ガリエラ宮というあまり知られていない建物。
ここはパリ市立モード博物館です。
19世紀後半
ガリエラ公爵夫人が寡婦となり
莫大な相続財産から
土地をパリ市に提供し
建物を建てて相続した美術品を収める美術館を作って
パリ市に提供することにした。
紆余曲折は全部省略して
1970年代から「モード博物館」となったのです。
昨年の10月から
『ガブリエル・シャネル モードからの宣言』
という特別展を
今年の3月14日まで行うことになっていた。
ガブリエル・シャネルというのは誰あろう
「ココ・シャネル」のことです
おもしろうそうじゃあございませんか。
ということで
是非行きたかったのですが
10月30日から2度目のロックダウンに入った段階で
閉館と相成り
12月15日に一旦ロックダウンが解除になったあとも
美術館や劇場などの閉館措置は継続されて
そのまま今日に至る。
つまり10月に行けなかったばっかりに
とうとう最終日まで
一度も再オープンされないままに
終わってしまって
観ることができなかった。
すごく残念です。
ルーブルでの
「ドナテッルロからミケランジェロ」という
15世紀後半から16世紀前半までの
イタリアルネッサンスの彫刻展も
一度もドアを開かぬまま
日の目を見ることなく今日まで...
旅行ができないこともさることながら
美術館にいけないことは
パリで暮らしてる上で
この上ないストレスです。
何とかならないものだろうか。