今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の「カウントダウン」5

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12月も初旬を過ぎ

商店のデコレーションもやっと増えてきて

例年よりずっと遅いものの

各教会にも

「クレッシュ」が登場しはじめました。

 

お人形で

ベツレヘムの家畜小屋での

神の御子の誕生を祝う場面を再現するのが

「クレッシュ」です。

 

冒頭は

「サント・テレーズ礼拝堂」

の例ですが

なんと聖堂内ではなく

外にしつらえてありました。

 

 

結構大きな石像です。

 

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クレッシュの主な登場人物は

中央に

マリア

ヨセフ

24時頃になると

大天使ガブリエルが登場することも。

 

そして24時を過ぎてから

中央の寝床に

御子イエスが置かれ

ニワトリも登場。

 

後は周囲に

村人たちが

いたりいなかったり。

 

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次は

「サン・ピエール・ド・ヌイイ教会」

 

ここのは聖堂内ですが

わざわざ小屋掛けしてありました。

 

既に星が出ていて

大天使もいますが

中央の丸いゆりかごの中にイエスはまだ居ません。

 

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ここは

牛と羊は2頭ずつ。

 

村人は

一人がすでに近づいていて

もう一人羊飼いは

まだ「その瞬間」に気づいていないようです。

 

この時期は

町中の教会を訪れて

「クレッシュ」詣をするのも

楽しいですよ。

 

一般家庭では

ツリーはほぼどの家にも飾られますが

クレッシュを出す家庭は少数派かもしれません。

 

重要な教会の近くには

ロザリオや十字架などと

その他教会関連の装飾品を売ってるお店が

よくあります。

 

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一般家庭では

親から子に受け継がれるクレッシュもありますが

若夫婦が子供が生まれたら

こういうお店で

自宅の条件に合わせて

購入しているわけです。

 

大人数の大掛かりなものから

ごく小さなものまで。

 

毎年出して飾るのは

なんだか雛人形みたいですね。

 

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日付が変わって

12月25日になってから飾る

イエスもありました。

 

普通

イエスが当然一番小さいのですが

このお店に

大きな健康優良児の御子がおりました。

 

幼稚園や団体など

それなりに大きなクレッシュを

飾る組織の為のようです。

 

初めて見た。