今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のドクター・ドリトルJr.

 

今日のパリは寒かった。

 

お昼過ぎにも小雪が舞って

屋根の縁にうっすらと積雪が見られるほど。

 

その寒い中

しかも

外気温マイナス1度の午後

かなり遅めの時間になって出かけました。

 

そうしたら

駅で三刀流の物体を見かけた。

 

おそらく

外国の観光客と思われる家族の

お子さんが持ってた物。。

 

 

寒々とした空模様の暗い中を歩いて

震えながら駅構内にやってきたら

えらく明るいオレンジ色の物体に

直ちに目を惹かれました。

 

大人がキャスター付きのバッグを引いていく後ろから

7〜8歳の男の子が引いている物体が

もちろん鞄だろうと思ったものの

その形状が全く見たこともない

不思議な形だったのです。

 

木馬型?

 

 

んん!?

 

足置きの出っ張りがついてるし

小さいながら

ハンドル状の持ち手までついてて。

 

しかもよく見ると

黒いシート・ベルトまで

備わっているではあるませんか。

 

キャスターが付いているので

またがったまま

両足で左右交互に漕ぎながら進めます。

 

こりゃ

完全に遊具ですね。

 

しかも

固定ベルトを前向きにすれば

引っ張っていけるから

移動手段

つまり乗り物でもあるわけだ!

 

そして

第一印象では不思議な形状だと思ったものの

ちゃんとした物を入れる

バッグでもあります。

 

旅行中に

子供の身の回りのものを詰める

キャリーバッグ。

 

子供が退屈した時に乗って遊べる

オモチャ。

 

疲れた子供が歩きたくなくなってぐずったら

乗せて引いて運べる

乗り物。

 

完璧な三刀流の優れもの!

 

大谷翔平くんも真っ青(笑

 

みなさんも

空港のロビーなどで舞ってる時

スーツケースにまたがって

コロコロ前後に動いたことは

ありませんか!?

 

 

 

大きさは

所有者の年齢にしては

乗るにはやや小さい様に見える。

 

きっとこの子は

もう何年も愛用してきたのでしょう。

 

良くよくよく見ると

木馬型とは言ったものの

色具合といい

フォルムといい

どうも

アヒルか

そんな感じの鳥の様でもあります。

 

ふむ。

 

黄色いプラスチックのアヒルを

何百個も湖や川に浮かべるという

現代デモンストレーション・アートの有名作家がいます

これはきっと

ガチョウに違いない。

 

そうだ

この子は

もっと小さい頃から

このガチョウに乗って

世界中を飛び回って旅してきたのにちがいない。

 

ドリトル先生のジュニアだったのか。