12月も初旬を過ぎ
商店のデコレーションもやっと増えてきて
例年よりずっと遅いものの
各教会にも
「クレッシュ」が登場しはじめました。
お人形で
ベツレヘムの家畜小屋での
神の御子の誕生を祝う場面を再現するのが
「クレッシュ」です。
冒頭は
「サント・テレーズ礼拝堂」
の例ですが
なんと聖堂内ではなく
外にしつらえてありました。
結構大きな石像です。
クレッシュの主な登場人物は
中央に
マリア
ヨセフ
牛
羊
24時頃になると
大天使ガブリエルが登場することも。
そして24時を過ぎてから
中央の寝床に
御子イエスが置かれ
ニワトリも登場。
後は周囲に
村人たちが
いたりいなかったり。
次は
「サン・ピエール・ド・ヌイイ教会」
ここのは聖堂内ですが
わざわざ小屋掛けしてありました。
既に星が出ていて
大天使もいますが
中央の丸いゆりかごの中にイエスはまだ居ません。
ここは
牛と羊は2頭ずつ。
村人は
一人がすでに近づいていて
もう一人羊飼いは
まだ「その瞬間」に気づいていないようです。
この時期は
町中の教会を訪れて
「クレッシュ」詣をするのも
楽しいですよ。
一般家庭では
ツリーはほぼどの家にも飾られますが
クレッシュを出す家庭は少数派かもしれません。
重要な教会の近くには
ロザリオや十字架などと
その他教会関連の装飾品を売ってるお店が
よくあります。
一般家庭では
親から子に受け継がれるクレッシュもありますが
若夫婦が子供が生まれたら
こういうお店で
自宅の条件に合わせて
購入しているわけです。
大人数の大掛かりなものから
ごく小さなものまで。
毎年出して飾るのは
なんだか雛人形みたいですね。
日付が変わって
12月25日になってから飾る
イエスもありました。
普通
イエスが当然一番小さいのですが
このお店に
大きな健康優良児の御子がおりました。
幼稚園や団体など
それなりに大きなクレッシュを
飾る組織の為のようです。
初めて見た。