻繁に登場する

トロカデロの「シャイヨー宮」のテラスが

ずっと奥の

大噴水と庭園を見下ろす先端部が

長らく工事中で

愛想のない板壁が立てまわしてあります。

 

 

その板壁には

エッフェル塔の方向が見晴らせるように

金網付きの窓が開けてるんですが

さらに今回

新たに妙なものが付け加えられていました。

 

 

まず

なんと「潜望鏡」が!

 

しかも

素人のやっつけ仕事のような

かなりいい加減に作った様に見えるもの。

 

 

 

一体全体

誰が

こんなところにこんなものを

作ったんだろ?

 

工事の請負会社だったら

こんな物は作らないだろうし

もし作るなら

もっときっちりとした物にするでしょうよ。

 

第三者が勝手にこんな所にこんな物が作れるか

というと

それも微妙だし。

 

その左側には。。

 

 

小さな丸い穴が幾つも空いていて

良く見ると

ガラスがはめてあって

まるで小さな丸窓。

 

しかも

それぞれのガラスには

19世紀後半の

ごく最初の「ガラス板」写真の様に

建設期のエッフェル塔や

オペラ座など

19世紀のパリの名所が薄いブルーやグレーで

焼き付けてあった。

 

 

その中に

エッフェル塔の足元から

上のアーチを仰ぎ見た絵柄があったので

そこにレンズをくっつけて撮してみました。

 

もちろん

向こうには本物のエッフェル塔を入れて。

 

そして

潜望鏡の右側には

前からのぞき窓があったのですが。。

 

 

それが

来るたびに

カップルがつけてゆく錠前が

限りなく数を増やしていて

今や鈴なり。

 

向こうには

ちゃんとエッフェル塔が

見え...やしない。

 

 

これらのカップルが

二度と別れたりしませんように...

 

 

 

そののぞき窓がこんな具合なので

板壁のさらに右のほうに

毎回窓が増えていったのです。

 

 

 

 

そして

一番右端に

今日また一つ増えていました。

 

 

ここは

まだ知られていないらしく

さらに

エッフェル塔に向かう中心線から

一番離れていて

人も集まらない位置なので

まだ誰も錠前をぶら下げていなかった。

 

文字通り

「穴場」ですw

 

最後に

他の場所からの『鉄の貴婦人』も

挙げておきます。

 

 

秋の花々が前を飾るエッフェル塔。

 

 

百日紅と。

 

 

「バルザック」の家(記念館)の背後のエッフェル塔。

 

 

水上生活者の船の向こうに。

 

 

「自由の女神」とのツーショット。

 

夏が

早足で遠ざかっていく気配の

8月22日月曜日のパリでした。