今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日のチャンプ・ショップ

 

例によって

歩いていて

一風変わったウインドウに出会いました。

 

というか

不思議な物体がぶら下がっていたのです。

 

 

見たこともない

革製の細長い段袋...みたいな

変わった物体。

 

しかも袋物にしては

細長すぎる。

 

 

奥の方にもう一本ぶら下がっていて

やや短い様な。

 

とおもったら

その間に

フーセンみたいな物も。

 

そうか

パンチングボールだ。

 

ということは

この長っぽそい皮袋は

サンドバッグに違いない。

 

普段知ってるサンドバッグと

全然違う。。

 

 

それで

改めて店内をよく見回してみると。

 

完全に理解不能な

革のどでかい布団みたいなものが

折り畳まれた状態で

吊るしてあるじゃありませんか。

 

思い切って中に入ってきいてみたら

なんと

リンクの敷きマットだそうです!

 

 

そうか

このお店は

ボクシング用品の店なのか。

 

古めかしいアタッシェ・ケースの上に

グローブが展示してありました。

 

 

それより

このけったいな

不気味なものは

グローブのご先祖にちがいない。

 

二つ前の写真の新品らしいグローブも

しかし

何やら地味というか

上品というか。

 

趣味の良い上質の色具合で

けっして

ナイキやアディダスで買えるとは思えません。

 



かといって

ボクシング関係のアンティーク・ショップとも

違うし。

 

置かれているバッグは

明らかに新しい。

 

それで

とてもクラシックなデザイン。

 

 

奥の壁には

パンチング・ボールや

グローブの棚と並んで

ユーモラスなボクシングの光景のパネルも。

 

 

ボクシング以外にも

ラグビーや

フットボール

バスケットのボールもあり。

 

長細いバッグは

ボールを2個入れて持ち歩く為の

バッグの様です。

 

 

どれも素敵な

とても品のある

風格すら感じられる物ばかり。

 

良い。

 

こういうのは大好きです。

 

 

なんと

サッカーボールや

バスケットボールに混じって

野球のグラブまであって

しかも

新品の様なのに

アンティークな作り。

 

 

そして

ありました。

 

なんと

バッグ用の革で作った野球のボール。

 

そして

赤いのはクリケットのボールです

正真正銘の手縫いの。

 


そして

別の一角には

普段使い用の鞄が多種。

 

 

黒の小さなフロントバッグが

250ユーロ。

 

しっかりしたお値段です。

 

 

 

ショッピングバッグみたいなものの

多種あって

どれも

渋などの昔ながらの染料で染められたもの。

 

 

小物もあります。

 

これら実用品の展示の方が

遥かに少ない!

 

恐らくですが

昔からのスポーツ用革製品の専門店だったのが

時代的に需要に限りがあって

職人の技術で

普段使いのカバンなども造って売り始めた

みたいなお店の様です。

 

 

クラフトマン精神がつぎ込まれた様な

趣味と実用とを兼ねた

上質な商品を作って売ってる

素敵なお店でした。

 

応援したくなりますね。