今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の牛

 

はい

なぜか今日は牛の話題です。

 

「Les Halles レ・アール(旧中央市場)」界隈は

パリでも意外に「なんでもあり」な

猥雑としてエネルギッシュな

界隈なのです。

 

数世紀にわたって

「パリの胃袋」と呼ばれて

生鮮食品をパリにもたらしてきた

旧中央市場が

40年ほど前に

地下に掘り下げた「逆ピラミッド」型の

ガラス張りのショッピングモールとして再生して以来

何度かの改装と改築も経て

常に

おもしろ危ない地区として

当局にマークされていたりもしました。

 

その一角の

まさに改装工事中か何かのカフェの

周りに組んだ足場の上に

牛がいたのです。

 

 

いくらなんでも

こんな高さに牛を飾るかね!?

 

 

1990年代の終わりに

スイス人彫刻家が始めたらしい

カラフルに彩色した牛を町のあちこちに並べる

「カウ・パレード」

なるイヴェントが

世界中で行われている事は承知しているものの

今の所パリでは

それは行われているとは聞いていませぬ。

 

 

この店の主人が

どこからか一頭買い付けて

店先の庇の上に高さに飾ろう

などと考えついたんだとしたら...

 

道行く大勢の人々は

誰も見上げていなかったので

見事に失敗

かも。。。

 

 

「Cow Parede」なるイヴェントは

主催者(誰だろ?)が

開催地にグラスファイバー製の無職の牛を

予定数送り届けて

各開催地の地元の芸術家が彩色して

駅構内や公園

大通りや市役所前など

いたるところに並べて

3ヶ月ほどの会期を終えると

競売で売りさばいて

収益をどこかに寄付する

というコンセプトらしいです。

 

かわいいといえば

かわいいので

看板娘だと思えば。。