今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の開店準備

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片側2車線ずつで

真ん中に広く駐車スペースを取ってある大通り。

 

その駐車帯にの左右に

簡易テントみたいなものが勢ぞろいしてます。

 

これ

パリ市公共サービス局道路管理部朝市課による

明日の午前中の朝市の開店準備です。

 

かつてのヨーロッパは

その大小を問わず

必ず公設市場がありました。

 

パリにも

19世紀後半に立て直した

基本鉄骨で壁がレンガの市場が何件もあった。

 

20世紀になってしばらくして

街中の市場は

商品の搬入や清掃など問題が多く

次々と閉鎖され

それに代わって基本的な大通りに朝市が立つことになった。

 

パリ市全体で80箇所ほど。

 

週に二回が原則で

一回だけと三回立つ変則的な場所もある。

 

基本的には

「八百屋」が一番多く

「チーズ屋」「肉屋」「魚屋」「お惣菜屋」「香辛料屋」

そして「花屋」と「テーブルクロスやナプキンなどのリネン屋」

など。

 

各業者それぞれ「一コマ」

たまに「二コマ」

稀に「それ以上」の業者も。

 

前日の午後に市役所がブースの設営をし

当日朝お店を広げて8時頃から13時半頃まで。

 

その日の午後に市の清掃局が放水しながら場所の清掃

翌日午前中に朝市課が撤去。

 

すでにこの話題は書いたような気もしますが

乾物は量販店で

生鮮食料品は朝市で

という生活パターンのパリっ子は未だに多い。

 

ちなみに

この通りは全長300mは優にあります。