パリには
昔は各区に公設市場があったようです。
市が管理する市場の建物で
中に生鮮食料品のブースが幾つもあります。
一番多いのが「八百屋さん」
あとは
「チーズ屋さん」「肉屋さん」
「魚屋さん」「お惣菜屋さん」
などが入ってます。
小都市や村などには
屋根を柱だけで支えた
中世以来変わらぬ形式の市場用の施設があり
週に1日か2日ほど
業者が出店しますが
大都市は
建屋です。
知らない町に行くと必ず「マルシェ」を覗くのも
旅行の楽しみの一つです。
パリの場合商品の搬入や清掃の大変さから
戦後は
大通りや広場に朝市を出して
昔ながらの公設市場はどんどん消えつつあります。
8月はご存知ヴァカンスで
住人が減るので
店も大半が閉まって
結局市場自体が閉まるところもあるくらい。
で
うちの近所に
まだそんな市場が残っているのですが
外から見た限りでは
幾つかある出入り口は空いているものの
各店舗は修理やら何やらで
開店休業状態だと思い込んでいました。
気まぐれに覗いてみたところ。。
なんと驚いたことに
一軒だけ店をやってました。
魚屋さんです。
しかも
女性のお客様が一人いました。
ということで近づいて写すわけにもいかないので
遠くからこっそりと撮影。
近くで見たら
しっかり新鮮な魚が揃っていて
二度びっくり。
でも
本当に暇そうでした。
でも
スーパーの鮮魚コーナーすら閉まってて
真空パックした切り身が少し打ってるだけ
という今日この頃
ヴァカンスに行ってない人たちには
ありがたい存在です。
その魚屋さんのところだけ明るくて
遠目に「後光が差してる」ような感じでありました。
ありがたや
アリガタヤ。