今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の人馬一体

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小雨交じりの

気分の滅入るような

師走の初日でした。

 

住宅街の中の商店街になっている通りで

もともと何かあると直ぐに渋滞しやすいところなのに

騎馬警官がやってきました

道の真ん中を悠々と。

 

大統領警護隊ならわかるのですが

平日のこんな天気の午後も遅い時間に

なんでまた馬に乗ってやってくる必要があるんだろう

と。

 

パリには

内務省配下で

「県警本部長」が指揮下に置く警察

「ポリス・ナショナル(全国警察)」と

パリ市長の配下のパリ市警

「ポリス・ミュニシパル(自治体警察)」

とがあります。

 

ちなみに

内務省でがなく陸軍省の配下で軍籍を持つ

「ジャンダルムリー(国家警察)」

というのもあって

県境を越えて活動しなければならない出動や

自治体ではなく国が管理する場所の安全確保を

仕事としていて

日本では「憲兵隊」と誤訳していますが

「軍を取り締まる軍警察」が本来の憲兵なので

違うんです。

 

この騎馬警官は県警の警察官ですが

セオリー通りに男女のペアーで

二人とも

パトロールの際の通常装備である防弾チョッキを

身につけて...

顎マスク(笑

 

ちなみに

ナポレオン時代の軍服みたいな華麗な衣装で

大統領の警備をする騎馬警護隊

ジャンダルムリーです。

 

まあ理屈はともかく

パリの警察官は

パトロールする際に

徒歩

バイク

パトカー

マウンテンバイク(自転車です)

ローラースケート

そして

騎馬と

多岐に及んでいます。

 

徒歩とパトカー以外は

それぞれ専門家部隊員

 

馬は大きな音が嫌いなので

街中で驚いて暴走したりしないように

十分訓練された馬なのですが

乗り手もそれなりに技術が必要なことは

当然です。

 

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今日は渋滞は起こらなかった様ですが

本来は結構邪魔だったりもします。

 

見てる分にはカッコ良いですよね。