今日もパリの街角で

数枚の写真とともに パリの日々刻々をご一緒に

今日の大騒ぎの予感

 

パリ市役所前の広場は

しょっ中何かイヴェントをやっています。

 

ここ数年中断していたけれど

(コロナのせい?)

冬の3ヶ月はオープンエアーの

アイススケートのリンクができて

無料で滑れる。

(スケート靴持参しない人は靴だけ有料)

 

そして

6月いっぱいは

ほぼ連続して

何らかの音楽のライブをやってた。

 

特に

毎年6月21日から22日の夜は

「La Nuit Blanche(ホワイト・ナイト)『眠れぬ夜』

と題して

パリ中に数十カ所の大小の特設ステージを作り

徹夜で

あらゆる音楽の無料コンサートをやる催しが

年中行事なのです。

 

その日は

当然市役所前広場は大きなステージが作られます。

 

そして

それが終わって7月になった今日

また何やら作っていました。

 

中央の黄色と黒の部分が撮影ポストのようです。

 

 

そこの真後ろから奥を覗くと

市役所の壁面に沿ってステージが。

 

遠目に

赤と白の動きがありました。

 

 

市役所の外壁に

フランスの三色旗と

アメリカの星条旗が

組み合わされて飾られているので

米国から高官が来るようだ。

 

だとしたら

それに合わせたイヴェントで

アメリカのお嬢さん方の鼓笛隊かなにかかと

思ったのですが。。

 

 

お嬢さん方が

スカートをつまみ上げ始めて

フレンチカンカンだ

と納得。

 

 

17世紀後半のヴェルサイユ宮での夜ごとの夜会の際

ある女官たちのチームが

目立とうとして

スカートをたくし上げて踊り始めた。

 

あまりの破廉恥な踊りに

全員大喜びで拍手喝采

一躍その踊り方が広まった...

 

とか何とか(諸説ありますw)

 

 

 

足をむき出して高々と上にあげたり

逆立ちしたり

当時の

慎み深くあれという女性の作法を無視して

顰蹙と大喝采と

スキャンダルと注目とを

独り占めにしてしまった女官たちを

想像してしまう。。

 

 

19世紀後半に

当時パリを囲んでいた城壁を取り除いて

市域を拡大させた際

城壁の外側の空堀を埋めて

そこが道路となった。

 

その北側の部分の道路に

レストランや

カフェや

劇場や

見世物小屋が立ち並んで

歓楽街を形成した。

 

そのうちの一軒の

「ムーラン・ルージュ」というレストラン・シアターで

そのカンカン踊りが有名になり

今でも継承されている。

 

 

薄緑色のジャケットの女性が演出家で

その右の

明るいグレーの上着の女性が舞台監督

らしいと踏んでみました。

 

 

 

入念な打ち合わせ。

 

 

このリハーサルは

一体なんというイヴェントなのか

帰宅後あれこれググってみたものの

何も出てこなかった。。。

 

夏はヴァカンス

全国各地で

多くのイヴェントやコンサートが企画されて

国中で休暇の時期を盛り上げるのです。