今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のパリの小さな幸せに馳せる思い

 

元日早々から

大地震と津波の災害

志賀原発の汚染水大量漏洩

更に

羽田空港での航空機事故と続く祖国に惨状に

正対することが精神的に辛い

そんな年明けにあたって

呑気に「パリの日々」なんて駄文を綴ってて

良い物だろうか。。

 

我が家の前の商店街の

小さな店が一軒無くなったと思ったら

その後に

なにやら素敵な空間が現れていました。

 

 

間口一軒半

(まぐちいっけんはん)

ほどの小さなチョコレート屋さん。

 

六畳一間(ろくじょうひとま)ほどの空間の中央に

大輪のチョコレートボックスが

花を開かせていました。

 

 

近年パリに綺羅星の如くに現れてきた

高級ショコラティエが出現してくるずっと前から

パリのオペラ大通りにあった

「ル・フーケ」

という地味な老舗で

特に高級感もなく時流に乗ることもなく

半世紀度続いていたお店。

 

そういえばここ数年見なく無くなってて

その後が別のチョコレート屋さんになってた。

 

意識もしていなかったら

突然我が家の近くに

洗練されたブティックとして再登場してきた。

 

 

世界的なチョコレート・ブームの近年

生産高が低迷し

天地ほど品質の差のあるカカオ豆の

最良のものを巡って

これまたブームの高級ブランドとなっている

ショコラティエ達の買い付け競争が激化し

市場価格は高騰しているとか。

 

そんななか

古い老舗だとしかイメージのなかったこの店が

こんな今風の洗練された店で再登場してきた。

 

 

たぶん1年半ほど前に

近くにできた素敵な紅茶屋さんをご紹介したのですが

そのお店も

こんな感じで

店内は天然木の香りのする円形の壁で

囲まれています。

 

インテリア建築デザイナーが

同じなのかと

思ってしまいます。

 

何はともあれ

チョコレートは万人に好まれる

最もポピュラーな

そして

極めればやたら高級な嗜好品にもなる甘味です。

 

一度口にすると

直ちに幸福感が口の中に溢れ

そのまま心の全体を幸せにしてくれる

チョコレートは

人間にとっての宝物かもしれません。

 

ウクライナの惨状

ガザ地区の惨状

そして石川県をはじめとする

今回の地震と津波の被災地区の惨状を目にしながら

こんな能天気な文章は書きたく無いのですが。。。

 

1日も早く

世界中のみんなに平和が訪れ

誰もが一粒のチョコレートを口にして

幸せを噛み締めることができる日が

1日も早く訪れてくれることを

切に願って止みません。