今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の還暦記念

 

数日前

正確には10月21日夕刻

パリ16区の区役所前を通りかかったら

鉄柵になんか面白そうなポスター様のものが

飾られていました。

 

 

よく見たら

「renoma  60周年」

「展示会 23年10月23日から24年1月23日」

と書いてある。

 

あの「ルノマ(日本ではレノマと呼んでいた)」の

創業60周年記念展示会があるらしい。

 

しかも2日後から。

 

 

 

 

 

 

 

 

「父から息子へと代々続いた仕立屋のルノマ一家が

 1936年にポーランドからパリに移住」

「モーリス・ルノマ1940年10月24日誕生」

「モーリスとミッシェル・ルノマは仕立屋に興味を持ち

 父親のアトリエの隅に作業場をもたせてもらい

 アルパカ

 モヘア

 フランネル

 ギャバジン

 などのスーツが評判を呼んだ」

 

から始まって

「1963年10月23日

 ポンプ通り129番地に

 White House - Renoma を開店」

 

とあり

主だった創作活動の年代記風のパネルが並んでいた。

 

店舗開業の日付23日に合わせて

展示会も10月23日から

ポンプ通り129番地の店舗にて。

 

そのパネルの合間合間に

不思議な作品が。。

 

 

 

 

 

 

これらはすべてモーリスの作品らしい。

 

1963年の店舗開業以来

多くの芸術家たちが店を訪れ

友好関係を深め

常連顧客となったそうな。

 

ダリ

エッシャー

マグリット

ピカソ

ヴラマンク

ウォーホール

等など。

 

彼らから多くのインスピレーションを受けた。

 

 

その店は

区役所から1ブロックなので

行ってみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あったあった。

 

ウインドーに

区役所の柵に飾られていた

モーリスのポップな絵画と

そこから創り出された作品が。

 

絶対にシロートさんには着られないような

着る機会も場所もなさそうな

とんがった服の数々。

 

1970年台から80年台にかけて

日本で「レノマ」のセカンドバッグが大流行した。

 

明るめのブラウンのシボ皮の長方形で

片面の下半分に

ネットが付いている定番。

 

その後のルイ・ヴイトンの流行の先駆けで

誰もかれもがそのバッグを持っていた。

 

でも

日本で見たのはバッグと

ほんの少しのネクタイなどだけ。

 

こんなトンがった上着などのクリエーターだったとは

全く知られていませんでした。

 

 

展示会を行うギャラリーは店内にあるらしいのですが

入る勇気があるかどうか

自信がないw

 

この記事を書いている

今日10月25日の時点では

エクスポジションはすでに始まっているます