以前にも
パリの屋上庭園のことを書きましたが
ペントハウスの住人たちの造園意欲は尽きないようで
緑の濃くなった昨今
建物の屋上庭園の茂みも
日に日に緑を深めていて
あたかも天空の楽園のような世界を
遠くに見上げて見上げることが出来ます。
近寄って行けない
自らをその中に置けない
だからこそ
楽園に見える。。。
ペントハウスのレベルと
その屋根のレベルと
二重構造の空に浮かぶ庭園。
フランスは
激しい突風を伴を悪天候も多いのですが
これだけの高い木を
屋根の上に育てて
よくもまあ
飛ばされないものだ
と
感心してしまいます。
この角度で見上げると
圧倒的迫力です。
パラソルがたたんであるのが見えます。
こんな空中庭園で午後のお茶をするのは
さぞかしくつろげることでしょう。
きれいに剪定された屋上の樹木たち。
ここんちも圧巻です。
こんな風な
放任主義的(?)なところもあれば。。
こんな風な
閉鎖的なところもあります。
だだっ広い屋上テラスを
密度の濃い低い生垣のような植え込みで
囲ったところもある。
遥か遠い向こう側に
背に高い建物があって
絵的には邪魔ですが致仕方なし。
ちょっと違いますが
ギメ美術館の屋上テラス。
番外編で
蔦の絡まるお家。
蔦の絡まる洋館というのは
日本で想像するヨーロッパ風の雰囲気ではありますが
パリでは
実は殆ど見かけることはありません。
そして個人的に思ふこと。
ペントハウスに住みたしと思えども
ペントハウスはあまりも遠し。
せめては新き背広を着て
ギメ美術館にでもいでてみん。
テラスの空いた寝椅子に寝そべり
みずいろの空を仰ぎつつ
我一人嬉しき時を過ごさうと思はむ
六月の午後の巴里の空
うら若木の萌え出ずる心任せに。。。
素敵な時間になるだろう。。。