今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の行列

 

野暮用で

駐仏日本国大使館に行ってきました。

 

在外邦人にとってはある種鬼門とも言える

伏魔殿の様な感じにさせられる事が多い場所なのですが

そこでしかやってもらえないので

蛮勇をふるって行ってみたのです。

 

そこで目にしたものは

入り口の長蛇の列。

 

列を作っている人のほとんどは

日本人ではないので

おそらくヴィザの申請と取得のためと思われます。

 

聞いてはいたものの

日本に入国するのは

今や「至難の技」のようです。

 

なんと

日本は外国人の入国は未だに「禁止」状態なのだとか。

 

どうしても日本に入国したければ

「ヴィザ」が必要とか

一体どこの辺境国なのかと。。。

 

そして

外国人と在外邦人とを問わず

居住地出発で

日本入国72時間前以内の

「PCR検査による新型コロナ・ウイルスの陰性証明書」

が必要。

 

しかしフランスが発行してくれる「EU仕様」の証明書

ではなく

日本国厚生労働省が定める書式でなければならない。

 

そのために

現地で受け取った証明書を

日本仕様の書式に「書き換えて」もらう必要があり

それを

前もってインストールしておいた

厚労省のアプリに読み込ませる。

 

そうすると

厚労省の担当官が

(就労時間内にいったい何百件の手続きがあるのかは

別として)

確認して必要な操作をすると

本人のアプリの画面の色が変わるそうで。

 

それを日本の空港到着時までに出来ていないと

非常にも入国拒否。

 

直行便はほとんど無いので

乗り継ぎ寄港地での数時間の待ち時間も入れると

検査をする日時の決定が

物凄く重要で

日曜祭日が重なったりするとえらいことになる

らしい。。。

 

居留地で3回のワクチンを接種済みであれば

到着時にする検査で陰性だと

そのまま入国できるらしいが

検査が「抗原検査」なのでやたらと偽陽性が出る。

 

話に聞くと

抗原検査は直前の数時間に食事を摂っていると

陽性になることがあるらしく

コーラが一番危ない

というのはアメリカでは常識らしい。

 

岸田総理は

外国からの日本入国の条件緩和と受け入れ人数の拡大を

前から唱えていて

最近は

「G7」の他の国並みにすると言っていたが

それだと

ワクチン3回接種の国際様式の証明書だけで

到着時の検査も不要になるはず。

 

総理が言うことが

行政レベルに反映されるのはもの凄く時間がかかるのか

あるいは首相のリップサーブスに過ぎなくて

現実的には

やるつもりはないのか?

 

G7のメンバー

いつ迄続けられるんだろう。。。

 

 

大使館内に入れてからも

窓口で実際にヴィザの申請手続きがやれるまで

彼らは

一体どれくらいの時間がかかるのだろう?